【全幅1,850mm】アルファードの「運転しやすさ」はどんな感じ?

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トヨタのアルファードは、乗用車のなかで最大クラスのボディサイズを誇っています。

したがって軽自動車のように、"初心者から高齢者まで誰でもラクラク運転ができる"わけではありません。

 

車体が大きいアルファードに乗っていたら、狭い路地のすれ違いには気を遣いますし、店の駐車場へ止めるのにもそれなりの技術を要します。

 

ほかのミニバンやSUVとくらべて、アルファードはどれくらいサイズが大きいのでしょうか。

自分にもアルファードを運転できそうかどうかは、どのように判断したら良いのでしょう?

 

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この記事では、

  • 全幅と全長がネック
  • 結局のところ「慣れ」なのか?

など、「トヨタアルファードの運転しやすさ」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

アルファードの運転しやすさ

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アルファードのボディサイズは、そこら辺を走っている軽自動車の比ではありません。

LLクラスのミニバンであり、乗用車のなかで最大級の大きさを有しています。

 

具体的には、

  • 全長:4,945mm
  • 全幅:1,850mm
  • 全高:1,950mm

ご覧の数値となっています。

室内空間が広いためほかの乗員は快適に過ごせますが、ドライバーは、大きな車体の取り回しに苦労します。

 

ちなみに、日本の狭い道路をストレスなく走れるサイズは、「全幅1,800mm以下」が目安とされています。

これを超えると、つまりトラックのように車幅が大きくなればなるほど、運転の難易度は上がるといえるでしょう。

 

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アルファードの全幅は1,850mmですので、「運転しやすいボディサイズ」を5cmオーバーしています。

 

【ホンダ ステップワゴン】

  • 全長:4,760mm
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,840mm

【トヨタ ヴォクシー】

  • 全長:4,710mm
  • 全幅:1,735mm
  • 全高:1,825mm

【トヨタ ハリアー】

  • 全長:4,740mm
  • 全幅:1,855mm
  • 全高:1,660mm

参考までに、こちらほかのミニバンやSUVのボディサイズです。

全幅にはドアミラーを含みません

ボディの端から端までの長さです。

 

ドアミラーの端から端までは「ミラートゥミラー」といい、全幅よりさらに数値が大きくなります。

ちなみに、アルファードのミラートゥミラーは2,230mmです。

2メートルを優に超えています。

 

日本のすべての道路のうち約8割が平均幅員3.8mなので、アルファードのボディサイズは「日本の道路事情ではギリギリ」です。

 

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全幅はハリアーとアルファードが近い数値ですが、全長が長いぶん、アルファードのほうが(曲がる際の内輪差や駐車などにおいて)運転しにくいといえるでしょう。

 

アルファードのボディは冷蔵庫のような四角い形をしているので、見切りは良いほうです。

 

狭い路地と峠道は苦手

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自宅や会社近くの道路が狭いなど、対向車とのすれ違いに気を遣う道路をしばしば使うなら、アルファードのボディサイズは"厄介"かもしれません。

 

ちょうど引越しをする際、大きな家具の運び出しが難しいようなものです。

小さな家具は簡単に運べますが、タンスやテーブルなど大型家具は、壁やドアにぶつけないよう注意しながら慎重に運ぶ必要があります。

 

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アルファードもおなじです。

軽自動車を電子レンジとするなら、アルファードは冷蔵庫クラスの大きさに相当します。

 

したがって狭い路地では、ドアミラーやバンパー、ボディサイドシルを擦らないよう注意しなければなりません。

うっかりミスをしてアルファードのボディを石塀やガードレールにぶつけたり擦ったりすれば、数万円の修理費を払うハメになります

 

とくに、狭い路地で大きな対向車とすれ違う際には、技術を要します。

 

運転に自信がなければ、車を道路の端に寄せ、止まったまま対向車が通過するのを待つのが良いでしょう。

すれ違いでは「運転が上手なほうが動き、ヘタなほうは動かずに待つ」が鉄則です。

 

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上のような"ドキドキのすれ違い"が頻発する道路を毎日のように利用するなら、コンパクトカーなどボディが小さな自動車のほうが適しているのかもしれません。

乗用車最大クラスのボディを誇るアルファードでは、狭い道を運転していてストレスが溜まります

 

精神的ストレスが溜まるだけならともかく、操作を誤り、ボディを擦って修理費用を出すハメになったら悲惨です。

 

世の中には、運転がヘタなのに(見栄を張って)アルファードを買い、持て余し、何度も繰りかえし単独事故を起こしている中年女性がいます。

先月は電柱へドスン、今月はガードレールへガリガリ、来月はいったい……という具合です。

このオバサンを反面教師としましょう。

 

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それからアルファードは、曲がりくねった峠道の走行も苦手とします

 

全高が高く、ホイールベースも長いので、スポーツカーのようにクイックにコーナーを駆け抜けることはできません(速度を出しすぎるとカーブで横転する)。

アルファードは大きなスライドドアを備えていることから、ボディ剛性が高くありません。

 

結果として、カーブが連続する峠道ではノロノロと走ることになります。

 

 

高速道路は運転しやすい

アルファードが本領を発揮するのは、狭い市街地ではなく、広々とした高速道路です。

 

