UXは、レクサスのSUV中もっともコンパクトなモデルです。
UXには3つの動力源があり、
- UX200:ガソリン
- UX250h:ハイブリッド
- UX300e:電気自動車(EV)
「どのグレード」よりも先に、まず「どの動力源にするか」を選ばなければなりません。
3つのタイプのうち、UX300e(電気自動車)は選択肢から外してしまって良いでしょう。
あえて300eを買う必要はないといえます。
なぜなら現在、リチウムイオン電池に代わる全個体電池(性能およそ3倍)の実用化が進められているところだからです。
300eのバッテリーとして搭載されているのは、間もなく時代遅れになるであろう「リチウムイオン電池」です。
電気自動車を買うなら、より優れた全個体電池が出てくるのを待ちましょう。
ちょうど、パン屋でクロワッサンを買う際に、陳列されているものではなく、「2分後に焼き上がる出来立てのクロワッサン」を待ったほうが良いのとおなじです。
この記事では、
- ガソリンかハイブリッドか
- グレードによってどんな違いがあるか
など、「レクサスUXで1番おすすめのグレードはどれなのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
レクサスUXで1番おすすめのグレードはどれなのか
レクサスUXは、
- UX200:ガソリン
- UX250h:ハイブリッド
- UX300e:電気自動車(EV)
動力源によってこれら3タイプにわかれています。
このうち電気自動車であるUX300eは、真っ先に選択肢から消えます。
理由は先述のとおりで、そもそもEVは、全個体電池が実用化されてから買うのが得策だからです。
テレビでたとえるなら、
- リチウムイオン電池:ブラウン管
- 全個体電池:液晶
このような差だといえます。
もうすぐ、映像がキレイかつ本体が薄型の液晶テレビが出ようとしているのに、あえて高価なブラウン管のテレビを買う必要はないでしょう。
ゆえにわれわれが検討すべきは、
- UX200:ガソリン
- UX250h:ハイブリッド
これら2タイプです。
UX200かUX250か
ガソリン車にするか、ハイブリッドカーにするか、どちらを選ぶかは人ぞれぞれの好みです。
ちょうど、
- カレーが好きか
- シチューが好きか
のようなもので、唯一の正解はありません。
車両価格が安いのは、ガソリンモデルです。
ハイブリッドモデルのUX250hにたいし、UX200は、35万円ほど安い価格設定となっています。
取得時の費用を抑えられるのは、ガソリンモデルのUX200です。
ただし、燃費はハイブリッドモデルのほうが優れています。
WTLCモード(カタログ値)の燃費は、
- UX200(FF):16.4km/L
- UX250h(FF):22.8km/L
このような数値となっていて、ガソリン代を抑えられるのはUX250hだといえます。
ただし、UX200/UX250hともに使用燃料はハイオクなので、ガソリン代が安いといっても「中トロが安い」みたいなものだとお考えください。
そもそも燃料の単価が高い、ということです。
四輪駆動にするかどうか
駆動方式で四駆(AWD)が選べるのは、ハイブリッドモデルの250hだけです。
ゆえに、もし四輪駆動を必要とするなら、UX250hで決まりです。
ガソリンタイプのUX200には、二駆(FF)しか設定されていません。
UXという名称はUrban crossover(都会派クロスオーバー)が由来になっており、オフロードをガンガン走ることを想定した車ではないといえます。
だからこそ、都会派クロスオーバーUXの基本は、FFなのでしょう。
UXに乗って未舗装の道路(砂利道や雪山)を走るのでなければ、駆動方式はFFで問題ありません。
ガソリン車とハイブリッドカーは、
- 静粛性
- 加速性能
など、燃費の差以外に"運転している感覚の違い"もあるため、LEXUSのディーラーを訪れて両方のタイプを乗り比べてみてください。
事前にネットで試乗予約を入れておけば、当日はスムーズに試乗できます。
UXのグレードは4つ
レクサスUXは、200/250hともに4つのグレードが設定されています。
車両価格が安いほうから順に、
- ノーマル
- version C
- F SPORT
- version L
このようになっていて、もっともお手頃なノーマルグレードと、もっとも高級なバージョンLとの間には100万円弱の価格差があります。
4グレードとも、
- 馬力
- トルク
など自動車のパワーに差はなく、それぞれ装備が異なっています。
4グレードから1つ選ぶなら、ノーマルのUXが良いでしょう。
エントリーモデルとはいえ高級車ブランド"LEXUS"の車ですので、
- ナビゲーション
- 本革ステアリング
- 本革シフトノブ
などが標準装備されています。
もっともグレードが低いノーマルUXを買ったとして、ノーマルだけの「我慢ポイント」は以下のとおりです。
- カードキーがない
- ワイパーが雨滴を感知しない
- パドルシフトがついていない
- シート素材がファブリック
- シートヒーターが装備されない
- シートが電動ではない
これらが、1番下のグレードだけ欠けている点です。
上の条件で問題なければ、素のUX200/250hを買うと良いでしょう。
もし嫌だとしたら、1つ上のグレードにあたるバージョンC(プラス25万円)を選べばすべて解消します。
金銭的余裕があるとしても、
- F SPORT
- version L
などを買うのはおすすめしません。
UXの上級グレードを買うよりは、NXの廉価なグレードを買ったほうが、「ドヤ」ってな気分でレクサスをアピールしながら運転できるからです。
まとめ
レクサスUXで1番おすすめのグレードはどれなのかをお伝えしてきました。
おすすめはノーマルグレードで、ご紹介したノーマルの妥協点が受け入れられない場合には、version Cを買うのが良いでしょう。
ガソリンかハイブリッドかはそれぞれの好みなので、「こっちが良い」とは明言しません。
LEXUSのディーラーで2タイプのUXに試乗してみて、運転感覚が気に入ったほうを買うと良いでしょう。
- ガソリン
- ハイブリッド
どちらを買っても後悔はしないはずです。
UXの最上級モデルであるUX250h version Lは、車両価格が500万円に達します。
LEXUSのエントリーモデルであるUXを500万円出して買うよりは、450万円で、クラスが1つ上位のレクサスNXを買うのが賢明です。
なぜならNXのほうが、われわれの、
- ステータス(社会的地位)
- 所有欲
といった欲求を満たしてくれるからです。
したがって、UXを買うなら廉価なグレード、UXの上位グレードを買うならNXの廉価なグレード、これが結論だといえます。
以上、レクサスUXで1番おすすめのグレードはどれなのか、でした。
結論。UXを買うなら廉価なグレード、UXの上位グレードを買うなら、いっそNXの廉価なグレード。ガソリンかハイブリッドかは、好み次第。私はガソリンに1票。燃費を気にするとしたら、レクサスではなく、MAZDAのクリーンディーゼル(軽油)がベストバイだから。
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UXと併せて検討してみてはいかがでしょうか。