YouTubeのチャンネル登録者というのは、全員がそのYouTuberを応援しているファンなのでしょうか?
答えはノーです。
チャンネル登録者が2万人いるとして、2万人全員がそのYouTuberのファンであるとは限りません。
登録者のなかにはむしろ、ファンとは正反対のアンチが紛れ込んでいると考えるべきです。
この記事では、
- チャンネル登録をする意味
- YouTuberを見下して優越感を得る
など、「YouTubeチャンネル登録者にアンチが潜んでいる理由」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeチャンネル登録者にアンチが潜んでいる理由
YouTubeのチャンネル登録者が、そのまま応援してくれている人の数だと思うのは誤りです。
なぜならチャンネル登録者のなかには、少なからずYouTuberにたいするアンチが紛れているからです。
アンチは「嫌う者」を意味します。
つまりアンチは、そのYouTuberを嫌っているにもかかわらずチャンネル登録している、というわけです。
どうしてアンチは「チャンネル登録」などという矛盾した行動をとるのでしょうか。
配信者が失敗するところを見たい
アンチがチャンネル登録する動機は「そのYouTuberを応援したいから」ではありません。
そのYouTuberが失敗しているところを見たいから、です。
失敗というのはたとえば、
- 動画の再生回数が伸びない
- ネタ切れを起こしている
- 投稿が途切れている
など、YouTuberとしての活動がうまくいっていない状況を指します。
「他人の不幸は蜜の味」というように、配信者が企画を考え、映像を撮影し、編集した動画がスベっている様は、アンチにとって喜び以外のなにものでもありません。
頑張ったのに残念だったね、ってなもんです。
嫌っている人間が失敗するところを見ると気分が良くなりますし、他人を見下すことで、アンチは優越感を得ることができます。
つまりアンチは、嫌っているYouTuberの無様な様子を見たいからチャンネル登録している、というわけです。
他人を見下し優越感を得る
自己肯定感を高めるために、人は、誰かを見下すことがあります。
自分より下がいることを知って安心したいので。
たとえばお笑い芸人・有吉弘行は、売れない時代に老人ホームへ通っていたようです。
有吉が老人ホームへ通っていた理由は、
- タダでお茶が飲めるから
- 自己肯定感が高まるから
これら2つだといいます。
足腰が弱く、身体機能が衰えている高齢者を見ることで「おれはまだマシだな」と思い、なんとか自尊心を保っていたと彼は語っていました。
私たちは、自信をつけるためにわざわざ老人ホームを訪れる必要はありません。
なぜなら、成功していない残念なYouTuberの姿を、24時間、どこにいても見ることができるからです。
配信者は調子に乗らないほうがいい
ここまで、「YouTubeのチャンネル登録者にはアンチが紛れ込んでいる」という情報をお伝えしてきました。
「だからどうした」
そう思う方もいるでしょう。
アンチがいると考えて、YouTuberは調子に乗らないよう注意すべき、というのが一番のメッセージです。
アンチがいると考えいたほうが、配信者は冷静でいられます。
チャンネル登録者数の増減に一喜一憂するようなことはなくなるでしょう。
なぜなら、登録者がファンなのか、自分を見下そうとしているアンチなのかが判別できないからです。
結果として、調子に乗ったり舞い上がったりする失態を防げます。
さらには「みんなが見てくれているから良い動画を作らなきゃ」という自惚れに陥ることもありません。
ナンセンスなプレッシャーにとらわれ、大衆ウケを狙い、無難でつまらない動画を投稿することも避けられるでしょう。
つまり、面白い動画クリエイターでありつづけられる、ということです。
チャンネル登録者が2万人いるとしたら、半数の1万人は、あなたのことを嫌っていると考えておけば間違いないといえます。
まとめ
YouTubeのチャンネル登録者について、その実態をお伝えしてきました。
チャンネル登録者はファンではありません。
チャンネル登録者というのは、あなたの言動の観察者です。
彼/彼女らがあなたを観察する動機は、
- 好きだから
- 嫌いだから
このふたつに分けられます。
「登録者は全員が自分のファン」だと思っていたほうが配信者は幸せでしょうが、それでは大衆ウケを意識したり、勝手なプレッシャーでメンタルを追い込んだり、長期的に見てロクなことになりません。
アンチに観察されているという意識を持ち、「いまに見てろよ」という気概とともにYouTuberとしての活動をつづけていくことをおすすめします。
以上、YouTubeチャンネル登録者にアンチが潜んでいる理由でした。
結論。無様なYouTuberこそ、人を幸せにしている。無様な姿を全国に晒すことで、みんなの自尊心を高めてあげているから。
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