車の運転に関して、
- 後続車に煽られることが多い
- 煽られたらどうすればいい?
こんな悩みをお持ちではありませんか?
この記事では、煽り運転をされてしまったときのオススメ対処法と、やってはいけない対処法をご紹介します。
最後までお読みいただけば、後続ドライバーを刺激しない安全でスマートな解決法を身につけられるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
煽り運転へのNGな対処法
まずは、後続車に煽られたときにやってはいけない対処法から見ていきましょう。
車間を詰められるとついカッとなってしまうものですが、深呼吸をして、冷静な対応を心がけてください。
人間の怒りは6秒間しか持続しないといわれています。
ですので、煽られてからの6秒間をジッと耐えることです。
NG1. スピードを上げる
後続車に煽られた際、ムキになり、スピードを上げて後続車を撒こうとする人がいます。
「よくも煽ったな!このスピードについてこれんのか!?」ってなもんです。
この対処法がNGである理由は、
- 事故を起こす危険性がある
- スピード違反
- 相手の思うツボ
- たいてい撒けない
といったものが挙げられます。
事故を起こす危険性
スピードを上げると事故を起こすリスクが高まります。
なぜなら速度を上げることで、カーブを曲がり切れなかったり、対向車線にはみ出してしまったり、一時停止を見落としたり、脇道から出てきた車と衝突したりしがちだからです。
交通事故を起こせば、現在手にしているあらゆるものを失います。
一時の感情に流されてはいけません。
スピード違反
煽ってきたドライバーを撒こうと爆走して、自分だけスピード違反で警察に捕まってしまったらどうでしょう。
あり得ない話ではありません。
端的にいって、最悪です。
たとえ煽られたとしても、法定速度を超過するのはNGです。
煽りドライバーの思うツボ
煽り運転は「もっと速度を上げろ」という後続車ドライバーからのメッセージです。
あなたがカッとなって車の速度を上げてしまったら、相手の思うツボです。
従う理由はどこにもありません。
挑発など無視するに限ります。
たいてい撒けない
煽ってくるドライバーの多くは飛ばすため、撒こうとしてもピッタリついてくることがほとんどです。
公道はサーキットではないので、「返り討ちにしてやる」などという闘志は燃やさないに限ります。
なぜなら、危険だからです。
NG2. 急ブレーキを踏む
世の中には、煽られているときに急ブレーキを踏む人もいます。
「後続車を威嚇してやろう」だとか「近いんだよ」だとか、そんなことを考えての行為です。
しかし、急ブレーキは煽りドライバーをいっそう怒らせてしまう危険性があります。
なかには「ブレーキを踏めるもんなら踏んでみろ」といわんばかりにいっそう接近してくる運転手もいます。
そんな状態で急ブレーキをかけたら、ほんとうに追突事故が起こってしまいかねません。
煽られても余計なことをしない。刺激しない。
ぜひ大人の対応でやり過ごしましょう。
煽りドライバーとの事故
あなたが急ブレーキを踏んで減速し、ガシャンと追突事故が起こってしまったとします。
煽ってくるようなドライバーとの事故を想像してみてください……。
過失割合の決定などなど、面倒くさいことになると思いませんか?
たとえるなら、ヤクザとの間でトラブルを起こすようなものです。
"売り言葉に買い言葉"だけは避けたいものです。
NG3. 車から降りて注意する
後続車ドライバーから煽られた際に、車を降りていって注意する人もいます。
「近いだろ!」とか「どういうつもりだ!」とかそんな感じです(すごい度胸)。
これもオススメしません。
というのも、なにが起こるかわからないからです。
逆上したドライバーに殴られたり、刃物を持っていて、刺されたりするかもしれません。
そんな事件が実際に起こっています。
煽ってくるようなドライバーとは、むやみに関わらないのが賢明です。
常識や話が通じる相手ではありません。
相手はほぼ宇宙人で、後続車はほぼUFOだとお考えください。
煽り運転へのオススメ対処法
ここまではNGの対処法を見てきました。
すべてのマズい対応に共通しているのは「煽りドライバーの挑発に乗ってしまっている点」です。
ここからはオススメの対処法をご紹介します。
煽り運転をされてもカッとならず、安全に、そしてスマートに解決しましょう。
OK1. 路肩に車を止める
もっともオススメなのは、路肩に車を止めて後続車を先に行かせることです。
「あ、煽られてる」と気づいたら、減速をしながらウインカーを出します。
路肩に停車させて、後続車へ道を譲りましょう。
