旦那さんは定年まで働くものだと思っていませんか?
それ、思い込みかもしれません。
この記事では、『ダンナが会社やめたいと言いだしまして』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ダンナが会社やめたいと言いだしまして』の要約と感想
まずは本書の要約から。
「会社をやめたい」と言いだした旦那のエピソードを紹介したコミックエッセイ。
起業をしたい、古書店を開業したいなど、退職の動機はさまざま。
旦那が定年まで会社に勤めることを当たり前だと思わないことが大事。
突然「会社をやめたい」と言われるのを防ぐ方法も解説している。
以上がおもな内容です。
私は既婚者の男で、「会社やめたい」と言いだす側の立場です。
「わかるわかる」と旦那の気持ちに共感しながら読みました。
大事なのは「旦那が定年まで仕事を続ける」と安心しないこと
会社をやめたいダンナたちが登場する本書。
一番のメッセージは「旦那が定年退職をするまで会社で働きつづけると思わないこと」ですね。
旦那はなんの前触れもなく「会社やめる」などと言いだす恐れがある。
だから、油断してはならない。
そんな内容でした。
旦那の退職を防ぐ方法
本書には「旦那の退職を防ぐ方法」が載っています。
「会社をやめたい」と言われないためには、日頃から不満を吐き出させておくのが一番、だそうです。
いや、待ってください。
男を単純化しすぎています。
たしかに鬱憤が溜まって退職するダンナもいるでしょう。
ただ、本書でも取り上げているように、
- 起業したい
- 古書店を開業したい
- YouTubeの動画制作をやりたい
など、夢を叶えるために会社を去るダンナもいるわけです。
つまり私がいいたいのは「退職すなわち悪」ではないということ。
「会社員が正義」ではないということです。
ユーチューバーに転身したダンナが、広告収入でガッポガッポ稼ぐ可能性もゼロではない。
ですので、頭ごなしに否定せず話だけでも聞いてほしいというのが、オトコの言い分です。
ページ数が物足りない
本書は複数の「会社をやめたいダンナ」を取りあげています。
そのため1人ひとりに割けるページ数には限りがあって、これが物足りないんですよね。
ページ数が少ないうえにコミックエッセイなので、内容が薄いといわざるをえません。
次の話、次の話と進んでいくうちに、気づいたら終わっていました。
会社をやめたいダンナたちを見せられたけど、「で、なにを伝えたいの?」という読後感だけが残ります。
……ピンとこなかったのは、私がダンナの立場だからかもしれません。
あるいは、ページ数の不足かもしれません。
なんにせよ、著者のメッセージが伝わってきませんでした。
まとめ
退職には2種類あります。
- やりたいことがある
- 仕事が嫌になった
ポジティブな動機とネガティブな動機ですね。
ダンナがネガティブな動機でやめたいと言い出したら、「しっかりしなさい」と叱咤激励すればいいでしょう。
ただ、ポジティブな動機であり、綿密に計画を立てているなら、応援してあげてもいいのではないでしょうか。
(応援していただけると嬉しいです)
以上、『ダンナが会社やめたいと言いだしまして』の要約と感想でした。
「会社やめたい」は、精神的に追い詰められた旦那からのSOSかもしれません。
話だけは聞いてあげてください。
ふだん弱音を吐かない旦那なら、尚更です。