皮下脂肪を引っ張って揺らせば、動きやすい体を手に入れられることを説明している本です。
筋肉にべったりくっついた皮下脂肪は、筋肉の動きをジャマし、運動量を減らす原因になるのだといいます。
運動量が減ると、結果として肥満につながりかねません。
皮下脂肪を引っ張ってはがす方法、エクササイズが、オールカラーの写真つきで載っていました。
この記事では、柴雅仁著『ひっぱって、ゆらすだけ!皮下脂肪はがし』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ひっぱって、ゆらすだけ!皮下脂肪はがし』の要約と感想
まずは本書の要約から。
筋肉にべったりくっついた皮下脂肪は、われわれの体を動かしにくくする。
体を動かさなくなることで、
- 凝り
- 痛み
- ダルさ
- 代謝の低下
- 運動量の減少
- 運動効率の低下
といった悪影響が生じかねない。
動かしやすい体を手に入れるには、皮下脂肪を引っ張って揺らし、筋肉からはがしてやると良い。
皮下脂肪はがしの方法を、オールカラーの写真やイラストを使って解説する。
以上がおもな内容です。
皮下脂肪はがしを行えば、筋肉本来のスムーズな動きがよみがえり、運動を苦に感じなくなるといいます。
ゆえに、運動系のダイエットをするなら皮下脂肪はがしを並行して行うべきだ、と著者は述べていました。
ちなみに、本書でモデルを務めているボートメア・ジュリ・雪花さんはたいへん美人ですので、女性に限らず、男性が読んでも損はありません。
引っ張って揺らすだけでは痩せない
勘違いしやすいポイントですが、皮下脂肪を引っ張って揺らしただけで、体脂肪が燃えて痩せるわけではありません。
タイトルにある「ひっぱって、ゆらすだけ!」は、皮下脂肪はがしの内容を説明しているだけです。
贅肉をひっぱってゆらすだけで痩せる、と主張しているわけではありませんので、ご注意ください。
皮下脂肪はがしを行うメリットは、動かしやすい体が手に入ることだそうです。
たとえるなら、とんかつを揚げる前に豚肉をバンバン叩いたほうが、(繊維が切れて)肉が柔らかくなるようなものだといえます。
皮下脂肪を引っ張って、うにうにと揺らしてやることで、筋肉が柔軟性を取りもどして動きやすくなる、という仕組みです。
ゆえに大事なのは、皮下脂肪はがしとセットで行うエクササイズです。
本書には皮下脂肪はがしの方法が体の部位別に載っているだけでなく、それぞれの部分に効かせるエクササイズも紹介されていました。
- 皮下脂肪をはがす
- 体が動かしやすくなる
- エクササイズを行う
この手順で、動かしやすく、痩せやすい体を目指していくのが、本書の内容です。
説得力を高めるボートメア・ジュリ・雪花
皮下脂肪が筋肉にくっつくだとか、ひっぱってゆらすだけでOKだとかの主張を、「胡散臭い」と感じる方もいるでしょう。
「皮下脂肪をひっぱってゆらすだけで効果があるの?」ってなもんです。
著者は筋肉にくっついた皮下脂肪をはがすようアドバイスしていますが、一連の主張が、医学的に正しいのかどうかはわかりません。
ただし本書には、「ぼくも/私も皮下脂肪はがしを実践したい」と読者に思わせるだけのパワーがあります。
なぜなら、本書で皮下脂肪はがしやエクササイズを行なっているモデルのボートメア・ジュリ・雪花さんが、美人で、スタイルが良いからです。
彼女はけっして「皮下脂肪はがし」をつづけてその美貌を手に入れたわけではないでしょうが、それでも、主張に説得力を持たせるにはじゅうぶんでした。
本書には、
- 皮下脂肪はがしの指南書
- ボートメア・ジュリ・雪花の写真集
という2つの側面、2つの価値があります。
誰でもどちらか一方は気に入って、満足できるはずです。
まとめ
筋肉の上に皮下脂肪があり、その上に皮膚があります。
アンバランスな体の使い方をしていると筋肉が硬くなり、硬くなった筋肉に皮下脂肪がはりつくことで、
- 筋肉が硬い
- 筋肉に皮下脂肪がべったり
という2つのマイナス要素が生まれ、私たちは体を動かすのが億劫に感じられたり、凝りや痛みといった症状に襲われたりするのだそうです。
皮下脂肪はがしのやり方は簡単で、
- お肉をつかむ
- 30秒間うにうにと小刻みに動かす
これだけです。
全身のなかでも股関節にある「腸腰筋」が重要だそうで、この腸腰筋のまわりをほぐしてスムーズに動けるようにしてやることで、脚やお腹の筋肉がバランスよく使えるようになると著者は述べていました。
- 凝り
- 痛み
- ダルさ
- 代謝の低下
- 運動量の減少
- 運動効率の低下
これらを解消するために、皮下脂肪はがしを試してみてはいかがでしょう。
ふくらはぎ、お尻、太もも、わき腹、二の腕など、部位ごとに皮下脂肪はがしとエクササイズの方法が載っていました。
以上、柴雅仁著『ひっぱって、ゆらすだけ!皮下脂肪はがし』の要約と感想でした。
結論。読み切って、試すだけ。モデルを務めているボートメア・ジュリ・雪花さんが美人で、得した気分になれる本。女優やアイドルの写真集を買っても「痩せる方法」は学べないが、本書なら学べる。一石二鳥。
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