ステップワゴンを買って後悔する3つのリスク。問題はサイズと40万円の価格差

2022年に登場したホンダ・ステップワゴン(6代目)は、7〜8名乗りのミニバンです。

 

今回のフルモデルチェンジでは、

  • わくわくゲート廃止
  • 原点回帰したシンプルなデザイン
  • ボディ拡大による全車3ナンバー化

ご覧の要素が、先代からの「大きな変更点」として注目されています。

街中に溢れる"オラオラ顔"のミニバンとは違う、新型ステップワゴンのシンプルなデザインは、新鮮かつ魅力的に映るかもしれません。

 

では、ステップワゴンに弱点や懸念事項はあるのでしょうか。

もしステップワゴンの購入を後悔するとしたら、何が原因となるのでしょう。

 

いざ納車されてから「想像と違った……」とガッカリしないよう、あらかじめステップワゴンの不安要素にも目を向けておきましょう。

後悔を避けるために欠かせないのは、事前の情報収集です。

 

この記事では、

  • e:HEVに向かないユーザーとは?
  • ステップワゴンである必要性は?
  • 全長4,800mmのボディは取り回しに苦労する?

など、「ステップワゴンの購入を後悔するリスク」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

ステップワゴンの購入を後悔する3つのリスク

ステップワゴンを買って後悔するとしたら、以下のシチュエーションが挙げられます。

  1. パワートレーンの選択に後悔
  2. ボディサイズに後悔
  3. 荷室の狭さに後悔

ただし、いずれも「ステップワゴンの欠点」と呼ぶほどのものではありません。

いわば、クルマとユーザーとの相性の問題です。

 

靴選びでたとえるなら、登山がしたい人、ジョギングがしたい人、お洒落がしたい人に適した靴が、それぞれ異なるようなものです。

ジョギングしたい人が登山靴を買ったら後悔する……クルマ選びもこれと似たようなものだとお考えください。

 

では、あなたとステップワゴンとの相性はどうでしょう。

ステップワゴンの懸念事項をチェックし、自身に適しているかどうかを判断しましょう。

 

1. パワートレーンの選択に後悔

ところで、ステップワゴンはガソリン車とe:HEV車どちらの購入を考えていますか?

 

「燃費が良くてガソリン代を抑えられるから」

という理由でe:HEVを検討しているなら、車両価格の高さに後悔するかもしれません。

 

e:HEVの車両価格は「ガソリンモデルに40万円プラスした金額」ですが、この差額を燃料代で取り戻すのは非現実的です。

つまり、トータルの出費が多いのはe:HEVのほうだ、ということです。

 

具体的な数値を用いて確かめてみましょう。

  • ガソリン:13.9km/L
  • e:HEV:20.0km/L

ステップワゴンのカタログ燃費(WLTCモード)はご覧のとおりです。

 

年間走行距離を1万kmと仮定した場合、1年間でそれぞれ以下の燃料を消費します。

  • ガソリンモデル:719L
  • e:HEVモデル:500L

レギュラーガソリンの単価を@160円とするなら、160×(719-500)=35,040円です。

したがって、ガソリン車にくらべて、e:HEVのほうが年間3万5千円ほど燃料代を節約できる計算になります。

 

車両価格の差は40万円なので、10年かかってもガソリン車との差額は埋まりません。

年間走行距離が1万kmを下回る場合には、なおさらです。

 

「月々のガソリン代を安く抑えられるから」

この一点だけでe:HEVを選ぶとしたら、車両価格も含めたトータルの出費が高くつく恐れがあります。

 

まるで「電気代が安いから」といって本体価格が高いエアコンを買うようなもので、得をするように思えて、実際には損をする可能性があるのです。

 

ちなみに、自動車税が安いのはガソリン車です。

  • ガソリン車1.5Lターボ:3万500円
  • e:HEV 2L自然吸気:3万6,000円

ガソリン代に自動車税も加えた維持費で考えると、e:HEVの節約効果は、年間3万円程度にまで目減りします。

 

したがって燃料代の安さではなく、走りの質(ハイブリッドのほうが力強い)を基準にして、e:HEVにするかどうかを検討するのが良いでしょう。

トータルの出費を抑えたいなら、ガソリン車を選ぶのが賢明かもしれません。

 

e:HEVに適しているのは、ガソリン代を節約したいユーザーではなく、多くお金を払ってでもスムーズな走りを手に入れたいユーザーです。

いわば、e:HEVは"贅沢"です。

 

