どれくらい車間を空けて運転していますか?
10メートル? 30メートル?
車間距離は空けるに限ります。
詰めるメリットは1つもありません。
この記事では、
- なぜ車間を空けるべきか
- どれくらい空ければいいか
など、「車間距離を空けるメリット」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
車間距離を空けて運転するメリット
車間距離を空けて走行するメリットは、おもに4つあります。
1. 追突事故のリスク低減
車間距離を空けていると、追突事故の危険性が下がります。
前のクルマが急ブレーキをかけて止まったとしても、余裕をもって止まれますよね。
後ろからズドーンと突っ込まないために、車間を空けて運転するべきです。
2. 煽り運転のトラブル回避
車間を空けて走っていれば、煽り運転の加害者になる心配はありません。
「煽り運転」に定義はないため、前を走行するドライバーが煽られていると感じた時点で、煽り運転になります。
蛇行しているかどうかも関係ナシ。
車間距離の問題です。
自分では煽っているつもりがなくても、相手が煽られていると感じたら煽り運転。
だとしたら、絶対に誤解されないくらい空けておけばいいんですね。
50mでも100mでも車間を空けて走ることをおすすめします。
3. 運転の疲労軽減
車間を空けて運転していると疲れにくい。
これも車間距離をじゅうぶんにとって走るメリットです。
なぜなら、身構えている必要がないから。
車間が近いと、前の車がブレーキを踏んだらこちらもブレーキを踏めるように集中していなければなりません。
緊張状態がつづくと精神的に疲れますよね。
車間距離を空けていれば追突のリスクが下がるため、リラックスして運転できます。
たとえるなら、
- 交通量が多い都会の道路
- 田んぼ道
これくらいの差です。
前者は運転していて疲れますが、後者は余裕。
集中力を削ってでも接近するメリットがあるなら、車間を詰めるのもいいでしょう。
がしかし、そこまでして前方のクルマに近づくメリットはありません。
距離をとって運転したほうが賢明だといえます。
4. ブレーキパッドの消耗防止
最後は金銭面でのメリットです。
車間距離を空けて走っていると、前のクルマがブレーキを踏んでも、こちらはブレーキをかけずに済むケースが多々あります。
なぜなら、エンジンブレーキが効くからです。
ブレーキを踏まなくても、エンジンブレーキによる減速で対応できるんですね。
したがってブレーキをかける回数がグッと減り、ブレーキパッドの摩耗を防げます。
ブレーキパッドは消耗品なので、摩耗を抑えられるということは、長持ちするということ。
ブレーキパッドは軽自動車で7000円、普通車で8000円が相場です。
スポーツカーや高級車なら1万円以上かかります。
大きな額ではないかもしれません。
でも、ブレーキングを減らすことで抑えられる出費なら、意識的に車間を空けてみるのも悪くないのではないでしょうか?
(同時にブレーキランプの寿命も伸ばせます)
車間を空けると後ろの車に迷惑?
車間距離を空けすぎると後続車のドライバーに迷惑がかかる。
そう心配する人がいるかもしれません。
が、心配無用です。
- 車間を空けている
- 遅い
両者は別物だから。
前方の車に離され続けているなら、遅くて邪魔だと思われるリスクはあります。
でも、車間を一定に保って走っているとしたら、後続車ドライバーに怒られる筋合いなどないわけです。
迷惑をかけていませんからね。
不運にも後続車に煽られたときの対処法はこちらです。
まとめ
車間距離について書いてきました。
車間は空けるに限ります。
目安はありません。空けられるだけ空けましょう。
前方のドライバーが、
「後ろの車はどうしてあんなに離れているんだ?」
と不安になるくらい離れて運転しましょう。
そうすれば、
- 追突事故のリスクが下がる
- 煽り運転だと誤解されない
- 運転していて疲れにくい
- ブレーキパッド代を節約できる
こうしたメリットが享受できます。
車間を空けて走る利点は以上ですが、車間を詰めて走るメリットは皆無です。
1つもありません。
あなたも今日から「車間距離空ける派」に属しませんか?
以上、車間距離を空ける4つのメリットでした。
安全運転のポイントは他にもあります。
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