関西弁を教える「関西弁スクール」が成り立つほど、関西弁に憧れる人はたくさんいます。
お金を払ってでも関西弁をマスターしたい、というわけです。
ところで、関西出身でもない人物が関西弁を使うのは、おかしくないのでしょうか。
たとえば生粋の長野県民が、関西の方言を使ってもOKなのでしょうか。
この記事では、
- 関西弁を使う違和感
- どうしても関西弁を使いたい時は
など、「関西出身ではないのに関西弁を使うのはおかしいのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
関西出身ではないのに関西弁を使うのはおかしいのか
おかしいかどうかは、ケースバイケースです。
たとえば長野県出身の男性がいるとして、この男性がいまは大阪に住んでいるのであれば、関西弁を使っていても違和感はありません。
カナダに住んでいる日本人が英語を話すようなものです。
その地方の言葉を使うのは、むしろ自然だといえます。
大阪に住み、関西人と関わっていれば、いつの間にか関西弁へとシフトしていることでしょう。
関西弁を使うのはおかしい
もし、かつて関西に住んでいたことがあるなら、今は長野県に住んでいる人物が関西弁を使ったとしても、問題ありません。
ただし、ギリギリセーフです。
「むかし大阪に住んでいたから」という理由にまわりは納得するかもしれませんが、長野県でいつまでも関西弁を使っているのは不自然でしょう。
なぜなら、住んでいるうちに長野県の言葉に染まり、だんだん関西弁が薄れていくはずだからです。
いつまでも関西弁を使っていたら、周囲に「ウザい」と思われかねません。
関西に縁もゆかりもない人物の場合、この人が関西弁を使うのは違和感たっぷりです。
たとえるなら、両親が日本人で、自らも日本人の女性が、日常会話で英語を使っているようなものです。
イタイ、の一言に尽きます。
まわりから浮いた存在になるのは間違いないでしょう。
それでも関西弁を使いたい場合の裏技
なんとしてでも関西弁を使いたい場合、おすすめの方法が3つあります。
- 関西に引っ越す
- 関西に住んでいたことがあると騙る
- 関西の友達とよく電話をすると騙る
以上3つの方法です。
「騙る」とは、嘘をつく、ということです。
もっとも確実なのは、関西に引っ越してしまうことでしょう。
英語を話したい人が、アメリカやカナダ、イギリスへ移住するのとおなじことです。
大阪や兵庫など関西に住んでしまえば、まわりの目を気にせず、好きなだけ関西弁を話せます。
ネイティブの関西人と触れ合っているうちに、あなたの関西弁スキルはメキメキ上達していくに違いありません。
引っ越しが難しければ、「むかし関西に住んでいたから」と嘘をつきましょう。
関西弁を使うための口実です。
ただし、バレるリスクが高い嘘です。
バレにくい嘘としては「関西の友達とよく電話するから」がおすすめです。
もちろん、あなたに関西人の友達がいなくても構いません。
周囲を納得させるための口実だからです。
関西人の友達(もしくはいとこ)としょっちゅう電話をしてるから、関西弁がうつった、ってなもんです。
素直な人なら信じてくれます。
まとめ
関西出身ではないのに関西弁を使うのはおかしいのかどうかをお伝えしてきました。
どちらかといえば、おかしいです。
関西に縁もゆかりもない人間が関西弁を使うのは、怪我をしていない人間が包帯を巻いているようなもので、違和感の塊でしかありません。
関西弁を使うあなたを「ウザい」と思い、友達がいなくなってしまう恐れがあります。
せっかく関西弁をマスターしても、話し相手がいなければ意味がなく、本末転倒です。
たとえば、関西弁を使うのは、独り言のときだけにするのはいかがでしょう。
- なにしとんねん
- ホンマかいな
ってな具合です。
ひとり言にとどめておけば、周囲からウザがられたり、嫌われたりする心配はありません。
以上、関西出身ではないのに関西弁を使うのはおかしいのか、でした。
結論。だいぶおかしい。関西弁を使うにしても、ひとり言だけに限定しておくのが無難。あるいは、嫌われ者になる覚悟で使うか。
関西弁をマスターするための教材はこちらです。