新型コロナウイルス(COVID-19)が蔓延しているいま、バレンタインデーの正解は、「手作りお菓子を渡さないこと」だといえます。
なぜなら手作りのお菓子は、受け取った相手にとって迷惑となる可能性があるからです。
つまり、「まさかコロナウイルスが付着していないだろうな?」と思われかねない、ということです。
もしも相手に(ウイルス付着の)疑いや不信感を抱かれてしまった場合、手紙を読まずに食べた黒ヤギさんのように、相手は、お菓子を開けずに捨ててしまうかもしれません。
ではいったい、コロナ禍におけるバレンタインでは、なにを渡すのが良いのでしょうか。
この記事では、
- 手作りお菓子の末路
- 市販のお菓子や本
など、「コロナ禍のバレンタインは何を渡すべきか」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
コロナ禍のバレンタインは何を渡すべき?
たとえばの話、サーフボードをプレゼントされても、長野県民は嬉しくありません。
なぜなら長野県は、海に面していない内陸県だからです。
海がなければサーフィンはできないので、当の長野県民は「なんでサーフボードなの?」とただただ困惑します。
けっして喜びはしません。
コロナ禍におけるバレンタインもおなじです。
「新型コロナウイルス」という見えない脅威に人々が怯えているなかで手作りお菓子を渡しても、「このご時世になんで手作りなの?」と常識を疑われかねず、むしろマイナスです。
評価を下げないためにも、手作りのチョコレート菓子やクッキーは避けておいたほうが良いでしょう。
「コロナ禍のバレンタイン」という前例がない状況において、これまでの前例は、なんら参考になりません。
手作りしたお菓子がたどる末路
コロナウイルスに関係なく、世の中には、他人が握ったおにぎりを食べれない人がいます。
というのも、人が握ったおにぎりが不潔に感じられてしまうからです。
新型コロナウイルスの流行により、おにぎりに限らず「人が作ったものを口に入れること」に抵抗を感じる人は、ますます増えています。
なぜなら食べ物を口に入れる瞬間、「まさかコロナウイルスが付いてたりしないよね?」といった不安が、脳裏をよぎってしまうからです。
しかもご飯やラーメンといった食事とは違い、バレンタインで渡すチョコやクッキーはお菓子(嗜好品)なので、食べなかったとて空腹で死んだりはしません。
ですので、(これを食べたら)コロナに感染するリスクがあると感じたら、お相手は手作りお菓子を食べずにそのまま捨ててしまうことも考えられます。
というのも、リスクを冒してまで食べる必要性がないからです。
多くの人々がコロナ禍でナーバス(神経質)になっており、
- ハンドソープで手を洗ったか?
- 調理時にマスクをしていたか?
- 無症状のコロナ感染者じゃないか?
などといった不安を、お菓子にたいして抱かないとも限りません。
いくら好きな人からもらった手作りチョコレートであっても、上のようなことを考えてしまったら、進んで食べようとは思わないはずです。
ゆえにせっかく手作りしたお菓子は、お相手の胃袋ではなく、相手宅のゴミ箱へ入るハメになります。
手作りお菓子の代替案として、
- 市販のお菓子と手紙
- 本と手紙
これらを検討してみてはいかがでしょう。
代替案1. 市販のお菓子と手紙
バレンタインデーでは、女性から好きな男性へチョコレートを渡すのが一般的です。
とはいえ、お菓子を「手作り」する以外にも、愛情を伝える方法はあります。
たとえば、市販のチョコレートを買い、手紙を添えて渡すのもありです。
手紙には、「コロナ禍のこんなご時世なので、手作りではなく、市販品にしました」などと書いておきましょう。
「あなたの健康を気遣ったんですよ」と愛情が伝えられますし、買ってきた(手間がかかっていない)市販のお菓子とはいえ、手抜きではないことも伝えられます。
デパートなどで売っている贈答用のお菓子は、衛生管理が行き届いた環境下で作られています。
ですので、いくらコロナ禍といえど、「このチョコにコロナウイルスはついてないよね?」などと疑う人はいません。
(ゴミ箱に捨てられることなく)安心して食べてもらえる、ということです。
代替案2. 本と手紙
コロナ禍で、読書をする人が増えているといいます。
家で過ごす時間が長くなった人々が、「暇だし、久しぶりに本でも読むか」と考えた結果でしょう。
不要な外出を控えているのは、(バレンタインでアプローチしようと思っている)相手もおなじです。
であれば、いっそ食べ物ではなく、本をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
お菓子と違って本はモグモグ食べたりしないので、ウイルスうんぬんを気にしないのもグッドです。
ただし、どんな本でも良いわけではありません。
たとえば、分厚い長編小説はNGです。
なぜなら、読むのが大変で、相手の負担になるからです。
もらったからには読んで感想を伝えるのがマナーですが、『カラマーゾフの兄弟』みたいな長編小説は、なかなか読み終えられません(しかも難解)。
それから、「ズボラさんでもできる最強の節約術」といった本もNGです。
なぜなら、余計なお世話だからです。
お相手を不快な気分にさせるだけでしょう。
贈り物として最適なのは、『星の王子さま』という小説です。
『星の王子さま』は、示唆に富んだ短編小説です。
同作品にたいして子ども向けのイメージを持っているかもしれませんが、そんなことはありません。
ハッとさせられる内容で、むしろ大人こそ読むべき本です。
『星の王子さま』は表紙もかわいく、バレンタインの贈り物にぴったりではないでしょうか。
「私にとって、あなたは王子さま……そういう意味なのか!?」
と相手の男性が勝手に解釈し、アプローチしてきてくれるかもしれません。
以上、コロナ禍のバレンタインは何を渡すべきなのか、でした。
結論。まず、手作りお菓子はNG。好きな人に渡すなら、手紙は必須で、くわえて市販のお菓子か本をセットにすればOK。あと、アルコール除菌ジェルも無し。恋愛要素がないから。