人生を面白くする方法はたった一つしかないといいます。
それは「本気で生きる」ことだそうです。
あなたは毎日を本気で生きていますか?
日々をなんとなくやり過ごしてはいないでしょうか。
この記事では、武藤貴宏著『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』の要約と感想
まずは本書の要約から。
著者はプロの応援団(我武者羅鷹援團)の団長。
日本各地の企業や学校からの依頼を受け、本気の応援をするのが彼の仕事だ。
人生を面白くしたいなら方法は一つ。
本気で生きることである。
何にたいして本気になるかは問題じゃない。
本気になるエネルギーを持っている人間は、どんなことにも本気になれるからだ。
人生を最高に面白くする方法を伝授する。
以上がおもな内容です。
心の底からワクワクする人生を送りたい方に本書はおすすめです。
プロの応援団とはなんなのか
「プロの応援団の団長」という変わった肩書を著者は持っています。
大のオトナが集まって応援団を結成し、企業や学校のリクエストに応え、全国各地で応援しているのだそうです。
この仕事がもうすでに「面白い」、常識の枠にとらわれていないわけですから、その人物の語る言葉が面白くないはずがありません。
とりわけ興味深かったのが「自分のために応援している」という著者の言葉です。
応援団に入っている人間はおよそ、
- みんなを勇気付けたいから
- 人々の力になりたいから
- 熱い人たちをサポートしたいから
などといったキレイな動機を語りそうなものです。
イメージ。
ところが著者は違いました。
「自分を熱くさせるため、つまり自分のために応援団をやっている」と言い切っています。
誰かのために応援団をやっているわけではない、ということです。
この潔さ、正直さ、本音の言葉に、読者の心を動かすパワーがあるのかもしれません。
「本気で生きよう。熱く生きよう」
読んでいるうちに、読者もそう思えてきます。
自分のために生きてみないか?
ところであなたには、敵がいますか?
あなたにとって邪魔な人間、あるいは、あなたのことを嫌っている人間を思い浮かべてみてください。
「敵がいないとしたら、自分に正直に生きていない証拠」だと著者はいいます。
なぜなら自分に正直に生きている人間は、かならず他者と意見が食い違い、衝突するからです。
敵がいないということは、周囲の人間の期待に沿って振る舞い、行動し、人生を過ごしているということです。
自らの人生に妥協し、周囲に迎合しているともいえるでしょう。
自分がやりたいことをやっていないわけなので、当然ながら、パッとしない人生になります。
食べたいものを食べたほうが食事は楽しいのとおなじ。やりたいことをやったほうが、人生は面白い。
- 自分こそが自分の一番の応援者
- 自分に期待することをやめるな
- すべて自分で決める覚悟を持て
- 本気になりたければ体を酷使せよ
といった応援団長からの熱いエールを、あなたも体感してみませんか?
あなた自身が、あなたにとって一番の応援者になれたら、人生はもっと楽しくなるかもしれません。
いまの仕事や通っている大学、休日に行っているレジャーなどは、すべてあなた自身が心から望んでいるものでしょうか。
まとめ
熱いエールが詰まった本でした。
もちろん、「熱くなって終わり」では、読者にとって本書を読む意味がありません。
その熱い気持ちのまま、行動を起こしてこそ意味があります。
- やりたい仕事に転職する
- やりたい活動を始める
- やりたくないことをやめる
など、自分を熱くさせるために必要なアクションを取らなければ、現実はなにも変わらないからです。
気分を高揚させてくれる本書は、「読んだだけで満足」に読者が陥りやすい典型的な本かもしれません。
どんなことでも良いので、本書を読んだらかならず一つ「自分のために何かを行う」と決めておいてはいかがでしょうか。
熱量をムダにしないための対策です。
そして、人生を本気で生きるための第一歩でもあります。
以上、武藤貴宏著『「本気で生きる」以外に人生を楽しくする方法があるなら教えてくれ』の要約と感想でした。
結論。人生を楽しくしたい人が、本書を読まない理由があるんだったら教えてくれ。