車のリアガラスに「後方録画中」と書かれたステッカーを貼っている人がいます。
あれがなぜダサいのかを考えてみました。
この記事では、
- 後方録画中のステッカーはなぜダサいのか
- 煽り運転の抑止力になっているのか
など、「後方録画中ステッカーのダサさ」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
後方録画中ステッカーのダサさ
後方録画中のステッカーは、煽り運転被害を避けるためのモノです。
こういうステッカー。
ドライブレコーダーで録画していることを後方ドライバーに伝え、「煽ってきたらバッチリ映っちゃうよ」と暗に警告し、接近させない狙いがあります。
私たちはなぜ前方車に貼られた「後方録画中」のステッカーを見ると、バカにしたくなるのでしょう?
自分が加害者扱いされていることへの苛立ち
後方録画中のステッカーをバカにしたくなるのは、自分が加害者扱いされているからかもしれません。
あなたが危険運転とは無縁のドライバーでも、ステッカーは「煽るなよ」と警告してきます。
当然、良い気分はしませんよね。
善良なるドライバーに向かって煽るなよとは何だね、えぇ?ってなもんです。
そんな苛立ちは、「見下す」という形で表面化します。
つまり、「ダサいステッカーだなぁ。あんなの貼ってて恥ずかしくないのかね」という悪口となって現れるんですね。
この悪口で、前方のドライバーに反撃できます。
一方的に危険人物扱いをされたままの、胸糞悪い状況から脱出できます。
だから私たちには、理不尽なジャッジメントへの反抗心として、「ダサい」という感情が芽生えるのではないでしょうか。
「後方録画中」を深読みしすぎ?
「後方録画中としか述べていないんだから、煽り運転云々はそっちの被害者妄想では?」
そう考える方もいるかと思います。
が、 後方録画中のステッカーは紛れもなく煽り運転防止を目的にしています。
つまりあれを貼る人は、後方のドライバーを信用せず、無差別に牽制しているわけです。
そうでなければフロントに「前方録画中」のステッカーを貼っていない理由を説明できません。
まさか後方にしかドライブレコーダーがついていないわけではないでしょうし。
他意がなく、事実を伝えているだけだとしたら、「前方録画中」も貼っていなければ辻褄が合わないのです。
したがってあのステッカーは、こちらに対する敵意の表れだと断言していいでしょう。
その敵意に対して「ダサい」というクレームで対抗するのは、正当防衛です。
私たちの性格が悪いのではありません。
悪いのは、ステッカーを貼るドライバーの性格と、ステッカーのセンスです。
後方録画中のステッカーは剥がすべき
後方録画中のステッカーにより、煽り運転被害に遭うリスクは下がるかもしれません。
無意味ではないでしょう。
がしかし、自分自身が後方ドライバーの気分を害する「加害者」になっていることを自覚すべきです。
「自分が煽られなければそれでいい」というのはエゴ。
他者を不愉快にしてまで貼る価値など、あのステッカーにはありません。
勝手に撮影しないで欲しい
あるいは、「勝手に撮影されている」ことに居心地の悪さを感じる人もいるはずです。
プライバシーを侵害されているような気分になりますよね。
「アンタに後方を録画する権利があるのかよ?その映像をどうする気だ」ってな具合です。
(うかつに鼻もほじれない)
なんにせよ、後方録画中のステッカーは平和ではありません。
「ダサい」という批判の裏側には、
- 不当に危険人物扱いされた怒り
- プライバシーを侵害された憤り
といった不満があるのです。
ステッカーは剥がしましょう。
剥がして丸めて捨てましょう。後続ドライバーにたいして失礼です。
後方録画中などという物騒な文字は、誰も見たくありません。
以上、後方録画中ステッカーのダサさについてでした。
それでも後方録画中ステッカーを必要とする方はこちらです。
煽り運転対策はステッカーのほかにもあります。