告白をされたからといって、その日のうちにすぐ返事をする必要はありません。
「レンタルDVDの返却日」と違って明確な期日はないので、返事をするのは、翌日でも、5日後でも、2週間後でも大丈夫です。
告白にたいする返答は、イエスかノーだけではありません。
保留という第3の選択肢があります。
ところで、待ってもらうために相手に何と伝えれば良いのでしょう。
仮にLINEで告白されたとして、メッセージを既読にしてしばらく放置しておいても問題ないのでしょうか。
この記事では、
- すぐ決断できない場合
- 他に好きな人がいる場合
など、「告白されたらすぐ返事をしたほうが良いのか」をわかりやすく解説します。
焦って答えを出して後悔しないよう、ぜひ参考にしてみてください。
告白されたらすぐ返事をしたほうが良いのか
回覧板を2〜3日止めておくのはアウトですが、告白の返事を2〜3日待ってもらうくらいなら、なんら問題ありません。
というのも、テンポ良く答えられるようなやりとりではないからです。
たとえば、これまで恋愛対象として意識していなかった「意外な人物」から告白された場合、交際がアリかナシか考えるのに時間を要するでしょう。
告白してきた相手について、
- 好きになれそうか
- 長所はどんなところか
- 一緒にいて飽きたりしないか
- 相手の想いはどの程度のものか
- この人と付き合って後悔しないか
などを考えていたら、とても10分や20分で答えなど出せません。
ですので、「真剣に考えるから時間がほしい」と相手に伝えて、待ってもらいましょう。
ただし世の中には、待たされているうちに熱が冷めてしまった、というケースが多く存在しています。
好きだと告白したら返事を保留にされ、1日経ち、2日が経つうちに「なんかもうどうでもいいや」と恋心が消えてしまう、そんな事例です。
ちょうど、遊ぶ約束をしている友人が予定時刻を10分過ぎても30分過ぎても現れないとき、待たされているわれわれが「もう知らない」と投げやりな気持ちになるようなものです。
したがって、もし気持ちが交際へと傾いたなら、すぐ返事をしてあげたほうが良いでしょう。
せっかくその気になったのに「やっぱりあの告白は無しで」と一方的に告白をキャンセルされたら、切ないからです。
その人物をキープしておきたい場合
告白にたいしてすぐ答えを出せないシチュエーションは、他にもあります。
たとえば、他に好きな人がいる場合です。
自分はAさんに恋をしていて、その事実を知ってか知らずか、予想外にBさんから告白されたとしましょう。
寄ってきたBさんを恋人にするのも悪くはありませんが、理想はAさんなので、Bさんの告白を受け入れてしまったら妥協したことになります。
「もしAさんにアプローチしていたら付き合えたかも……」なんてもう一つの人生を考えながらBさんと交際するのは楽しくありません。
妥協してBさんと付き合ったことを後悔するでしょう。そして破局します。
だからこそ、Bさんへの返事を保留にしたままAさんにアプローチを仕掛けて、
- 脈あり風ならBさんを切り捨てる
- 脈なし風ならBさんと交際する
反応しだいでこのように対応を変えよう、というわけです。
Aさんと交際できる可能性を算出できるまで(告白してきた何も知らない)Bさんをキープしておく作戦です。
ただし問題は、時間がかかり過ぎることです。
Aさんに「好きです」と告白でもしない限り、1日や2日で自分への好意を確かめることはできないでしょう。
その間ずっと待たされる健気なBさんのことを考えてみてください。
私たちが他の人物に猛アタックしているとも知らず、忠犬ハチ公のように素直にこちらの返事を待っています。
それも、不安な精神状態のまま、です。
さすがに良心が痛みませんか?
たとえば、
- Bさんを待たせる
- Aさんに告白する
- Aさんに振られる
- Bさんと付き合う
こうした私たちの行為が交際後Bさんにバレてしまったら、気まずいどころではありません。
たぶん、軽蔑されます。
したがってもし他に好きな人がいるなら、お手頃なBさんを都合よくキープせず、一旦お断りしましょう。
返事は「ごめんなさい。真剣に考えましたが、やっぱり他に好きな人がいて、そちらを諦められないので」といった感じでOKです。
待たせた末に断る場合
"失敗時の保険"としてキープしていたわけではなく、あれこれ悩んだ末に「お断り」することに決めた場合、相手には何と伝えたら良いのでしょうか。
まず「気持ちが嬉しかった」と感謝を述べます。
自分を好きになってくれてありがとう、勇気を出して想いを伝えてくれてありがとう、ってなもんです。
続いて、交際できない理由を告げるパートです。
端的にいえば「恋愛対象として見れない」といったところでしょうが、そのまま言葉にすると失礼なので、婉曲的に伝えます。
たとえば、「〜さんは良い人だと思うけど、〜さんの好きって気持ちと自分の好きって気持ちは違うみたい」という具合です。
これで遠回しに「恋愛対象じゃないんで」と伝えられます。
- 自分:友達として好き
- 相手:恋愛対象として好き
こんなズレを指摘したわけです。
この段階で99%の人間は「振られた」と理解しますが、残り1%の勘が鈍い人間は、「それで答えは?付き合えるの付き合えないの?」といった調子で、まだ失恋した事実に気づきません。
そこで念の為、解釈の余地がないまっすぐな言葉でトドメを刺しましょう。
「だから付き合えません。ごめんなさい」です。
どうしてダメなのか、と振った相手が万が一食い下がってきたら、「〜さんは良い人だと思うけど、〜さんの好きって気持ちと自分の好きって気持ちは違うみたい」このフレーズをリピートすればOKです。
- 顔が……
- 収入が……
- 学力が……
- そもそも魅力が……
といったコメントは控えましょう。
まとめ
牛乳の賞味期限と違い、告白に返事期限はありません。
すぐ答えを出せそうにないなら、その旨を相手に伝えた上で、2〜3日待ってもらいましょう。
ただ、保留している間に本命にアタックするのは"ゲスな行為"なのでおすすめしません。
もし他に好きな人がいるなら、ややこしい事態を避けるため、断ってしまうのが無難です。
考えた末に出した答えが「ごめんなさい」だとしても、罪悪感を覚える必要はありません。
あれこれ言い訳せず、「好きの種類が違う」と告げてお断りしましょう。
いっぽうで、もし交際すると決めたなら、こちらから改めて告白するのがおすすめです。
「あの告白の返事を発表します……OKでーす」ではなく、「〜さん、こちらこそぜひ付き合ってください」という感じです。
お相手は狂喜乱舞します。
待たされた日々の苦悩やストレスは、どこかへ吹き飛ぶことでしょう。
諦めムードからの大逆転、嬉しさもひとしおに違いありません。
以上、告白されたらすぐ返事をしたほうが良いのか、でした。
【結論】即答する必要はない。クイズ大会に参加してるわけじゃないので。保留とするワケは「考える時間が欲しい」でOK。ただし、長く待たせ過ぎると相手が冷める恐れがあるので、2〜3日を目処(長くても1週間以内)に返事をしたい。キープしつつ本命にアタックは原則禁止。本命がいるならお互いのためにも断るべき。
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