デート中の沈黙を避ける秘訣は、聞き上手になることです。
トーク術を磨いたり、雑学をインプットして会話のネタを増やしたりする必要はありません。
私たちが「聞き上手」になるメリットは2つあります。
- 会話が続く
- デート相手に好かれる
このように、聞き上手な人間がデートを制するといっても過言ではありません。
だから頭をフル回転させてペチャクチャしゃべるのではなく、落ち着いて、好きな人の話に耳を傾けましょう。
そうすれば、楽しい会話、相手の笑顔、親密な関係など、「デートに望んでいるもの」はすべて手に入ります。
この記事では、
- 相手が喋りたくなる話題は何か?
- どんな聞き方をすれば好かれるのか?
など、「デートで会話を続けるコツ」をわかりやすく解説します。
好きな人との距離をグッと縮めるため、ぜひ参考にしてみてください。
デートで会話を続けるコツ3つ
これだけは覚えておいてください。
私たちは、「自分に関心を持ってくれる人」のことを好きになります。
なぜかというと、われわれの心のなかには「自分のことを重要な人間だと感じたい」という欲求が潜んでいるからです。
たとえば、身を乗り出して楽しそうに話を聞く人は、相手の自尊心を満たすことができます。
相手を良い気分にしてあげられます。
だから、好かれます。
この心理をデートに応用しましょう。
お笑い芸人のようなユーモアや、独自の視点、おもしろエピソードトークを持ちあわせていなくても問題ありません。
相手にしゃべってもらえば間は埋まります。
私たちがデートで意識することといえば、
- 相手の関心を知る
- 笑顔で聞く
- 話を遮らない
この3つだけです。
どれもこれも、「自らを重要な人間だと感じたい」という相手の欲求を満たすのに有効です。
1. 相手の好きなことを喋ってもらう
デート相手に気持ち良くたくさん喋ってもらうためには、相手の男性/女性が興味や関心を抱いている対象を知っておかないといけません。
たとえば、
- 犬
- 読書
- 映画
- 旅行
- ヨガ
- 熱帯魚
- ゲーム
- 筋トレ
- コーヒー
- サッカー
- 観葉植物
など、好みは人それぞれです。
相手が何に関心をもって日々を過ごしているのか、デート前に調べておきましょう。
LINEのやりとりを通じて聞く、SNSの投稿をチェックするなど、どんな方法でリサーチしても構いません。
「相手はなにが好きなのか」を知らないままデートに臨むのは、レストランで「アンチョビがどんな食べ物なのか」を知らずに注文するようなもので、危険です(アンチョビは生臭い)。
高い買い物をするときとおなじくらい、下調べは徹底してください。
デート相手がコーヒー愛好家なのに「野菜ジュースっていうのはさ、クレソンがさ」などと語っていたら、デートは失敗します。
話が盛り上がらず、続かないからです。
そうではなく、話題の照準はいつでも「相手の関心」に合わせておきましょう。
人間は、自分のことを喋りたがる生き物です。
相手の関心に話を向ける
もしデート相手が毎日かならずコーヒーを飲んでいると知ったなら、「何かこだわりはあるのか」と質問してみてください。
待ってましたと言わんばかりに、
- 好きな豆の種類
- いつも豆を買っている店
- 自分で豆を挽くとどう違うか
- 美味しいコーヒーが飲めるカフェ
こうした情報をあれこれ嬉しそうに話してくれるはずです。
そして実際、相手は良い気分になります。
だからこそ、デート相手がいま関心を抱いているモノやコトが何なのか、リサーチしておきましょう。
「今日はいい天気だね」
「だね」
「昨日は雨だったけどね」
「ね」
などという中身がスカスカの会話をするよりも、楽しくて思い出深いデートができるに違いありません。
2. 笑顔で話を聞く
デート相手が「話したいであろうこと」に話題を振ったら、口角をあげて、ゴキゲンな表情で話を聞きましょう。
せっかく好きなテーマについて語り出しても、聞き手が興味なさそうにしていたら、話す気が失せてしまうからです。
仏頂面している人にむかって「自宅で飼育している熱帯魚のかわいさ」を延々と語る人はいません。
だから、笑顔が大切です。
とはいえ、ニッコリ笑うのはそう難しくないはずです。
好きな男性/女性とデートしている時間は幸せなので、ついニヤニヤしてしまいます。
