女優やモデルの「寝るときはハダカ」発言を聞いたことや、どこかで裸睡眠のメリットを目にしたことはありませんか?
もしくは、洋画の登場人物が裸でベッドに入るシーンを見た経験はありませんか?
上のようなきっかけで裸睡眠に興味を持ち、マネしてみたところで、たいていの人はうまく眠れません。
たとえば、肌寒くて寝つけなかったり、寒さのせいで夜中に目を覚ましたりします。
南国ならともかく、寒い季節や寒冷な地域での裸睡眠はハードルが高いといえるでしょう。
なぜなら、真夏にキムチ鍋を食べるようなもので、環境と行動がマッチしていないからです。
快眠を目指して裸になり、寒さのせいでむしろ睡眠の質を下げていたら本末転倒です。
そこで全裸にこだるのをいったんやめ、代わりに下半身だけ裸になって寝てみてください。
下半身だけ裸……そう、くまのプーさんみたいなイメージです。
この記事では、
- 上半身ではなく下半身裸の理由
- ズボンと下着を脱ぐタイミング
- 実践する際のポイント
など、「下半身だけ裸で寝るメリット」をわかりやすく解説します。
裸睡眠を習慣化するため、ぜひ参考にしてみてください。
下半身だけ裸で寝るメリット2選
裸睡眠の気持ちよさを体験したいなら、いきなりスッポンポンで寝るのではなく、まずは下半身だけ裸になることをおすすめします。
というのも、寒さが熟睡を妨げるリスクがあるからです。
「なぜ上半身ではなく下半身?」
と疑問に思った方もいることでしょう。
上半身よりも下半身の衣類を脱ぐべき理由はつぎの2点です。
- 締め付けから解放されるから
- 男性は睾丸を冷やせるから
では、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
1. 締め付けから解放されるから
全裸で寝るメリットのひとつに「衣類による締め付けからの解放」があります。
締め付けはストレスなので、カラダが圧迫された状態ではリラックスして休息できません。
発明王と呼ばれたトーマス・エジソンは、仕事中に血管が圧迫されることを嫌い、タイトな服やベルトを避けて「締め付けがない大きいシャツ」を着ていました。
衣類のなかでもっとも身体を締め付けるのは、ズボンや下着の腰部分にあるゴムです。
だからこそ、上半身/下半身どちらかを選ぶなら、下半身裸で寝ることをおすすめします。
上半身の衣服がカラダを圧迫することはないので、上は着たまま寝ても問題ありません。
ズボンと下着を脱いで寝るだけでも、心地よい解放感を味わえることでしょう。
ただ、女性は「ブラジャーの締め付け」にも対応する必要があります。
ブラジャーに関しては、外すか、圧迫感の少ないナイトブラを着用するのが良いでしょう。
ブラジャーなしだと胸が垂れそうで不安?
「ブラジャーなしで寝たら胸が垂れそう……」
と不安に感じる方がいるかもしれませんが、心配無用です。
なぜなら、バストが垂れる最大の要因は「揺れ」だからです。
たとえば、ノーブラで歩いたり、走ったり、階段を上ったり下りたりすると、胸が上下に揺れてクーパー靭帯(胸を支える靭帯)に大きな負荷がかかります。
負荷が積み重なってクーパー靭帯が伸びると、バストの下垂につながります。
ゆえにノーブラやブラトップで生活するのはNGですが、こと睡眠に関しては、寝ている最中にバストが揺れるようなことはありません。
したがって、"ノーブラ睡眠"を敬遠する必要はないのです(締め付けのほうが問題)。
「でも、あなたの意見だけじゃ信用できない」と思う方がいるかもしれませんが、これは個人的な見解ではなく、専門家も「裸で寝ただけで女性の胸が垂れる、流れることはない」と指摘しています。
だからこそ世の中には、全裸で寝る女優やグラビアアイドルが存在しています。
バストに悪影響が及ぶとしたら、美意識の高い彼女らが真っ裸で寝ることはないでしょう。
結局のところ、女性はズボンと下着を脱ぎ、ブラジャーを外し、上に肌着やパジャマを着て寝ることをおすすめします。
男性はズボンと下着を脱ぐだけでOKです。
2. 睾丸を冷やせるから
