峠道や高速道路を運転しているとき、私たちを抜かしていった車が、ハザードを2回点滅させることがあります。
この「ハザード2回点滅」には、どんな意味が込められているのでしょうか。
少なくとも、道を譲ったときの「サンキューハザード」ではなさそうです。
なぜなら、ただ走っていて抜かされただけで、親切な行為をしたわけではないからです。
この記事では、
- お詫びのサイン?
- バカというメッセージ?
など、「追い越し後のハザード2回点滅はどういう意味なのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
追い越し後のハザード2回点滅はどういう意味なのか
世の中には、他の自動車を追い越した後で、ハザードを2回点滅させるドライバーがいます。
パッ、パッ、という2回の点滅によって、ドライバーは、抜き去った車へ何を伝えようとしているのでしょうか。
考えられるのは、
- 追い越しちゃってごめんね
- 遅いんだよバカ
これら2つの意図、あるいはメッセージです。
1. 追い越しちゃってごめんね
たとえば、私たちが峠道を運転しているとします。
後方から猛スピードでセダンがやってきて、しばらく追走していた後に、見通しの良い直線でセダンはわれわれの車を抜き去って行きました。
そして、 パッ、パッ、とハザードを2回だけ点滅させます。
これは「抜かしてごめんね。気を悪くしないでね」というメッセージだと受け取ることが可能です。
遅いから抜かしたけれど、悪意や敵意は抱いていないからね、と気遣うためのハザードです。
猛スピードで抜かしてそのまま走り去って行ったら、セダンにたいしてわれわれが抱く心象は良くありません。
「危ないドライバーだなぁ」ってなもんです。
ハザードを点滅させることによって気遣いを見せているのは、律儀なドライバーだといえるでしょう。
2回という点滅回数に意味はありません。
1回では気づいてもらえない恐れがありますし、3回では「緊急停止」の誤解を招く恐れがあります。
結果として、少なくも多くもない「2回点滅」が選ばれたのでしょう。
2. 遅いんだよ「バカ」
ブレーキランプ5回点滅で「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを送る人がいるように、ハザード2回点滅で「バ・カ」のサインを送る人も、世の中には存在しています。
- 遅すぎる
- なぜ道を譲らないんだ
などを前の車に怒りを募らせていたドライバーが、抜き去ってから苛立ちを伝えるためにハザードを利用し、抗議のメッセージを送っているわけです。
早い話が、チンタラ走っていたドライバーへの攻撃であり、嫌がらせです。
ハザードを2回点滅させるのは「バ・カ」と伝えたいからです。
ドライバーによっては「ア・ホ」かもしれませんし、「ク・ソ」かもしれませんし、「ボ・ケ」かもしれません。
なんにせよ、悪口だ、ということです。
もちろん抜かされた私たちが、抜き去ったドライバーの意図を知ることはできません。
- 抜かしてごめんね
- 遅いんだよバカ
どっちを伝えたかったのかは、藪の中です。
このように、抜き去ったドライバーを困惑させるためにハザードを2回点滅させ、「意味について一生考えてろ」ってな嫌がらせをする運転手もいます。
やり口が陰湿だといえます。
まとめ
追い越し後のハザード2回点滅はどういう意味なのかについてお伝えしてきました。
- 抜かしちゃってゴメンね
- 遅いんだよバカ
いずれかの意味だと考えて間違いありません。
ただ、どっちなのかは不明です。
考えてもわからないのであれば、「抜かしちゃってゴメンね」の意だとポジティブな解釈をするのが良いのではないでしょうか。
気遣いと攻撃では、正反対です。
気遣いのハザードだと思えば穏やかに運転できますが、「バカ」を意味していると考えたら、腹が立ちます。
腹を立てるのは精神衛生上よろしくありません。
ですので、「抜かしてゴメンね」の解釈を採用することをおすすめします。
ポジティブな思い込みをしましょう。
「自分だけはがんにならない」と信じているのとおなじ要領で、簡単です。
以上、追い越し後のハザード2回点滅はどういう意味なのか、でした。
結論。抜かしてゴメンねか、バカか。考えてもわからないので、自分に都合の良い「ゴメンね」だと決めつけるのがおすすめ。
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