高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の財布やバッグを男が使うのはダサいのでしょうか。
答えは、ノーです。
ダサくありません。
もし財布のなかに入っている総額が27円だったり、アニメの缶バッジがバッグについていたりしたら、ヴィトン云々に関係なく「ダサい」といえます。
がしかし、男性がルイ・ヴィトンの商品を使うことに関しては、マカロンを食べるのと同様に、なんら問題ないでしょう。
- ブルゾン
- スウェット
- ジャケット
- スニーカー
- リュックサック
どのアイテムもお洒落です。
もちろん、男性が使用していて、の話です。
この記事では、
- ルイ・ヴィトンにはメンズがある
- 批判はまず「妬み」だと思って間違いない
など、「ルイ・ヴィトンのアイテムを持つ男はダサいのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ルイ・ヴィトンを持つ男はダサいのか
男に生まれたからといって、ルイ・ヴィトンを避けて生きる必要はありません。
女湯や女性用トイレへ男性が入っていくのはNGですし軽犯罪ですが、ルイ・ヴィトンのショップに立ち入るのは、むしろウェルカムです。
そもそもハイブランドの商品はどれも値段が高いため、経済的余裕がなければ買えません。
くわえて、ファッションにこだわりがなければ、わざわざルイ・ヴィトンで選んだりしません。
贅沢でお洒落なルイ・ヴィトンの商品を愛用し、自己表現している男性の、いったいどこが"ダサい"のでしょうか。
ルイ・ヴィトンにメンズがあるから
だいいちルイ・ヴィトンは、女性限定のファッションブランドではありません。
公式サイトにアクセスすればわかる通り、ルイ・ヴィトンでは「メンズ」の商品も売っています。
- メンズの靴
- メンズの洋服
- メンズの財布
- メンズのアクセサリー
こんな具合です。
男性向けに売られている商品を、男性が買い、使う、これのどこに「ダサい」要素が生まれるのでしょう。
しかも、デザインを手がけているのは世界トップクラスの一流デザイナーです。
そのセンスは疑いようがありません。
たとえば、回転寿司で隣のテーブルに座る客を指さして「アイツ、寿司食ってる!ダサッ!」とバカにする人はいません。
なぜなら、回転寿司で寿司を食べるのは、ふつうのことだからです。
ルイ・ヴィトンもおなじです。
メンズの商品を使っている男性は、回転寿司でエビやマグロを食べているお客も同然で、ダサくないといえます。
「男なのに」は前時代的
くわえて近ごろは、
- 男らしい
- 女らしい
こうした言葉が死語になりつつあります。
なぜならジェンダーは、肉まんのように2つにパカッと分けられるほど単純ではなく、男性だから/女性だからといって固定観念を押しつける行為がナンセンスだからです。
したがって、いまの社会で「男なのに」だとか「男のくせに」だとかいって、性別に基づいてあーだこーだ持論を述べている人のほうが、ルイ・ヴィトンを持っている男性よりかえってダサいといえるでしょう。
「男なのに」から始まるイチャモンは、すべて無教養で、前時代的で、的はずれです。
相手にすることはありません。
ダサいは羨ましいの裏返し
男がルイ・ヴィトンを持つなんて……とケチをつける人間は、男女関係なく、その「ハイブランド男」を本心では羨ましがっています。
たとえば世の中には、自分の乗っているスポーツカーがとにかく大切で、家族よりも大切で、大切すぎて売ってしまう人がいます。
一見すると矛盾しているように思えますが、そうではありません。
このタイプの人物は、大事なスポーツカーに傷や汚れがつくことを過度に恐れており、気苦労から精神的なストレスが溜まり、結果として「好きすぎて売る」という選択をするわけです。
では、羨ましくてバカにする心理とは、いったいどんなものでしょう。
仮に、ルイ・ヴィトンのリュックを背負って歩いている男性がいるとします。
このリュックを見た素直な感想は、「高級ブランドだ。いいな。買えていいな。自分もあんなふうにセンスと財力をまとめてアピールしたいな」です。
これが本心です。
がしかし、これではルイ・ヴィトンのリュックに手が出せない自分を惨めに思い、劣等感に苛まれてしまいます。
自己肯定感が下がってしまいます。
とはいえ自分を嫌いになったら生きていくのがツラいので、自尊心を損なわないよう、解釈を歪めて抵抗します。
「へん、ルイ・ヴィトンのリュックを持つ男はダサくて、下品で、ナルシストだ。アイツはダサくて、俺が正しいんだ」ってな具合です。
早い話が、ルイ・ヴィトン男子への批判は、その人物が自己正当化するための言い訳に過ぎない、ということです。
成功者(っぽい人物)への妬み、やっかみ、引きずり下ろしたい願望、これらが「ダサい」に込められた思いだといえます。
気にしたら損だと思いませんか?
誰がなんといおうとルイ・ヴィトンの商品を買い、いっそ全身をルイ・ヴィトンでコーディネートし、嫌味なほど見せつけてやりましょう。
まとめ
ルイ・ヴィトンを持つ男性は、ダサくありません。
- ヴィトンにはメンズがある
- 「男なのに」は前時代的思考
- 批判の裏には羨ましさがある
これらが、ダサくない根拠です。
ただし、コーディネートのセンスは問われます。
たとえば、上下安物のジャージを着て、11月なのにサンダルを履き、それでいてルイヴィトンのバッグを肩にかけていたら、ダサいといえます。
チグハグだからです。
こうした条件は抜きにして、単純に「男とルイ・ヴィトン」の組み合わせだけを考えるなら、ダサくはありません。
むしろ、「悔しかったら買ってみな」ってな気概で、恥じることなく、堂々とルイ・ヴィトンのアイテムを着たり、履いたり、背負ったり、転がしたり、ぶらさげたりすれば良いのではないでしょうか。
※転がす:キャリーケース、ぶらさげる:バッグ
以上、ルイ・ヴィトンを持つ男はダサいのか、でした。
結論、批判の99%は妬みだ。無教養だ。前時代的だ。ただし、組み合わせ次第では恐ろしくダサくなるので注意。ルイ・ヴィトンのブルゾンに、ボロボロのスニーカー、これはダサい。ルイ・ヴィトンが悪いんじゃなくて、センスが悪い。