なるべく抜かしやすいように、見通しのいい場所で車を止めるのがポイントです(峠道のカーブで譲ると嫌がらせみたいになってしまい、面倒なことになります)。
ドライブレコーダーなどの証拠がある、あるいはナンバープレートを確認したならば、すぐ警察に連絡してください。
通報をすれば、警察から相手のドライバーに連絡が入ることがあります。
「あなた煽り運転しましたね?状況を説明してもらえますか?」という具合です。
OK2. 店に入る
「路肩に止めるのはなんだか悔しい」
そんな人もいるかと思います。
あからさまに白旗を上げたくない、ってなプライドが邪魔をするのも、無理はありません。
そこでおすすめなのが、コンビニなどの駐車場に入ること、です。
後続車へ道を譲ることに変わりないものの、「私はコンビニに用があるんだよ〜」という体にできるため、完全な敗北ではありません。
あくまでも、
- トイレに行きたくなった人
- おにぎりを食べたくなった人
として、煽りドライバーの前を去れるからです。
OK3. 速度を落とす
あるいは、あえて速度を落とす、という手もあります。
- 煽ってもムダだと諦める
- ヤバい奴だと認識される
こういった効果が期待できます。
無理だと諦める
煽っても煽っても速度を上げない(むしろペースダウンするような)車は、煽っても意味がないので、ターゲットから外れることがあります。
「コイツはムリだな。たぶん後ろ見てないわ」という感じです。
車間を詰めて走るのは、集中力を使うので疲れます。
そのため、スポードアップが期待できない車にたいしては、いつか煽り運転をやめるときがやってきます。
その瞬間が来るのを待つ作戦です。
ヤバい奴だと認識される
煽られたら徐々に速度を落とします(急ブレーキではなく)。
40km……30km……25km。
で、そのまま25kmをキープして走行します。
法定速度を守っているので、遅くても法的には問題ない。
煽り運転にたいしてこうした対応をすると、
「クレイジーなヤツだ。急ブレーキを踏むかもしれないし、関わらないほうが良いかも」
という感情を引き出せることがあります。
そうすると、誰だってクレイジーな人とは関わりたくないので、煽りドライバーも一定の車間を保つようになります。
こうした成果が(ときどき)得られます。
ただし、いっそう煽ってくるいっそうクレイジーなドライバーも存在しますので、やはり道を譲るのが賢明かもしれません。
どうしても頭に来たときには
煽られたら道を譲る。挑発には乗らない。
そう頭では理解していても、いざ煽られるとカチンと来てしまうものです(それでつい速度を上げてしまったり)。
太るからダメだとわかっていても、ついお菓子やケーキを食べてしまうようなもので、仕方がありません。
そんなときに、自分の感情をコントロールするとっておきの方法があります。
「うんちが漏れそうなんだこの人は」って思えばいいんです。
どんなに激しく煽られても、やたらパッシングされても、中央線をはみ出して近づいて来られても、どれもこれも便意のせいです。
後続車のドライバーは、トイレに行きたくて行きたくて仕方がないんです。
いまにも大便が漏れそうなんです。
たぶん腹痛かなにかで、一刻を争うんです。
うんちが漏れそうなんだこの人は
本当は悪い人じゃありません。
ただちょっと、うんちが漏れそうなだけです。
本当は車間を空けて運転する人なんです。
虫も殺せない人なんです。
ただちょっと、うんちが漏れそうなだけなんです。
そう思えば、いくぶん穏やかに対処できるのではないでしょうか。
「うんちが漏れそうなんだこの人は」と受け止めて、道を譲ってください。
できれば「間に合うといいね」と温かい視線で見送られたら、完璧です。
煽ってくるドライバーの99.9%はうんちが漏れそうで仕方ありません。
これがもっともお伝えしたかったメッセージです。
ゾンビから逃げるためなら、あなただって交通ルールを無視して走行するのではないでしょうか。
ゾンビではなく、便意に襲われているドライバーもおなじです。
悪意じゃない。
便意なんだ。
煽り運転撲滅キャンペーンの標語にしてほしい。
どうかあなたのドライブが安全で快適なものでありますように。
(ついでにどうかコンビニのトイレが空いていますように)
後方録画中ステッカーを探したい方はこちらです。
以上、煽り運転へのオススメ/NG対処法3選でした。
結論。悪意じゃなくて、便意。
煽り運転について、当サイトにはこんな記事もあります。
大切なのは、一瞬の怒りで自らの人生を台無しにしないことです。
後続車に接近されたくない方は、煽られにくい特徴を持つ車を買うのがおすすめです。