本書には、「仕事ができるかどうかは姿勢を見ればわかる」と書かれています。
仕事をしているあなたの姿は、優秀そうに見えているでしょうか?
猫背なら損をしているかもしれません。
この記事では、ZERO GYM著『超「姿勢」力』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『超「姿勢」力』の要約と感想
まずは本書の要約から。
ZERO GYMは、ビジネスパーソンのための疲労回復ジム。
そんな疲労回復専門ジムが開発した「最強最速で自分を変える」プログラムの中から、姿勢改善に効く動きを選りすぐってまとめたのが本書である。
姿勢の悪さは見た目だけでなく、仕事のパフォーマンスにも直結する。
4週間で姿勢を矯正するための方法をフルカラーの写真付きで解説。
以上がおもな内容です。
「最強最速で自分を変える」というのは本書で実際に用いられていたフレーズ。意識が高いビジネスパーソンは、なぜか、最短最速や最強最速といった表現が好き。
姿勢が悪いデメリットとは?
背中を丸めて前屈みになった姿勢。
お世辞にも「良い姿勢」だとはいえませんよね。
こうした悪い姿勢でいると、呼吸は浅く、血流は悪くなるといいます。
これにより体内の酸素供給量が低下するため、脳機能が低下。
結果として集中力や判断力、思考力が失われてしまうのだそう。
つまり、姿勢が悪いと本来のパフォーマンスが発揮できないというわけです。
デスクワークやスマホの普及によって、現代人には猫背が増えているといいます。
猫背ではない自信がありますか?
筋トレというよりストレッチ
本書で紹介されている姿勢矯正は、道具や複雑な動きを必要としません。
誰でも自宅でカンタンに実践できます。
筋肉を鍛えるのではなく、ほぐす、あるべき状態に戻すというイメージです。
筋トレというよりは、ストレッチの要素が強いといえます。
長年の悪い姿勢で凝り固まってしまった筋肉をほぐし、ずれた骨や関節をもとの位置に戻すのが狙いです。
そのために本書では「ブリッジ」が推奨されていました。
仰向けに寝て、両手両足で体を持ち上げ、支えるあのポーズ。
ブリッジこそが、ZERO GYMの考える最強の姿勢矯正ポーズなのだそうです。
ブリッジこそ姿勢矯正パーフェクトポーズ
4週間におよぶ姿勢矯正プログラムのゴールは、「ブリッジをすること」です。
つまり、現時点でブリッジができないことを前提にしています。
3週間かけて筋肉をほぐし、最終的にパーフェクトポーズであるブリッジをできるようにするわけですね。
ここからいえるのは、ブリッジができる人に本書は必要ない、ということです。
なぜなら、本書はブリッジに到るまでの過程がメインだから。
半分以上のページが「ブリッジをするための準備」に割かれています。
筋肉が凝り固まっていてブリッジができない人には参考になりますが、できる人にとっては不要な説明。
- ブリッジができる人:毎日やりましょう
- ブリッジできない人:本書を読みましょう
こんな感じですね。
まとめ
本書を一言でまとめると「ブリッジのすすめ」です。
ブリッジには、猫背解消に必要な要素がバランス良く組み込まれているといいます。
したがって、ブリッジできる人が本書を読む必要はありません。
本記事の内容がすべてです。
ブリッジできない方の肩や脚の筋肉は、柔軟性を失い、凝り固まっていると考えられます。
本書のストレッチを参考にして、4週間の矯正プログラムにチャレンジしてみるのが良いかもしれません。
4週間後にはブリッジをマスターし、美しい姿勢を手に入れられるでしょう。
仕事のパフォーマンス向上にも期待できます。
以上、ZERO GYM著『超「姿勢」力』の要約と感想でした。
良い姿勢で得をすることはあっても、損をすることはない。 姿勢が悪いのは損。