下半身だけ裸で寝るメリット、2つ目は「睾丸(精巣)を冷やせること」です。
そもそも精巣は熱に弱く、34℃以上になると働きが低下することがわかっています。
だからこそ、体温より2℃ほど低く保って働きをキープできるよう、睾丸は体外にぶら下がっているのです(体外に出ている臓器は睾丸だけ)。
早い話が、睾丸は冷やしたほうが良い、ということです。
刺身やシュークリームのようなものだとお考えください。
とりわけボクサーパンツを穿いている男性は、陰嚢がカラダに密着し、睾丸が温まりやすい状態になっています。
ただ先述のとおり、睾丸は冷やしておくのが鉄則です。
ゆえに、タイトなボクサーパンツよりはゆったりしたトランクス、そしてトランクスよりは裸のほうが、睾丸の温度的にはベターだといえるでしょう。
下半身裸で寝ることで、締め付けから解放されリラックスできるほか、睾丸を適正な温度に保つこともできるわけです。
ちなみに、温度が深く関わるのは「精子の生産」であり、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量には影響を与えないとする研究があります。
ブリーフとトランクスそれぞれを履いた被験者のテストステロン値を計測したところ、有意な差は見られませんでした。
ただし、なかには「睾丸が温まると機能が低下し、テストステロンの生産量が少なくなる」と警鐘を鳴らす医師や専門家も存在します。
いずれにしても睾丸を温めるメリットはありません。
したがって、冷やすよう心がけていれば大丈夫でしょう。
精巣の温度対策としては、ボクサーパンツからトランクスに切り替えたり、(ボクサーのフィット感が好きなら)陰嚢分離型ボクサーパンツを履いたりする手もあります。
ただ、コストゼロで今夜から試せるのは「就寝前にズボンとパンツを脱ぐこと」だけです。
まとめ
服を脱いで真っ裸で布団に入ると、解放感が味わえたり、人によっては快眠できたりします。
がしかし、肌寒くて寝つけなかったら意味がありませんし、夜中に目を覚ましていては本末転倒です。
だからこそ初めて裸で寝る方、裸睡眠を試して寒さに苦しんだ経験がある方は、まず下半身だけ裸になって寝てみてください。
たとえるなら、フルマラソンの前にまずハーフマラソンを走るようなものです。
「上半身裸となにが違うのか」
と疑問に思うかもしれません。
ズボンや下着の締め付け(腰部分のゴムによる圧迫)から解放される点、男性なら睾丸を冷やせる点が、上ではなく下を脱ぐメリットです。
ゆえに、上半身/下半身いずれかの服を脱いで寝るなら、下半身をおすすめします。
それでも寒ければ、下着だけを脱ぎ、パジャマ(ズボン)は穿いて寝ると良いでしょう。
下着による締め付けおよび睾丸の温度上昇を避けられます。
服を脱ぐタイミングは、布団に入る直前がベストです。
なぜなら、「体温の低下」が睡眠のスイッチを入れるからです。
下半身裸になって布団に入ることで、体温が下がってスムーズに入眠できるかもしれません。
ただしお尻や性器を丸出しで寝るなら、週1回程度はシーツを交換したいところです。
というのも、皮脂や剥がれ落ちた皮膚細胞によって汚れるからです。
もちろん、就寝前の入浴も欠かせません。
お風呂に入らず、ベタついたカラダで直接布団に入るのは"不潔"だといえるでしょう。
皮脂などで汚れた寝具は、雑菌やダニの温床となる恐れがあります。
ご注意ください(そんな場所に裸で寝るのは控えたい)。
以上、下半身裸で寝るメリットでした。
【結論】締め付けから解放される。男性は睾丸を冷やせる。しかも全裸にくらべて寒くない。すなわち、寒さ対策をしつつ裸睡眠の恩恵に与れる。裸睡眠の初心者ないし挫折した経験を持つ方におすすめ。素っ裸にならなくても裸睡眠の効果は得られる。
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裸睡眠時のお腹の冷え対策について、当サイトにはこんな記事位があります。
朝起きれない原因と改善策に関して、当サイトにはこんな記事があります。