走りの違いを体感するために、ホンダのディーラーでガソリン車とe:HEVを乗りくらべてみてください。

 

ステップワゴンの購入を後悔するリスク、1つ目は「パワートレーン選び」です。

トータルの出費を抑えたいのに、短い距離しか乗らないのに、走りにこだわりがないのに、e:HEVを買う……そんな選択ミスにご注意ください。

 

あるいは、e:HEVに試乗せずにガソリン車に決めてしまうと、(代車などで借りて運転したときに)e:HEVのスムーズな加速に嫉妬するかもしれません

 

 

2. ボディサイズに後悔

駐車は得意でしょうか。

これまでにミニバンを運転した経験はあるでしょうか。

 

いずれも答えが「ノー」だとしたら、ステップワゴンのボディの長さに辟易するかもしれません。

 

2022年にデビューした新型ステップワゴンのボディサイズは以下のとおりです。

  • 全長:4,800mm(+110mm)
  • 全幅:1,750mm(+55mm)
  • 全高:1,840mm(±0mm)

括弧内の数字は「先代との比較」です。

ご覧のとおり、先代モデルにくらべて全長と全幅が拡大されたことがわかります。

 

なお、このモデルチェンジでステップワゴンは5ナンバー車から3ナンバー車へと移行しました。

 

サイズが拡大されたとはいえ、全幅はさほど気にならないはずです。

というのも、日本の道路で扱いやすいクルマの目安は「全幅1,800mm以下」であり、ステップワゴンはこの基準をクリアしているからです。

 

狭い路地を走ったとしても、対向車とのすれ違いに苦労することはないでしょう。

 

扱いにくさを感じるとしたら、4,800mmの「全長」にたいしてかもしれません(SPADAはさらに30mm長い)。

たとえば、

  • 狭い角を曲がるとき
  • 駐車場に停めるとき
  • 駐車場からバックで出るとき

ご覧のシチュエーションで取り回しに苦労する恐れがあります。

 

「でも、ミニバンはどれも車体が長いから仕方ないのでは?」

と思うかもしれませんが、世の中にはもっとコンパクトなミニバンも存在しています。

たとえば、ホンダのフリード、それからトヨタのシエンタです。

 

  • 5名以下で利用することが多い
  • 運転が得意ではない

上の条件に当てはまるとしたら、ステップワゴンではなく、フリード(全長4,265mm)を選んだほうが良いかもしれません。

ステップワゴンよりもボディが小さいため、運転時のストレスや緊張を抑えられるはずです。

 

なお、フリード/シエンタともに3列シートのミニバンであり、最大7名まで乗車できます。

 

ステップワゴンの購入を後悔するリスク、2つ目は「ボディサイズの大きさ」です。

3列目を使う機会が少ないなら、ぜひフリードやシエンタも検討してみてはいかがでしょう(3列目を頻繁に利用するなら広々としたステップワゴンがおすすめ)。

 

年に数回、旅行をするときだけ3列目まで使うとしたら、普段はフリードに乗り、旅行の際だけレンタカー(大型のミニバン)を借りる手もあります。

 

「運転には自信がないけど、デザインが好みだからステップワゴンに乗りたい……」

そんな方は「マルチビューシステム」をオプションで追加するのが良いでしょう。

 

マルチビューシステムとは、

  • 前輪まわりの映像
  • 車両を上から見たかのような合成映像

これらを車内のモニターに映し出す機能であり、私たちの運転をサポートしてくれます。

具体的には、ボディやタイヤがぶつからないかどうかの確認に役立ちます。

 

なお、マルチビューシステムは最上級グレードにのみ標準装備、ほかのグレードはメーカーオプションとなっています。

大事なステップワゴンを傷つけたくないなら、マルチビューシステムは"必須"です。

 

3. 荷室の狭さに後悔

ステップワゴンはボディサイズこそ大きいものの、荷室はさほど広くありません。

なぜなら、室内空間のほとんどを「乗員が座る空間」が占めているからです。

 

たとえば、スーパーで食料品をまとめ買いしたとき、大きな商品を買ったときなどに、荷室の狭さを不便に感じるかもしれません。

3列目にまで人を乗せてステップワゴンで旅行に出かけるとしたら、全員分の荷物やお土産を載せるスペースはないでしょう。

 

