本業や副業、学習などにおいて、あなたは望みどおりの結果を出せていますか?
結果を出すために必要なのは、根性ではなく、正しい脳習慣だといいます。
この記事では、『能力を最大限引き出す 大人の脳習慣』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『能力を最大限引き出す 大人の脳習慣』の要約と感想
まずは本書の要約から。
脳のコンディションを高め、能力を引き出す方法がまとめられた一冊。
記憶力、発想力、集中力、継続力の高め方、脳を休める効率的な睡眠、脳に良い食生活、脳を回復させる休み方など、誰でもすぐ実践できるノウハウが詰まっている。
以上がおもな内容です。
脳の特徴を知り、アタマを賢く使いたい方に本書はおすすめです。
知識を持っていれば、脳にとって悪い習慣やムダな努力を避けられる。
読みやすい工夫
脳について効率よく学びたい方に本書はぴったりです。
なぜなら本書では、脳に良い行動の結論部分だけが、わかりやすいカタチで示されているからです。
長ったらしい説明や、よくわからない研究についての情報などは省略されていました。
脳にプラスの行動や習慣だけが、テンポよく紹介されています。
深い理屈がどうこうではなく、これはこうです、こうしてください、これはダメです、という感じ。
カラーのイラストが豊富ですので、ふだん読書をしない方にも本書はおすすめです。
タイトルには「大人の脳習慣」とありますが、学生にとっても役立つ情報が満載です。
英語学習のコツも載っていました。
学生の皆さん、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
どんな情報が載っているのか
本書には、脳を活用するための165のアドバイスが詰まっています。
165という数字からもわかるように、網羅性の高さが本書の特徴です。
たとえば、
- 「好き」が継続のポイント
- 「楽しいこと」なら脳は疲れない
- 脳を休ませるには瞑想がおすすめ
- 思考を深めたいなら繰り返すべし
- アウトプットが記憶を定着させる
- 脱水はやる気の低下や眠気を引き起こす
- ノイズのない環境では集中力が落ちる
などといったアドバイスが本書には書かれていました。
脳科学の専門家3名が監修しているため、内容の信頼性も高いといえます。
根拠のないデタラメな情報が載っているわけではない。
まとめ
本書を一言で表すなら、「脳の取扱説明書」です。
脳を活性化させる重要なポイント、読者がやるべきことだけが、淡々と書かれていました。
どうすれば脳を活用できるのかが明確ですので、「読んだけどよくわからなかった」といったことにはなりません。
本書はオールカラーでわかりやすくまとめてあるため、読み進める途中で「もう飽きた」と挫折することもないでしょう。
さすが脳の専門家が監修した本。頭に入りやすいよう工夫されている。
ただし、細かい説明が省略されている点については、読んでいて「物足りない」と感じる方がいるかもしれません。
詳しい根拠がなければ納得できない方は、本書を読んでモヤモヤとした気持ちになる恐れがあります。
つまり、「広く浅い情報」も人によって感じ方はさまざまだ、ということです。
端的でわかりやすい、を本書は目指している。
以上、『能力を最大限引き出す 大人の脳習慣』の要約と感想でした。
結論。脳に良い習慣を網羅した本。脳について学ぶ入門書としておすすめ。とるべき行動、脳にとってNGな行動が示してあり、実用的。
脳をバージョンアップさせたいあなたには、こちらの本もおすすめです。
テーマは「賢くなるための運動」です。
ただし、『能力を最大限引き出す 大人の脳習慣』よりも学術的内容。つまり小難しい。