あなたは自分に自信がありますか?
自信を持つために大事なのは、自分に正直になることだといいます。
この記事では、マイク・マクマナス著『ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』の要約と感想
まずは本書の要約から。
人がとるべき責任はただ一つ。
自分自身に正直になり、心からの願いやニーズに忠実になることである。
そうすれば本物の自信が生まれ、心身ともにくつろぎ、劣等感に苛まれることもなくなる。
つまり、人生に満足できるのだ。
「ソース」とは、人生に目的を見出すための鍵のようなもの。
「やりたいことをやって生きる」にはどうすれば良いのか、具体的な方法論を解説する。
以上がおもな内容です。
好きなことを仕事にして生きたい方に本書はおすすめです。
やりたいことをやって生きる
自分が好きなこと、やりたいこと、ワクワクすることをして生きるべきだ、というのが著者の主張です。
なぜなら、好きなことをしてこそ、人は真の満足感や幸福感を得られるからです。
こうしたアドバイスにたいして、「そんなの無理だ。ただの理想論だ」と反発する人は少なくありません。
実際のところ、好きなことをやって満足な収入を得られる保証などないでしょう。
夢に向かってチャレンジしたもののお金を稼げず、挫折することだってあります。
ただ、挑戦しなければ「理想の人生」が実現しないことだけは確実です。
買わなければ宝くじには当たらないようなもの。
イラストを描いて生きたい、ブログを書いて生きたい、小説を書いて生きたい、音楽で食べていきたいなど、なにかしら「これで収入が得られたら嬉しい」というものが心のなかにあるのではないでしょうか。
そうした本心を無視せず、願いに忠実になってこそ、私たちは満足した人生を送ることができるのだと著者はいいます。
つまり重要なのは、心の声にしたがって行動するかどうか、ということです。
メンタルブロックを外す
好きなことで稼ぐ勇気が持てないのは、「不可能だ」と最初から自分で決めつけているせいかもしれません。
メンタルブロックが行動を妨げているわけです。
そこで役に立つのが本書です。
なぜなら本書は、私たちが無意識のうちに抱えているメンタルブロックを取り払ってくれるからです。
たとえば、「才能や技術がなければなにもできない」と思い、あなたは尻込みしているとします。
著者は「自分がしたいことをするのが怖いときに使う口実に過ぎない」と喝破します。
あるいは、人から「現実的になれ」とアドバイスされることもあるでしょう。
これについても著者は、「自分のやりたいことを、やりたいようになるな」というのが本心だから気にすべきでないと述べています。
つまり、あなたを心配しているように装って、ただ嫉妬しているだけ。
現実的かどうかを判断するのはあなた自身であって、他人ではありません。
自分で「できる」と思うなら、他人の(嫉妬による)アドバイスになど耳を貸す必要はないでしょう。
「あの問題が片付いてからチャレンジしよう」という姿勢も良くないと本書にはありました。
人生に問題はつきもので、問題がなくなる日など永遠にやってこないからです。
つまり、問題や障害物に関係なく「自分の生きたいように生きる」という決意が必要だ、ということです。
このように本書は、私たちが抱きがちな言い訳を、ことごとく砕いていきます。
読み終えたころにはなにも言い訳がなくなり、「チャレンジするしかない状況」が訪れていることでしょう。
まとめ
ワクワクすることをやっている人生には、ストレスがないといいます。
世界的に有名な建築家・安藤忠雄も「好きなことを仕事にしているから、ストレスはない」と語っていました。
やりたいことを仕事にできれば、週末に気分転換をしたり、ストレス解消をしたりする必要はなくなるわけです。
なぜなら、仕事そのものがストレス解消になり、喜びをもたらしてくれるからです。
本書には、「仕事と私生活の区別がつかないくらい仕事が大好きな人はけっして退職しない」と書かれていました。
たとえば画家のピカソは、92歳で亡くなるまで絵を描きつづけたといいます。
彼が92歳まで長生きできたのは、日々好きなことをし、心も体も活性化されていたおかげかもしれません。
ワクワクしながら生きてみませんか?
本書にはワクワクを見つける27の質問が載っている。だから今すぐ好きなことが思い浮かばなくても、本書を読む価値はある。
以上、マイク・マクマナス著『ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』の要約と感想でした。
結論。「好きなことを仕事にできるのは一部の才能がある人たちだけ」というメンタルブロックを木っ端微塵に破壊してくれる本。嫌な仕事のせいでメンタルが木っ端微塵になる前に読むべき。「好きなことで生きる」系の書籍のなかで圧倒的にオススメ。