春夏はまだ良いとして、厄介なのが秋冬シーズンです。
寒期にハダカで寝ていたら、布団がめくれて風邪を引いたり夜中にお腹が痛くなって目覚めたりと、ロクなことがありません。
もちろんおとなしく服を着て寝れば済む話ですが、私たちにとっては"理想論"です。
裸睡眠の気持ち良さを知ってしまった以上、今さらパンツやズボンを穿いて眠る気になどなれないでしょう。
高級品を知って安物に戻れなくなる、あの感覚に似ています。
「寒さはどうにかしたい、でも服を脱いで裸でのびのび寝たい……」
こんな相いれない願望を同時に叶えられる方法などあるのでしょうか?
じつは解決策が2つ存在しています。
- 常夏のハワイに引っ越す
- 腹巻をして寝る
ハワイ移住はちょっと現実的でないので、今回は後者を取り上げます。
この記事では、
- 腸を冷やす恐ろしさ
- 腹巻選びで後悔しないコツ
など、「秋冬に裸で寝るなら欠かせない腹巻」についてわかりやすく解説します。
腹巻なんてバカボンのパパみたいでダサいから嫌だ、と門前払いせず、ぜひ参考にしてみてください。
秋冬も裸でのびのび寝よう【腹巻をして】
春夏は全裸で寝るのに適しています。
寒くて夜中に目を覚ましたり、冷えで体調を崩したりするようなことはないでしょう。
問題は、秋から冬にかけて、です。
北半球の9月〜2月に素っ裸で寝るのはおすすめしません。
というのも、まるでタンクトップを着てゲレンデへ行くようなもので、軽装すぎるからです。
それでも頑なに裸で寝た結果、風邪をひいて高熱が出たらあんまりだと思いませんか?
秋冬に裸で寝るデメリットは「お腹が冷えるリスクがあること」です。
人体のなかでもっとも冷やしたらマズいのは、頭でも手足でもなく、腹部です。
その理由がわかりますか?
腸を冷やすデメリット
あんぱんに餡が詰まっているように、腹部には腸が詰まっています。
腸は人体でもっとも大きな免疫器官です。
だから腸(腹部)を冷やしてしまうと、働きが鈍って、免疫力の低下を招きます。
つまり、ウイルスなどの外敵に負けやすい体になってしまう、ということです。
私たちの腸を"弱小免疫チーム"にしないためには、冷やさないことが肝心です。
とくに女性は、下半身を常に暖めておくべきだといえるでしょう。
どうしてかというと、子宮や卵巣といった大事な臓器があるからです。
「冷えは万病のもと」だとされていて、
- 便秘
- 腰痛
- 肌荒れ
腹部の冷えはこんなトラブルを引き起こしかねません。
免疫力の低下に加えて、です。
「そんな脅しは通用しない。屋外が氷点下でも裸で寝てやるんだ」というなら、もちろん構いません。
ただ、風邪にはお気をつけください。
上のような不調やトラブルを避けるためには、腹巻を着用しましょう。
裸ないし下着姿に腹巻をして寝る、ということです。
「でも腹巻だって締めつけが……?」
と思うかもしれませんが、それは杞憂です。
腹巻を選ぶコツ2選
腹巻を選ぶ際のポイントは2点あります。
まず、ズレを防ぐためのゴムが端に入っている腹巻は避けましょう。
というのも、下着のゴムのように体を圧迫するからです。
これでは裸睡眠の意味がありません。
だったらわざわざお金を出して腹巻など買わず、自宅にあるズボンを穿いて寝たほうがマシです。
どうせ買うなら「締め付けがない腹巻」を選びましょう。
これが1点目です。
2点目は、肌触りです。
腹巻の肌触りにはこだわってください。
なぜなら私たちは、キャミソールや肌着の上からではなく、腹部に直接腹巻をするからです。
もし生地がチクチクしていたら、気になって睡眠どころではありません。
「こんなの買うんじゃなかった」と後悔する羽目になります。
手触りの良さに関しては「絹(シルク)」が理想ですが、高価ですし、そもそもシルクでできた腹巻など滅多にありません。
ちょうど、高級な米沢牛を使ったハンバーガーを見かけないのとおなじです(ステーキや焼肉として消費される)。
そこで腹巻を選ぶ際には、素材に「レーヨン」が使われているかどうかに注目してください。
レーヨンとは、人工絹(人工のシルク)のことをいいます。
天然芝にたいする人工芝みたいなものです。
レーヨン使用割合の高さは、その腹巻が滑らかな肌触りで、着用していて気にならないことを意味しています。
おまけにレーヨンは吸湿性に優れた素材なので、睡眠中に汗をかいたとしても安心です。
蒸れたり、汗臭くなったりはしません。
ではポイントのおさらいです。
- 上下の端にゴムが入っていないこと
- レーヨンが多く使われていること
この2点に気をつけながら腹巻を選んでみてください。
今夜からさっそく「裸に腹巻」で寝たい場合、ネット通販ではなく、お近くのショッピングセンターで買うのが良いでしょう。
1〜2日待っても構わないのであれば、GUNZEの良い腹巻があるので、そちらをおすすめします。
ネット通販サイトAmazonでは、GUNZEのこちらの腹巻が売れています。
- ゴムはない
- 縫い目もない
- レーヨン45%
素肌につけるのに適した腹巻です。
カラーバリエーションは、オフホワイトとブラックの2色があります。
就寝時に使うだけならどちらの色でも問題ありませんが、もし外出時にも着けるとしたら、衣服の上から目立ちにくい(透けて見えにくい)「オフホワイト」が良いでしょう。
秋冬は腹巻がもっとも売れるシーズンです。
もし品切れで在庫がない場合には、条件に合うほかの商品をお探しください。
もしくは、入荷を待つか、です。
以上、寒い秋冬も裸で寝るためのお腹の冷え対策でした。
【結論】腸を冷やすと、免疫力の低下はじめいくつかのトラブルを招く。秋冬も裸で寝るなら、腹巻はマストアイテム。水泳にゴーグルが欠かせないようなもの。腹巻選びのポイントは、ゴムが入っていないこと、レーヨンが多く含まれていること、この2点。
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