『億万長者専門学校 実践編』の要約と感想

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億万長者になるための方法など、存在するのでしょうか?

 

この記事では、クリス岡崎著『億万長者専門学校 実践編』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『億万長者専門学校 実践編』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

億万長者になるための行動と方法をまとめた本。

億万長者のマインド、自分の市場価値を高める方法、収入の種類、起業について、マーケットの捉え方などを解説する。

 

以上がおもな内容です。

根拠が曖昧な主張があったり、参考になる情報があったり、本書に書かれている内容は玉石混交でした。

 

本当の成功は10年後にやってくるって、なぜ?

「本当の成功は10年以上経たないと手にできない」と著者は述べています。 

ですが、10年という歳月の根拠が示されていません。

 

ゆえに、「結果を10年待てる人だけが億万長者になれる」だなんていわれても、言い訳のようにしか思えませんでした。

言い訳というのは、本書が役に立たないことにたいする言い訳(あるいは予防線)です。

 

本書を読んでもすぐ成功できるわけではない。なぜなら、成功は10年後にやってくるから。

そういうことにしておけば、「億万長者になれないじゃないか!」という読者からのクレームを防げます。

 

根拠のない10年という数字に、著者のセコさを感じました。

本書の内容に自信がないのでしょうか。 

 

 

大事なのはこれからくるビジネスを知っていること

参考になる情報がいっさいなかったわけではありません。

 

たとえば、2010年から10年間は健康と環境に関してのビジネスが流行る。

2020年からはメンタルで、2030年からはスピリチュアルに関してのビジネスが大きく成長するのだと、本書に書かれていました。

 

これは著者の考えではなく、一般論だそうです。

これから流行るビジネスを知っておくことは重要に違いありません。

先回りしてビジネスの準備をしておけば、成功できる可能性が高まるからです。

 

他には、「若さを感じさせるビジネス」にも注目すべきだといいます。

アメリカでは60歳以上の人々が、恋愛やスポーツ、旅行などに多くのお金を使っているのだそうです。

 

ここから著者は「アメリカで流行っていることは日本でも流行る」とし、つまりアメリカの市場を根拠として、「若さを感じさせるビジネス」の成長を予見していました。

 

市場の動向予測を知っておくことは、ビジネスにおいてプラスに働くのではないでしょうか。

変化に応じて対応するよりも、先回りしておいたほうが大きな利益が得られるからです。 

 

まとめ

役立つ内容1割、他9割でした。

感じ方には個人差があります。 

 

最後まで順応できなかったのは、著者の馴れ馴れしい口調です。

〜なんだ、〜だよね、など、どうも受け付けられませんでした。

 

それから、「幸せな毎日を送れている」と何度も繰りかえしているあたり、胡散臭さを感じます。

ほんとうに幸せな人間は「幸せな毎日を送れているんだ」などとわざわざアピールしません。

 

余談ですが、著者のクリス岡崎氏に関しては、訴訟騒ぎになっています。

セミナー受講料について、受講者と揉めているようです。

 

結局この本も、高額なセミナーへの勧誘が目的だったのでしょう。

それなら幸せアピールにも合点がいく。あと、無料の情報はダメだとか、メンターを探すべきだとかいう記述にも。

 

億万長者 専門学校 実践編 (中経出版)

億万長者 専門学校 実践編 (中経出版)

 

以上、クリス岡崎著『億万長者専門学校 実践編』の要約と感想でした。

結論。本書の内容を参考にするのはいいけれど、セミナー云々にまで顔を突っ込むのは控えたほうが良さそう。結局、億万長者になれるのは著者だけという、あるあるなオチ。

 

www.shortshortshort.jp

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