仕事、仕事、仕事。
働き過ぎで疲れが溜まっていませんか?
この記事では、ローラ・スタック著『仕事のポーション ビジネスパーソンの疲労回復術』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『仕事のポーション ビジネスパーソンの疲労回復術』の要約と感想
まずは本書の要約から。
すべてのビジネスパーソンは、効果的な疲労回復術を知っておくべきだ。
- 睡眠
- 食事
- 栄養
- 運動
- 代謝
- 環境
- 人間関係
- ストレス
- テクノロジー
- リラクゼーション
あらゆる観点から、生産的な人生を送るのに必要なエネルギーを得る方法を紹介する。
以上がおもな内容です。
本書を読めば、疲労回復や生産性アップの方法を幅広く網羅的に知ることができます。
生活リズムのアドバイス
平日と週末を異なる生活リズムで過ごしていませんか?
平日は朝6時に起きているけど、休日は昼ごろまで寝ている、とか。
著者は「週末も生活リズムを変えるべきでない」と述べています。
なぜなら、体内時計がズレてしまうから。
体内時計のズレは、慢性的な不調をもたらす恐れがあります。
起床時間、食事の回数、就寝時間など。
平日と週末でリズムを変えないほうが良さそうです。
食事のアドバイス
人間の体は、口にした食べ物でできています。
したがって、食事は疎かにできません。
日ごろ、加工食品ばかり食べていませんか?
たとえば、カップ麺、レトルト食品、ハム、ソーセージ、スナック菓子など。
加工食品は手軽に食べれて便利ですが、人体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
加工食品に含まれる保存料のなかには、発がん性が確認されているものも。
あるいは、満腹になるまで食事をしていませんか?
食べ過ぎは仕事のパフォーマンスを低下させます。
昼食をたらふくとったら眠くなりますし、肥満の原因にもなります。
著者は食べ過ぎを控える対策として、
- 小さい食器を使う
- 前菜にサラダを食べる
などを提案していました。
このように、取るべき行動を具体的に示してくれているのが、本書の良いところです。
姿勢のアドバイス
デスクワークであれ、立ち仕事であれ、姿勢は重要です。
なぜなら、不自然な姿勢は筋肉を疲れさせてしまうから。
肩こりや腰痛は、姿勢の悪さに原因があるのかもしれません。
仕事中、猫背になっていませんか?
体に痛みがあると仕事に集中できません。
痛みは仕事のパフォーマンスや生産性をグッと下げます。
したがって、「正しい姿勢を意識することが重要」なのだと著者は述べています。
姿勢は仕事のパフォーマンスだけでなく、見た目の美しさも左右します。
正しい姿勢については上の本を参考にしてみてください。
イラスト付きのフルカラー。分かりやすさがポイント。
それからデスクワークに従事しているビジネスパーソンは、定期的に立ち上がって歩き回るのが良いといいます。
座りっぱなしでいると血流が悪くなり、酸素や栄養素がじゅうぶん全身に行き渡らなくなってしまうからです。
座りっぱなしを防ぐために、1時間に1回トイレに行くのも良いでしょう(息抜きにもなります)。
まとめ
本書で紹介されていたノウハウから、ほんの一部を紹介しました。
- 有給休暇を使う
- ストレッチをする
- 楽観主義者になる
- ボランティアをする
- 遅い時間に食べない
- マルチタスクをしない
- 水分補給を欠かさない
- 栄誉ドリンクを飲まない
など、さまざまな「疲労回復・生産性アップの方法」が詰まっています。
網羅的ですし、どれも具体的です。
ただし、アドバイスの量が多すぎる感は否めません。
本書に書かれていることをすべて実践するのは難しいでしょう。
本書を読み、気になったものをいくつか実際に意識してみる。
あるいは、掘り下げて深く調べてみる。
そんな「入り口」として本書を活用するのがおすすめです。
本書は好奇心を刺激するのに最適
好奇心は「ちょっとした知識」から芽生えます。
なにも知らなければ、そのことについて好奇心は芽生えません。
たとえば人工甘味料についてなんの知識も持たなければ、その危険性を知りたいと思う気持ちは生まれない。
つまり、「姿勢」に興味を持つためには、本書などで「姿勢の重要性」を知っておく必要があるわけです。
そうした意味で、網羅的な本書は「興味をもつきっかけ」を(多すぎるくらい)大量に与えてくれるでしょう。
最終的には、エネルギーに満ち満ちたビジネスパーソンになれるかもしれません。
以上、ローラ・スタック著『仕事のポーション ビジネスパーソンの疲労回復術』の要約と感想でした。
結論。疲れているビジネスパーソンは読むべし。