2021年7月にデビューした新型アクア(2代目)のフロントマスクに関して、一部ネットユーザーから「深海魚みたいでダサい」という声が上がっています。
これはよくある話で、たとえばポルシェ911がカエルみたいだとか、日産新型ノートがダンゴムシみたいだとか、ホンダ新型フィットが犬みたいだとかいわれているようなものです。
新型アクアはたしかに魚類のような顔をしていますが、けっして深海魚ではありません。
深海魚というのはたいてい目が退化していて、無いも同然です。
それにたいして新型アクアには、細長のヘッドライト(目)が備わっています。
これほど大きな目を持った深海魚はいません。
この記事では、
- フルモデルチェンジでダサくなった?
- デザインのどのあたりが気味悪いのか
など、「トヨタ新型アクアの顔はほんとうに深海魚みたいでダサいのか」をわかりやすく解説します。
あのデザインを評価するため、ぜひ参考にしてみてください。
トヨタ新型アクアの顔は深海魚みたいでダサいのか
2021年7月にフルモデルチェンジを果たし、アクアは新型(2代目)へと移行しました。
ただし、初代アクアの後期型からすでにサカナっぽいルックスになっていたことから、今回のデザインはおなじレールの延長線上、すなわち順当な進化だといえます。
新型アクアになって、いきなりサカナルックに変貌したわけではありません。
アクアはラテン語で「水」
アクア(AQUA)という車名は、ラテン語で水を意味します。
アクアリウム(水槽や水族館)のアクアです。
車名からしてサカナの要素を含んでいるわけなので、ネーミングに照らし合わせて考えれば、新型のデザインに違和感はありません。
アメリカの子どもたちに、
- 新型アクア
- ハリアー
- クラウン
- ハイエース
- ランドクルーザー
それぞれの写真を見せて「どれがアクアだと思う?」とアンケートをとったら、新型アクアがもっとも多くの票を獲得することでしょう。
つまり、もっとも水を連想させるデザインだ、ということです。
もしアクアではなく、ボルケーノ(火山)という車名であのサカナ顔だったら、もちろん事情は変わってきます。
アクアの奇妙さはこれが原因
「アクアがラテン語で水を意味するだなんてどうでもいい。デザインがダサいのが問題だ」
そう反発する人もいるでしょう。
ところで、新型アクアのデザインを見て、正直どう思いますか?
もし不気味、気色悪い、気持ち悪いと感じるのであれば、
- 突き出した丸いボンネット
- グリルまわりのフチ
こうした部分に原因があるのかもしれません。
新型アクアのボンネット先端は、まるでコブのようにボコッと盛り上がっています。
ほかの車にはない特徴で、つまり見慣れていないので、抵抗や違和感を覚えるリスクが高めです。
それからフロントグリルをぐるっと囲むように、"クッキーの抜き型"みたいな形のフチがはめこまれています。
このデザインは英国の高級スポーツカーであるアストンマーティン ヴァンテージにも見られるので、そっちを知っていれば、さほど新型アクアにたいする反発は生じないはずです。
すんなり受け入れられることでしょう。
なんにせよ、
- ボンネット先端の膨らみ
- フロントグリルに刺さった"抜き型"
新型アクアのこうした特徴がややエキセントリックであることは事実です。
まとめ
ダサい、ダサくないは人それぞれの感性しだいなので、唯一の答えはありません。
新型アクアを見てダサいと一蹴する人もいれば、そのデザインに心底惚れこんで、夫婦で1台ずつ買う人もいます。
きっと、水族館で働くスタッフには抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。
新型アクアのどこかサカナっぽいルックスに、愛嬌や親近感を覚えてくれるはずです。
既視感がない、パクリではない、インパクトがあるという点では、良い悪いというより、面白いデザインだといえそうです。
以上、トヨタ新型アクアの顔はほんとうに深海魚みたいでダサいのか、でした。
【結論】深海魚というより、もっと浅いところを泳いでいる一般的なサカナっぽい。ダサいかどうかは人それぞれの判断に委ねるとして、AQUA=水でサカナ顔には、統一感や遊び心が感じられる。海のなかにもいろんな生き物がいるわけで、エビやタコに似せているよりは(魚のほうが)マシ。アクアを買ったらナンバーは1010(とと)で決まり。
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