「だけど3列目を倒せば荷室は広くなるでしょ? だから食料品くらい余裕で積めるのでは?」

そう思う方がいるかもしれません。

たしかに3列目を格納すればラゲッジスペースは拡大しますが、そもそもほとんど3列目を使わないとしたら、ステップワゴンではなくフリードプラスやヴェゼルでも事足りるはずです。

 

荷室の床がフラットなぶん(凸凹がないぶん)、フリードプラスやヴェゼルの荷室のほうが「荷物を載せやすい」といえるでしょう。

 

ステップワゴンは「人を乗せる」ことに特化したミニバンですが、本当に「人を乗せる」ことに特化していて良いのでしょうか。

「荷物を載せるスペース」もそれなりにあったほうが嬉しいのではないでしょうか。

 

事実、Twitterで行ったとある調査では、ミニバンの3列目シートを「ほとんど使わない」と答えたユーザーが全体のおよそ8割に達しています。

10人中8人のオーナーが、ミニバンの3列目を使っていないのです。

 

3列目シートは"オブジェ"ではないので、利用しなければ意味がありません。

 

使わない3列目のせいで荷室が狭くなるなら、シートを格納しても床が凸凹していて使いにくいなら、最初から「広い荷室と2列シート」を備えたクルマを選んでおくのが無難です。

 

ステップワゴンを購入して後悔するリスク、3つ目は「狭い荷室」です。

3列目は滅多に使わないからステップワゴンである必要がなかった……荷室は狭いし……そう後悔しないようご注意ください。

 

 

まとめ

ステップワゴンの購入を後悔するリスクは以下のとおりです。

  1. パワートレーンの選択に後悔
  2. ボディサイズに後悔
  3. 荷室の狭さに後悔

では結局のところ、どんなユーザーがステップワゴンに適していて、どんなユーザーが適さないのでしょうか。

 

ステップワゴンに満足しやすい人の特徴はつぎのとおりです。

  • ガソリン車とe:HEVの維持費を把握している
  • ガソリン車とe:HEVをどちらも試乗した
  • ミニバンの所有経験がある
  • 運転には自信がある
  • 3列シートが必須条件
  • 買った食料品は2列目シートにも載せる
  • 荷室の床に凹凸があっても気にしない

ご覧の要素に多く当てはまるほど、ステップワゴンとの相性が良い(後悔しにくい)と考えて良いでしょう。

 

それにたいして、ステップワゴンの購入を後悔しやすい(相性が悪い)人の特徴はつぎのとおりです。

  • e:HEVのほうがお得だと思っている
  • ガソリン車/e:HEVの片方だけに試乗した
  • ミニバンを運転するのは初めて
  • 運転に自信がない
  • 駐車が苦手
  • 3列目を使う機会は滅多にない
  • 荷室は広いほうが嬉しい
  • 荷室の床が凸凹していたら嫌だ

上の要素に多く当てはまるとしたら、ステップワゴンではなく、フリードプラスやヴェゼルあたりを検討するのが良いかもしれません。

 

まだステップワゴンに試乗していないなら、ホンダのWebサイトから試乗車検索を行なってみてください。

近所のディーラーに「ステップワゴンの試乗車があるかどうか(ガソリンかハイブリッドか)」をネット上で確認できます。

 

試乗車が見つかったら、そのままスマートフォンで試乗予約を済ませておきましょう。

歯医者や美容院とおなじで、あらかじめ予約を入れておけば当日はスムーズに対応してもらえます。

 

ステップワゴンを買うかどうか悩むのは、試乗を済ませてからでも遅くはありません。

 

ちなみに、ライバルであるトヨタのノア/ヴォクシーとは外観を除いて大きな違いはないため、デザインが好きなほうを選べばOKです。

ステップワゴンのデザインに惚れて購入したなら、「やっぱりノアにしておけば……」と後悔することはないでしょう。

 

以上、ステップワゴンの購入を後悔するリスクでした。

【結論】e:HEVのほうが安上がりだと勘違いして後悔。過剰なボディサイズに後悔。荷室が狭くて後悔(シートを格納しても床が凸凹していて不快)。ご覧のリスクに注意したい。まだ試乗していないなら、まずはディーラーでガソリン/e:HEVにそれぞれ試乗したい。

 

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