今のご自身を、あなたは「最高の自分」だと思いますか?
最高のあなたになるための方法が本書には書かれています。
この記事では、ジェリー・ミンチントン著『あなたがなりうる最高のあなたになる方法』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『あなたがなりうる最高のあなたになる方法』の要約と感想
まずは本書の要約から。
あなたの人生は、あなたがしてきた無数の選択の結果である。
現状に満足していないなら、今日から新しい選択を始めよう。
完璧主義をやめる、楽観主義でいる、感謝の気持ちを持つ、他人と比べない、自尊心を高める、人に認められようとしないなど、最高のあなたになる方法を伝授する。
以上がおもな内容です。
読者の気持ちを前向きにさせてくれる本だといえます。
自分を好きになりたい方に本書はおすすめです。
つまり、自己肯定感を高めたい方。
最高のあなたとは?
「最高のあなた」とは、なんでしょう。
そもそも、あなたが最高かそうでないかを、誰が判断するのでしょう。
答えは、あなた自身です。
あなたが自分を心底好きになっている状態、それが「最高のあなた」だというわけです。
したがって、「自分を好きになるための秘訣」が本書には書かれていました。
たとえば、あなたは行動するべきだ、と著者はアドバイスしています。
なぜなら、行動的な人で愚痴っぽい人などいないからです。
夢に向かって、あるいは問題解決のために、なんらかのアクションを起こしてみてはいかがでしょう。
行動を起こしつづけていれば、愚痴をいっている暇などなくなるはずです。
行動することでしか現実は変えられません。
周囲に合わせる必要などない、とも著者は述べていました。
なぜなら、周りに合わせて生きていると自尊心を失ってしまうからです。
自分の考えに従い、自分の経験と知識をもとに決定し、既成概念にとらわれないライフスタイルを送るべきだと著者はいいます。
これらのアドバイスを読んでいるうちに、自尊心が下がっている原因に気づき、自尊心を高める方法を見つけられるかもしれません。
ポジティブな気分にさせてくれる
本書が良いのは、読者の存在を肯定してくれる点にあります。
つまり、あなたはあなたのままでいい、と勇気づけてくれるわけです。
くわえて、どうすればもっと最高のあなたになれるのか、その方法を著者は教えてくれています。
私たちがもっとも覚えておくべきは、「責任逃れをしないこと」という著者からのアドバイスかもしれません。
なぜなら、人生で起こった問題の責任逃れをすればするほど、私たちの自信心は低下していくからです。
いっぽうで自分の責任を認めてしまえば、解決策を探すようになります。
つまり、自らの頭で考え、行動し、人として成長できるわけです。
おまけに「自分の人生で起こるすべてのことは自分の責任だ」と考えていれば、自分で人生をコントロールできる感覚が得られます。
職場の上司がイヤだとしたら、その上司と良好な関係を築こうとしなかった自分の責任です。
あるいは、その企業に就職してしまった自分の責任です。
だったら転職する、部署移動を申請するなど、自分の手で現状を変えれば良いのです。
上司の愚痴をこぼし、上司を恨んでも、なにも変わりません。
ただあなたの自尊心が下がるばかりで、精神衛生上よろしくないといえます。
なるほど、著者のアドバイスにしたがって思考を変えていけば、「最高の自分」になれるのかもしれません。
まとめ
読んでいて気分が良くなる本でした。
「気分が良くなる」というだけで、本書には大きな価値があるといえるのではないでしょうか。
この世の中に「私たちの気分を良くしてくれるもの」など、そう多くはないからです。
- 車間距離が近い後続車
- 殺人事件のニュース
- 先行きのわからない日本経済
- 映画上映中に喋る客
- 少ない給料
- 肩こり
- 痔
など、世の中は私たちの気分を悪くするものごとであふれています。
ただ、本書があなたの気分を明るくし、希望を持たせてくれることは間違いありません。
人生のさまざまな困難に立ち向かうために、そろそろ最高のあなたへとパワーアップしませんか?
以上、ジェリー・ミンチントン著『あなたがなりうる最高のあなたになる方法』の要約と感想でした。
結論。端的な表現で読みやすい。最高のあなたになるための秘訣が詰まっている。そんな本。