2021年5月に3代目MINIがマイナーチェンジを行いました。
「複雑さを削ぎ落とし、極限までピュアにMINIの個性を際立たせる」
こんなコンセプトのもと内外装のデザインを変更した結果、新型MINIのフロントマスクは、カールおじさんソックリになってしまいました。
カールおじさんとは、明治のスナック菓子「カール」のキャラクターで、黄色いハットと泥棒のような口髭が特徴の中年男性です。
もしMINIが日本車であれば、デザインコンセプトの段階で「やめよう……カールおじさんにしか見えない」と中断されていたことでしょう。
がしかし、MINIはドイツ車であり、設計しているのはカールおじさんを知らないヨーロッパの人々です。
ゆえに、誰も「カールおじさんやん」と指摘しないまま、販売に漕ぎ着けてしまいました。
この記事では、
- フロントデザインがダサい
- グリルがカールおじさんの髭
など、「2021年にマイナーチェンジした新型MINIのデザインがダサい件」についてわかりやすく解説します。
MINIはお洒落な外車……という固定観念に惑わされないよう、ぜひ参考にしてみてください。
2021年にマイナーチェンジした新型MINIのデザインがダサい
「〜みたい」に見えるとき、ファッションはダサくなります。
たとえば、
- 黄色とネイビー:のび太みたい
- 全身GUCCI:弱いメイウェザーみたい
- 青と白のストライプシャツ:ローソンの店員みたい
という具合で、この後には形容詞「ダサい」がつづきます。
「何その組み合わせ、のび太みたいでダサい」こんな感じです。
「〜みたいに見える」がダサいのはファッションに限らず、自動車もおなじです。
たとえば、ホンダのシビックは"潰れたフィットみたい"でダサく、ホンダのヴェゼルは"ハリアーとCX-5の偽物みたいでダサい"と評判です。
世の中には、トヨタの新型アクアを"深海魚みたいでダサい"とする声もあります。
そして今回、新型MINIのフロントグリルが"カールおじさんの口髭みたい"になったことで、ダサい自動車の仲間入りを果たしてしまいました。
カールおじさんとは?
カールおじさんとは、明治が販売するスナック菓子「カール」のキャラクターです。
カールおじさんは通称で、明治のWebサイトに記されている正式名称はただの「おじさん」です。
つまり、固有名詞はない、ということです。
カールは1968年の登場以降ずっと親しまれてきたスナック菓子ですが、2017年8月をもって東日本での販売を終えました。
理由は販売不振です(ポテト系スナックの優位に勝てなかった)。
2017年8月よりエリアを縮小し、カールは西日本のみでの限定販売となりました。
ですので、東日本にお住まいの方はカールを見かける機会がなくなり、「カールおじさん」の存在も忘れかけていたかもしれません。
東日本に住む人々の記憶からカールおじさんが薄れかけていた2021年5月、突如として現れたのがそう、カールおじさん風の新型MINIでした。
「ダサい」とする否定的な声があるいっぽう、「懐かしい……」と新しいMINIにノスタルジーを覚える人もいるに違いありません。
フロントグリルがおじさんの口髭
2021年にマイナーチェンジした新型MINIのフロントデザインにたいして、ネット上には「グリルが髭にしか見えない」といった声が挙がっています。
カールおじさんのほか、新型MINIのフロントを漫画『ONEPIECE』に出てくるキャラクター大入道ワダツミ(フライング海賊団船員)に喩えているケースもあります。
カールおじさんみたい……大入道ワダツミみたい……あるいは泥棒みたい……いずれにせよ、お世辞にも"カッコいい"とはいえません。
そもそもカールおじさんがカッコよくないので、当然です。
新型MINIから漂うカールおじさん感を弱めるためには、ボディ色にブラックを選ぶと良いでしょう。
車体がブラック、問題の(髭みたいな)フロントグリルもブラックで、グリルが目立たなくなり、結果としてカールおじさん感が薄まります。
ちょうど、軽自動車の黄色いナンバーを目立たせたくない人が、あえて黄色いボディカラーを選ぶようなものです。
"同色一体化作戦"でいきましょう。
もちろん、
- マイナーチェンジ前のMINIを買う
- そもそもMINIを買わない
このような「ドイツ製カールおじさんとバカにされないための対策」は、ボディ色を黒にするささやかな抵抗よりずっと有効です。
まとめ
2021年5月実施のフェイスリフトにより、MINIはカールおじさんになりました。
カールおじさんそのものはけっしてダサくありませんが、「カールおじさんに似ている自動車」はダサいといえます。
ちょうど、キノコはダサくなくても、「キノコみたいな髪型」はダサいのとおなじです。
先述のとおり、「〜みたい」はダサいのです。
もちろん、
- カールおじさんみたい
- 大入道ワダツミみたい
- 泥棒みたい
このような具体例を思いつかないまでも、マイナーチェンジしたMINIを見てただただ「髭みたいでダサい」と感じている人もいます。
なぜこんな滑稽なデザインになってしまったのか……ドイツにはああいう髭の生やし方をする人間もキャラクターも存在しないのか……原因はわかりません。
確かなことはただ一つ、ダサい、それだけです。
以上、2021年にマイナーチェンジした新型MINIのデザインがダサい件でした。
【結論】カールおじさんみたい。大入道ワダツミみたい。泥棒みたい。新型MINIを何に喩えるも自由。ただ、何にせよダサい。ジレット(髭剃りメーカー)とMINIがコラボした"髭なしバージョン"の発売に期待しよう。ファッションブランドPaul Smithとしばしばコラボしていることだし。
ネット通販サイトAmazonでは、マイナーチェンジ後のMINIに関するこんなムック本が売っています。
Amazonではカールも購入できます。
東日本に住んでいるとスーパーやコンビニでは買えませんが、ネットでなら注文できます。
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