日本において自動車のナンバーは、1〜9999のうちいずれかの数字を割り当てられます。
追加料金を支払って希望ナンバーを取る人もいますし、とくにこだわりもなく、割り振られたナンバーをつけている人もいます。
ただ、選んだかどうかに関わらず、たいていの車は4桁のナンバーですよね。1122だったり8888だったり3659だったり。
1〜9999のうち9割を占めるのが4桁(1000〜9999)なので、もっとも多いのは当然です。
でも、4桁のナンバーは美しくない。個人的にそう思っています。
4桁のナンバーが美しくない理由をまとめてみましたので、車の買い替えや引っ越しのためナンバーの変更を予定している人は、ぜひ読んでみてください。
4桁のナンバーが美しくない理由
もったいぶっても仕方ないので、まず結論を書きます。
4桁のナンバーが美しくない理由はハイフンが入るからです。
上の画像を見てもわかるように、4つ並んだ数字を分断するかのようにハイフンが入っています。
じつは3桁までならハイフンは入りません。4桁だけにハイフンが入ります。
(黄色い車でときどきあるやつ)
3桁だとこんな感じ。8と7の間に若干のスペースは空くものの、数字にまとまりがあります。
数字を左右に分けられてしまう
ナンバーを5000にするとこうなります。ハイフンのせいで、50と00というふうに、数字が左右に分かれて見えます。
なんだか一体感がありません。ハイフンは不要です。電話番号じゃないんだから。
ハイフンをなくしてみました。まとまりがあってスッキリとした印象です。
4桁のナンバーにもハイフンは必要ないと思うのですが、みなさんはどう感じますか?
ハイフンを活用するなら
それでも訳あって4桁にしたいのであれば、ハイフンを考慮した数字選びをおすすめします。
たとえば、1993年生まれだからといって1993を選んでしまった場合は、ハイフンが邪魔になります。
1993年というひとつのまとまりが、19と93に引き裂かれてしまうんですよね。
一方で、「60歳で買って65歳までその車に乗るつもりだから」という理由で6065を選んだ人がいたとします。
60-65となるので、うまくハイフンを活用できています。
60歳から65歳まで。どちらかといえばハイフンがあったほうがいいですね。
あるいは、クリープハイプの『二十九、三十』という歌が好きだから2930にする。
ハイフンの左が29で右が30です。『二十九、三十』にちなんだナンバーなので、やはりハイフンがほしいところ。
2930と続けてしまうとなんだかよくわからなくなってしまいます。
つまり、4桁を選んでハイフンを克服する唯一の方法は、2桁の数字を2組選ぶこと。
左右の数字が独立していれば、ハイフンはむしろ役に立ちます。
ただし4桁以外を選ぶと、もれなく中黒(・これ)が入ってしまいます。
なかにはハイフンよりも中黒のほうが美しくないと感じる人もいるでしょう。美意識には個人差があります。
私は数字を分断するハイフンを美しくないと感じます。他方では中黒をダサいと感じて4桁にする人もいます。
「ところであなたはどうですか?」という話です。
4桁ナンバーのメリット
美しくない4桁のナンバーにもメリットがあります。
4桁だと他人に覚えられにくいんですよね。
ナンバーが29だったりしたら簡単に覚えられちゃいます。
それで「この前クラクション鳴らしてきたヤツだな!あのときはよくも!」なんて仕返しをされてしまったり。
ナンバーが1桁だったらなおさらです。記憶力に自信がない人でも1桁なら余裕です。
会社の従業員にも覚えられてしまうため、「あ、品質保証部のヤツの車だ!おや、ホテルに入っていったぞ!」なんてことになるリスクもあります。
人に覚えられたくないのであれば、やはり4桁が最強でしょうね。
(9999では逆効果ですが)
奥深い車のナンバー。
あなたは何桁を選びますか?
以上、自動車の4桁ナンバーが美しくない理由でした。
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