世の中には、食事をするときも、テレビを見るときも、スマホをいじるときもけっして座らない人が存在します。
自宅で座らない生活のメリットやデメリットとは、いったいどのようなものでしょうか。
この記事では、
- 脚が疲れる
- 脚の筋力がアップする
など、「家で座らない生活のメリット・デメリット」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
家で座らない生活のメリット・デメリット
家で座らないということは、
- 立っている
- 横になっている
いずれかの姿勢で過ごすということです。
「座る」という選択肢を排除するメリットは、
- 筋力アップ
- 血行が良くなる
この2つです。
いっぽう座らない生活のデメリットは、
- 疲れる
- 同居人の迷惑になる
などが挙げられます。
メリット1. 筋力がアップする
自宅で座らないということは、基本的に立って過ごすことになります。
ゆえに、(座って過ごす場合にくらべて)下半身の筋力がアップします。
これは「痩せたい」と考えている方にとってプラスです。
なぜなら筋肉の70%が下半身についており、下半身の筋肉を鍛えることで、基礎代謝がアップするからです。
つまり、太りにくい体になれるということです。
下半身の筋肉に刺激を与えるために、
- ウォーキング
- ジョギング
- 踏み台昇降
などの運動をせずとも、ただ立って過ごすだけで太ももやふくらはぎ、お尻の筋肉を鍛えられるとしたら、お得ではないでしょうか。
メリット2. 血行が良くなる
立っていることで、全身の血流が良くなります。
なぜなら、お尻や太ももの裏側にある血管が圧迫されないからです。
長時間座っていると、足腰や肩が疲れてしまいませんか?
デスクワークやロングドライブによる疲労は、長く座っていることによる血行不良が原因だとする意見があります。
だから、動いて疲れを取る「アクティブレスト(活動的休息)」が注目されている。
家のなかで立って動いていれば血行不良になりにくいため、酸素や栄養が体の隅々まで運ばれ、カラダを健全な状態にキープできます。
日ごろ座っている時間が長い人ほど、「家で座らない生活」を実践すべきなのかもしれません。
デメリット1. 脚が疲れる
座らない生活にもデメリットは存在します。
たとえば、脚の疲労です。
「血流が良くなるから疲れにくいのでは?」
と(先ほどの内容との)矛盾を感じる方がいるかもしれません。
ですが、普段スポーツをしない人が走るとすぐ疲れるように、脚の筋力が足りていない人は、立っていると疲れます。
ふだん座っている時間が多く、使っていない下半身の筋力が衰えているからです。
「座らない生活」をしばらく続けていれば、下半身の筋力がアップし、疲れにくくなっていくでしょう。
つまり、キツいのは最初だけだということです。
健康的な方向へ進むのは良いことですが、最初に苦痛を味わうという意味で、脚の疲労は「デメリット」だといえます。
開始後数日のツラさを乗り越えれば、上のメリットを享受できる。
デメリット2. 家族がいると実践しにくい
自宅で座らない生活のデメリットは、家族などの同居人に迷惑がられる恐れがあることです。
考えてみてください。
食事をするときも、スマホを操作するときも、会話をするときも、家でずっと立ちっぱなしの家族がいたら、目障りというか、気になってしまいませんか?
「立ったまま食事をするなんてお行儀が悪い」
と家族に注意されてしまうかもしれません。
一人暮らしなら問題ありませんが、あなたに家族や恋人、友人などの同居人がいる場合、「家で座らない生活」のハードルはグッと上がります。
なぜなら、あなたの行動は彼/彼女らにとって理解しがたいからです。
もし反発されてしまったら、食事のときだけは座るようにするなど、臨機応変な対応が求められるでしょう。
まとめ
家で座らない生活のメリット・デメリットをお伝えしてきました。
筋力アップと血流アップがメリットで、脚の疲労と家族の反発がデメリットです。
同居人がいないのであれば、座らない生活を試してみる価値はあるのではないでしょうか。
有名な某ヨガインストラクターの女性は、「家で座らない」というルールを徹底しているそうです。
彼女曰く「座ると骨盤が歪むから」とのことでした。
ただし、フローリングに寝転がって体操などをしていた。「座って」いないので寝そべるのはOKらしい。
座らない生活に、これといって致命的な欠点が存在するわけではありません。
筋力・血行アップを目指し、実践してみることをおすすめします。
以上、家で座らない生活のメリット・デメリットでした。
結論。健康面ではプラスだが、モラル面ではマイナスになる恐れあり。一人暮らしならGO。
座らない生活がもたらすダイエット効果について、当サイトにはこんな記事があります。
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