おうちで美容整形のカウンセリングが受けられる本です。
興味ありますか?
この記事では、丸山直樹著『32歳の悩める女子が美容外科医に聞いてみた』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『32歳の悩める女子が美容外科医に聞いてみた』の要約と感想
まずは本書の要約から。
医師と32歳女子の対話形式で書かれている。
内容はおもに美容外科の選び方や料金、整形などについて。
とくに整形は、
- 二重まぶた
- 脂肪吸引
- 豊胸
- 輪郭形成
- わきが・多汗症
- 刺青・タトゥー除去
に分けて詳しく紹介。
整形について知ることができる。
一言でいえば「とてもわかりやすい」本でした。
整形を考えている方は、ぜひ読んでみることをおすすめします。
安さを売りにしているクリニックにご用心
たとえば本書を読めば「安さを売りにするクリニック」の罠を知れます。
初めての手術だと、どのクリニックを選んだら良いのかわかりませんよね。
だから安いところを選んでみる。
でも、そこに落とし穴があるといいます。
広告では「二重手術2万円〜」と書いてあったのに、実際にはどんどん上乗せされて、40万円になってしまうケースもあるのだとか。
「二重手術2万円〜」の「〜」コレ。
このニョロニョロしたやつには気をつけなければなりません。
高いクリニックなら安心か?
では手術料が高いクリニックなら安心かといえば、そんなこともないといいます。
なぜなら美容外科は自由診療だから。
つまり値段の根拠はなく、各クリニックが好きなように価格を設定して良いんですね。
その点、著者のクリニックでは時間や材料、人件費に基づいた適正価格だといいます。
「じゃあ著者のクリニックがいいな」
そんな気にさせられます。
著者の美容外科を選びたくなる仕組み
ここまで読んで、私は気がつきました。
「これは著者のクリニックの宣伝である」と。
そうなんです。
他のクリニックの
- 怪しい実態
- 整形の失敗事例
- ずさんな手術
などをドシドシ紹介し、読者の不安を煽ります。
「えぇ怖い。整形ってやっぱり怖いかも」と。
そこで「でもウチなら安心ですよ!」と来るわけですね。
二重手術、脂肪吸引、豊胸など、すべてこのパターンです。
もちろん、ただクリニックの宣伝をしているわけではありません。
「注意点」を教えてくれているので、自分で近所のクリニックを選ぶこともできます。
ただ、誠実で信頼できそうな著者なんですよね(見た目も爽やか)。
だから頼りたくなってしまうんです。
26歳男子の私に整形の予定はありませんが、もしものときには、著者のクリニックを選びたいと思ってしまいました。
「私はオペの見学を断りません。医学は専売特許ビジネスではないから」
とか、男前なことを語っていますし。
(同業者にも隠さずレクチャーするそうです)
まとめ
あなたが検討しているのは豊胸ですか?
輪郭形成ですか?
それとも、脂肪吸引?刺青の除去?
いずれにしても、本書を読めば細かい注意点を知ることができます。
たとえば脂肪吸引なら「どこからカニューレを入れるかを事前に確認した方がいい」とか。
というのも、とんでもなく目立つ場所に、カニューレを入れるための穴を開ける医師がいるというんですね。恐ろしい。
そんなことをされたら「脂肪吸引をした事実」がバレてしまいます。
※カニューレは脂肪を吸引するための管です。
こうした注意事項を知れるという意味で(それも丁寧にわかりやすく)、本書はとても役に立ちます。
本書を手に取るのは美容整形に関心がある人。
そうした潜在顧客にさりげなくクリニックの宣伝をする。
うーん。上手いやり方ですね。
どうやら著者は手術だけでなく、経営もお上手なようです。

32歳の悩める女子が美容外科医に聞いてみた「痛い?」「こわくない?」「いくらなの?」 二重まぶた・豊胸・脂肪吸引・小顔矯正・輪郭形成・刺青除去
- 作者:丸山 直樹
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2019/11/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
以上、『32歳の悩める女子が美容外科医に聞いてみた』の要約と感想でした。
整形に興味がある方は、ぜひ読んでみることをオススメします。
悪徳クリニックにダマされないためにも。