アルファードはホイールベースが長く(揺れや振動が少ない)、静粛性が高く、じゅうぶんなパワーがあるので、高速道路を快適に走れます。

したがって、スーパーへの買い物などに使う「アシ車」ではなく、旅行や遠出に使う「サブ」として所有するのが理想的です。

 

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たとえるなら、散歩用のスニーカーと、お出かけ用の靴をそれぞれ使い分けるようなものです。

 

「お洒落靴」は実用性よりも見栄えを重視しているため、普段使いには向きません。

アルファードもおなじで、あっちの店で駐車、こっちで駐車、といった普段使いをするには、その過剰なサイズを持て余します

 

高速道路や信号が少なくて車幅が広い郊外の道路を走るなら、アルファードほど快適な乗用車はないでしょう。

 

アルファードのルックスは威圧的なので、追越車線を走るクルマが勝手に道を譲ってくれます。

 

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このように周囲が気を遣ってくれるため、精神的ストレスがかかりにくい点もアルファードの「運転のしやすさ」につながっています。

 

世の中には、アルファードを所有しながらも、通勤にポンコツの軽自動車を使う男性がいます。

  • 燃費が良いから
  • 冷暖房効率が良いから
  • イタズラされたら嫌だから
  • 青空駐車場に止めたくないから
  • 社員に偉そうな奴だと思われたくないから

といった理由も挙げられますが、アルファードではなくポンコツ軽自動車で通勤する一番の理由は、「すれ違いや駐車がラクで気を遣わないから」だそうです。

 

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もし大型ミニバンの運転に自信がなければ、いざ買ってみて「普段使いには向かない」と実感したなら、上の男性のようにアシ車として(中古の安い)小型車を買う手もあります。

 

「プライドが許さない。アルファードのオーナーなのにポンコツ軽自動車のオーナーとして周いに見られるなんて癪だ」

そんな場合には、意地でもアルファードに乗って通勤や買い物をすることです。

「お洒落はガマンだ」みたいなことです。

 

ただし、アルファード1台で乗り切るといっても「コーナーポール(通称ヘタクソポール)」の設置はおすすめしません

 

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コーナーポールとは、ボディ左前の角に立てる棒です。

「ボディの端がどこまであるか」を視覚的に捉えられる運転サポートアイテムです。

 

これをおすすめしない理由は、「運転が下手です」と公言しているも同然で、ダサいからです。

せっかくのアルファードがカッコ悪くなるので、オプションでのコーナーポール追加は控えましょう(嫌になってポールを外しても跡が残る)。

 

まとめ

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アルファードは「運転のしやすさ」で選ぶ車ではありません。

というのも、もっとコンパクトな自動車のほうが運転しやすいからです。

 

土地が広大なアメリカならともかく、国土が小さい日本で大きなクルマを所有すると、何かと気を遣いながら運転することになるでしょう。

 

駐車場の狭さも実感するはずです。

1台分の空きスペースを見つけたけどちょっとここには……という具合です。

 

隣の自動車のドアパンチを避けるため、店舗から離れた位置へアルファードを止めて歩くことになるかもしれません。

 

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つまり日常生活のほとんどの場面では「デカくて運転しにくいクルマ」なわけですが、高速道路や郊外の道では例外的に、運転しやすさを実感できます。

アルファードは揺れや振動が少なくて、車内が静かで、パワーがあるからです。

 

ゆえに理想は、自動車の2台持ちです。

  1. アルファード:休日のお出かけ用
  2. 軽やコンパクトカー:日常のアシ車

ちょうど、シーンに応じて大きなボストンバッグと小さなボディバッグを使い分けるような物です。

 

スーパーやコンビニ、書店、どこへ行くにも旅行用のボストンバッグや登山用のリュックサックを背負っていたら、邪魔で過剰で煩わしいのではないでしょうか。

すべてをアルファード1台で済ませるとは、つまりそういうことです。

 

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ただし、運転スキルが高く、空間認識能力にも優れていれば(大型トラックの運転手のように)、アルファードの運転もラクにこなせます

自分の手足のような車両感覚に基づいて、ここまでは寄せられる、これ以上進むとぶつかる、といった判断が正確に行えるからです。

 

運転に自信はありますか?

単独事故を起こした経験はありますか?

 

アルファードを扱えそうかどうか判断するには、トヨタのディーラーへ行き、アルファードの試乗車を運転するのが一番です。

 

トヨタのWebサイトへアクセスすれば、「近所のディーラーにアルファードの試乗車があるかどうか」を確認できます。

試乗車がなければディーラーを訪れるだけ無駄ですので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

 

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試乗車情報を調べたら、そのままネット上で試乗予約も行えます

ちょうど、美容院にカットの予約を入れるようなものです。

 

日時を指定してアルファードの試乗を予約しておけば、当日になって「購入を検討するほかのお客様に昨日から貸し出していまして……」と断られる心配はありません。

 

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以上、トヨタアルファードの運転しやすさについてでした。

【結論】ワンルームの狭いアパートに55型の大型テレビを置くようなもの。日本の狭い道路でアルファードを運転すると、何かと苦労する。小さいクルマなら避けられる苦労を。アルファードと小型車の2台持ち推奨。予算やプライドが許さないなら、アルファード1台でこなすことも可能。ディーラーで試乗すれば「大丈夫か」はすぐ判断できる。結局のところ、運転しやすいかどうかはその人しだい。味の感想とおなじで、他人の意見は参考にならない。視力も座高も運転経験も違うから。

 

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