このニヤニヤを全開にして、利用して、「その話もっと聞きたい」ってな顔で会話しましょう。
自分の好きな話(ゲームやら映画やら)を聞いている相手が楽しそうだったら、たとえ口下手だとしても、30分や1時間くらい平気でしゃべり続けます。
と同時に、そんな「良き理解者」である相手のことを、特別視するようになります。
大好きになります。
だからこそ私たちが狙うのは、この「良き理解者」のポジションです。
そして良き理解者は、そのまま「かけがえのない恋人」のポジションでもあります。
つまり、相手にとって特別な存在となるために、口角をあげて嬉しそうに話を聞こう、ということです。
3. 話を遮らない
ランチを食べている最中に電話がかかってきたら、ムカッとします。
というのも、食事の邪魔をされたと感じるからです。
会話もおなじです。
しゃべっている途中で話を遮られたら、デート相手はイラッとします。
ですので、相手の話に割りこむのはやめましょう。
たとえ疑問や意見があったとしても、です。
もし気になることや言いたいことがあるなら、相手が話し終えてから伝えるのがマナーです。
しゃべっている途中で「でもさ」と話を遮るのは、まるで映画の上映中に「これってさ」と話しかけるようなもので、相手をイラつかせます。
だから疑問や意見が頭に浮かんできても、すぐ口に出さないよう注意してください。
むしろ余計な考えはさっさと忘れて、相手の話に集中するべきです。
どうしてかというと、私たちはデート相手を論破したり、言いくるめたり、間違いを認めさせたり、説得したりしたいわけではないからです。
- 沈黙を避ける
- 好かれる
デートにおける重要ミッションはこの2つです。
そしてミッションはいずれも、私たちが「聞き上手」になりさえすればクリアできます。
小説を読みながら、
- なんでだよ
- おかしいだろ
- ちょっと待ってよ
- それってどういうことなの
などと突っかかる人はいません。
誰でもおとなしく読みます。
デート相手の話を聞くときには、小説を読んでいるときのモードをオンにしてください。
まとめ
人は「自分に関心を持ってくれる人」のことを好きになる、この心理がデートを成功させるカギです。
相手の話をよく聞けば、私はあなたに関心があります、と態度で伝えられます。
相手に心地よくなってもらえます。
気が合う、と感じてもらえます。
ただし、「私はあなたに関心があります」と口頭で伝えても気持ち悪がられるだけなので、言葉ではなく、話を聞く姿勢で示すのが無難です。
デートでは聞き役に徹しましょう。
- 相手の関心を知る
- 笑顔で聞く
- 話を遮らない
意識するべきはこの3つだけです。
私たちがペチャクチャ喋るわけではないので、
- 雑学
- 怪談
- 豆知識
- なぞなぞ
- すべらない話
こうした"ガラクタ"を集めてデートに臨む必要はありません。
努力の方向性が間違っています。
以上、デートで会話を続けるコツでした。
【結論】話すことがなくなるのは、どうでもいい話をしているから。どっちかの好きな話をしていれば、話題は尽きないし、会話は途切れない。だったら私たちが聞き上手になって相手に「喋りたいこと」を喋ってもらえば、気まずい沈黙とは無縁でいられる。おまけに良き理解者の称号もゲットできて一石二鳥。付き合う前でも、交際しているカップルでも。
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カウンセラーは「人の話を聞くこと」が仕事で、いわばトップクラスの聞き上手だといえます。
ちょうど、総理大臣が政治家のトップ、みたいなイメージです。
傾聴の神様からのアドバイスを受ければ、自信を持ってデートに臨めるに違いありません。
ただし、デート中の会話が"カウンセリング"みたいにならないようご注意ください。
私たちもほどよく自分のことを話す必要があって、大切なのは、そのバランスです。
付き合う前のデートについて、当サイトにはこんな記事もあります。
会話はもちろん、「どこに行くか」も重要です。
18歳未満がパチンコ店に入れないのとおなじように、交際前のカップルにも「行ってはいけない場所」があります。
デート中の食事マナーに関して、当サイトにはこんな記事があります。