休日に夜更かしをしていませんか?
昼過ぎまで寝ていませんか?
その生活リズムの乱れが、不調の原因になっているかもしれません。
この記事では、田原優著『だるさ解消・ぐっすり睡眠 体を整えるすごい時間割』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『だるさ解消・ぐっすり睡眠 体を整えるすごい時間割』の要約と感想
まずは本書の要約から。
健康管理の9割は体のリズムで決まる。
もっとも重要なのが、いつ食べるか、いつ運動するか。
人それぞれに体内時計の型を持っているため、自分の型を知っておかなければならない。
体内時計のリズムを整えることで、日々の健康が維持される。
以上がおもな内容です。
「平日と休日」のせいで体内時計がズレる
体内時計がズレてしまう大きな要因は、私たちの働き方にあるといいます。
月曜から金曜まで働いて、土日で休む。
これですね。
つまり、平日と休日がくっきり分かれている点に問題があるわけです。
平日は規則ただしい生活を送っていたとしても、土日で昼過ぎまで寝ていたらアウト。
体内時計が狂ってしまいます。
理想は、1年間365日をおなじ生活リズムで過ごすことです。
できていますか?
平日と休日で就寝時間や起床時間に数時間の差があるとしたら、体内時計がズレているかもしれません。
体内時計のズレがもたらす悪影響とは?
体内時計がズレるとどうなるのでしょう?
深刻なものとしては、生活習慣病や健康寿命への悪影響が挙げられていました。
ほかにも、
- 老けて見える
- 頭髪の成長を妨げる
- 腸内細菌のバランスが悪くなる
などのダメージを受けるそうです。
私たちの体を作っている細胞の1つひとつに体内時計が埋め込まれているといいます。
不規則な生活が体に負荷をかけてしまうのはこのためです。
とはいえ、「規則正しいリズムで生活すればOK」というほど単純な話でもありません。
それぞれに生まれ持った体内時計の型があり、その型に合った生活をしなければならないのだそうです。
夜型の人間が早起きするのはマイナスだ、ということ。「早起きは三文の徳」は万人に当てはまるわけじゃないらしい。
大事なのは自分の型を知ること
体内時計の型(クロノタイプ)は3つあるといいます。
- 朝型
- 中間型
- 夜型
本書にはその確認方法が載っていました。
自分の就寝時間、起床時間を使って(簡易的に)判定できます。
クロノタイプを正確に知るためには、遺伝子検査を受けるのが良いそうです。
クロノタイプは変えられないため、夜型の人間が早起きをするのは、体に不調をもたらすだけ。
自分の細胞が持つ型を知り、タイプにあった生活を送るのが大切ですね。
万人にとって早寝早起きが良いわけではないようです。
同様に、必ずしも夜更かしがいけないわけではありません。
すべてはクロノタイプ次第。
まとめ
体内時計のズレを防ぐために大事なのは、
- 自身のクロノタイプを知ること
- 平日と休日の生活リズムを変えないこと
これら2点です。
加えて本書では、おすすめの朝食メニュー、コーヒー(カフェイン)の活用方法、朝から筋トレをする効能などが紹介されていました。
スマホに表示される時刻は狂いませんが、体内時計はカンタンにズレてしまいます。
スマホの時計がズレていたら不便ですし、気持ち悪いですよね。
体内時計もおなじです。
ズレを放置しておくと、ロクなことになりません。
慢性的な不調を抱えているなら、体内時計を意識して過ごしてみるのもアリではないでしょうか。
ストレッチでも運動でも、食事でもない。
体内時計という新たな方向からのアプローチです。
不調改善のために試してみる価値はあるかと思います。
以上、田原優著『だるさ解消・ぐっすり睡眠 体を整えるすごい時間割』の要約と感想でした。