もしクレジットカードを出先で落としたり、カードリーダーに挿したまま忘れてきたりした場合、どうなるのでしょう。
まずは当然、クレジットカード会社へ連絡し、決済機能をストップしてもらいます。
拾った誰かの不正利用を防ぐためです。
問題はこの後です。
手元に戻ってきたとして、他人(拾った人物)の手に渡ったカードをそのまま利用してもセキュリティ的に問題ないのでしょうか。
もしカードが見つからなかった場合、おなじ番号で再発行してもらえるのでしょうか。
この記事では、
- 再発行までカード無し?
- 再発行したらカード番号は変わる?
など、「クレジットカードを落とした/置き忘れたらどうなるのか」をわかりやすく解説します。
今後の流れを知るため、ぜひ参考にしてみてください。
クレジットカードを落としたら/置き忘れたら?
クレジットカードを紛失したことに気づいたら、まずはカード会社へ電話で連絡し、決済機能をストップしてもらいましょう。
「暗証番号がわからなければ拾っても使えないのでは?」
そう思うかもしれませんが、たとえばコンビニなど、暗証番号を入力せずにカードを挿すだけで決済できる店舗もあります。
念のため、カードの利用は止めてください。
つづいて、カードを落とした場所、カードを置き忘れてきた店に戻り、ないかどうか確認します。
見つからなければ、探しても仕方ないので、再発行の手続きを進めましょう。
自分のカードがあったとしても、誰かが情報をメモしている恐れがあります。
- カード番号
- 名義人
- 有効期限
- セキュリティコード(裏面)
といった情報があれば、一部ネットショップでカードを使って買い物ができてしまうのです。
もし不安なら利用停止は解かず、新しくカードを再発行してもらうのが良いでしょう。
カードが再発行になった場合
クレジットカードを失くす、落とす、忘れてきたら、再発行するのが一般的です。
というのも、"一度誰かに拾われたかもしれないカード"を使いつづけるのは物騒だからです。
たとえば、レジのカードリーダーに挿したまま、クレジットカードを忘れてきたとします。
つぎの利用客が気づき、店員に渡し、店員が気を利かせてカードの利用をストップしてくれました(カードにデスクの電話番号が載っている)。
これでクレジットカードが手元に戻ってきたとしても、「利用停止を解除」することはできません。
なぜなら、
- ほかの客
- 店舗スタッフ
といった第三者の手に、一時的とはいえ渡ってしまったからです。
彼/彼女らが、入手したデータをもとに私たちのカードを悪用しないとも限らないので、このカードは「破棄」となります。
第三者に拾われたら破棄だと思ってください。
カード会社も「第三者に渡ってしまったので、再発行するしかありませんね」と利用再開を認めてくれません。
もちろん、自宅で失くして自宅で見つかった場合は、破棄する必要はありません。
再発行した新しいカードが自宅に郵送されてくるまで、カードは利用できなくなります。
ですので、
- 電気代
- サブスク料金
- メンバーの会費
など毎月決まって引き落とされる費用があれば、念のため、決済できるほかのクレジットカードに登録し直しておくと良いでしょう。
カードが1枚しかなければ、仕方ありません、到着を待つことです。
再発行でカード番号は変わる?
クレジットカードには、
- カード番号
- 名義人
- 有効期限
- セキュリティコード
これらの情報が記されています。
カードを再発行した場合、名義人と有効期限はそのままに、
- カード番号
- セキュリティコード
この2つの数字が変わります。
つまり、以前とは違う番号になる、ということです。
ですので、新しいカードが届き次第、
- カード引き落としの登録情報
- AmazonやZOZOTOWNの会員情報
などを修正しなければなりません。
変更手続きは面倒かもしれませんが、まったくおなじカード情報では再発行する意味がないので、我慢しましょう。
ちょうど、他人にダイヤルキーの番号を知られてしまい、変更するようなものです。
かつての数字は"天寿を全うした"とお考えください。
ただし、
- 年金
- 電気料金
といった公共料金や公的機関への支払いは、カード情報が自動で更新されます。
再発行された新しいカードから勝手に引き落としてくれるので、私たちが変更手続きを行う必要はありません。
- セキュリティソフト
- Evernoteの有料プラン
など、「年に1度だけ年会費を払うサービス」の登録情報は変更し忘れやすいのでご注意ください。
まとめ
クレジットカードを落としたり忘れたりして、第三者に拾われて(見られて)しまったなら、そのカードとはお別れです。
セキュリティ面が怪しいので、今後も使いづつけることはできません。
旧カードを利用停止にしたまま、再発行されたカードが自宅に届くのを待ちます。
再発行といっても、番号がおなじで券面だけピカピカになったカードが来るのではなく、
- カード番号
- セキュリティコード(裏面)
これらが一新された別のカードが届きます。
したがって、
- ネット通販サイトの情報
- 各種サービスの支払い情報
などをすべて「生まれ変わった新しい番号」へと変更しなければなりません。
「新しいカード番号は何なのか」が今から気になるところですが、これは再発行されたカードが手元に届いてやっと確認できます。
- カードを失くした
- 利用をストップする
- 再発行を申請する
- カードが届くのを待つ
- 到着後に支払情報を変更する
こんな流れで今回のトラブルにご対応ください。
以上、クレジットカードを落とした/置き忘れたらどうなるのかでした。
【結論】面倒なことになる。カードの利用を停止したり、探したり、利用再開を断られたり、再発行を申請したり、待ったり、結構待ったり、やっと届いたら番号が変わってたり、支払情報の変更に追われたり。
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1枚しかないと不測の事態に対応できません。2枚あると安心です。もちろん、同時に2枚落としたら台無しです。
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