父親、母親、兄弟、姉妹など、好きな人が自分の家族について話す理由とは何でしょう？
こちらとの交際を見据えて、家族の紹介をしているのでしょうか？
「お父さんはこんな人で、お母さんは……」という具合です。
これなら「脈あり」だといえそうです。
それとも、ただ家族にまつわる面白い出来事があったから、つまり「ウケるトーク」だから家族を話題にしたのでしょうか？
たとえば、「お父さんが新車を3日でぶつけた」という感じです。
これはちょっと怪しく、家族の話といえど脈ありではないかもしれません。
家族の話をする好きな人の心理と、好意の有無を探っていきましょう。
この記事では、
- もっと自分を知ってほしい？
- ほかに話題がないだけ？
など、「好きな人が家族の話をしてくれたら脈ありなのか」をわかりやすく解説します。
自分に向けられている気持ちを知るため、ぜひ参考にしてみてください。
好きな人が家族の話をする理由3選【脈あり判定】
「家族の話をされたら脈ありだ」などという法則はこの世にありません。
脈ありの可能性もありますが、脈なしの可能性もあります。
というのも、
- 映画の話
- クルマの話
- ファッションの話
- 最近始めた趣味の話
これらとおなじで、「家族の話」も単なる話題の一つでしかないからです。
冷静になって考えればすぐにわかります。
好きな人に「自分のこと」を知ってほしい欲求はあっても、「父親のこと」を知ってほしい欲求はないでしょう。
なぜなら、注目してほしいのは自分の家族ではなく、自分自身だからです。
したがって、「家族の話」にあまり敏感になり過ぎないほうが良いかもしれません。
自分の家族について話すあの人の心理は、
- 面白いエピソードだから
- ほかに話題が見つからないから
- 心を許していると伝えたいから
このあたりでしょう。
では、脈の有無とあわせて1つずつ順番に見ていきます。
1. 面白いエピソードだから
好きな人は、それが面白い出来事だったから話題にしたのかもしれません。
たとえば、
- 妹のLINEが乗っ取られた
- お母さんをSAに忘れて来た
- お父さんが酔っ払って側溝に落ちた
- 祖父がボケ防止のおなじ本を2冊購入した
といった具合です。
こんな珍しいエピソード、笑える事件があったら、誰かと共有したくなります。
その相手が偶然「自分だった」という可能性が考えられます。
なぜ自分が選ばれたのかといえば、
- ちょうど会話をしたから
- 毎日LINEをしているから
- 食事をするなど話す時間があったから
などの理由でしょう。
「好きだから」と断定するには、ちょっと証拠が足りません。
好きな人を振り向かせるために、しばしば自分からLINEを送ったり、直接声をかけたりしていませんか？
だとすれば、「ちょうど良い話題がある」ということで家族の話をしたのでしょう。
もし、お相手からいきなり連絡が来て「聞いてよ、うちの父さんがさ……」と家族の話をされたなら、脈ありかもしれません。
ただしこの場合、家族の話が重要なのではなく、向こうから連絡が来た、という事実が重要なので、今回の趣旨からは外れています。
2. ほかに話題がないから
話題がないから家族の話をした、という可能性も考えられます。
これは脈なしです。
ちょっと想像してみてください。
たとえばあなたが、好きでもない人から食事に誘われたとします。
恋愛対象ではありませんが、断るのも気が引けるので、誘いに応じることにしました。
とはいえ、相手にまったく興味がなく「質問したいこと」が思い浮かびません。
- 相手の趣味：どうでもいい
- 相手の恋愛観：どうでもいい
- 相手の休日の過ごし方：どうでもいい
となれば、自分の話をするしかありません。
が、好きでもない人に自分の情報を漏らすは不安ですし、ヘンに誤解されても困るので、代わりに家族の話をします。
向こうが会ったこともないこちらの父親や母親、兄弟、姉妹の当たり障りのないエピソードを話して、間を埋め、沈黙を避けます。
そして、食事デートが終わる瞬間を待ちます。
もちろん、2回目のデートはありません。
「今回の対応で脈が無いって察してね」という感じです。
これとそっくりおなじ考えで、おなじことを好きな人がしていたなら、間違いなく脈なしです。
会話の状況を思い出してみてください。
好きなあの人は自分のことにノータッチで、こちらへの質問もなく、延々と家族の話をしていませんでしたか？
3. 心を許していると伝えたい
家族の話が深刻なものであればあるほど、それは好意の現れかもしれません。
たとえば、
- 父さんが浮気した
- 父さんが会社をクビになった
- 母さんが父さんをぶん殴った
- 両親が離婚しそうになっている
- 兄ちゃんが肩にタトゥーを入れた
- 妹が受験に失敗した
といった話題です。
「家族にまつわる相談」もここへ加えて良いでしょう。
このような深刻な話は、知り合って5分の人間にするようなものではありません。
聞き手が他言しないことが前提で、つまり、信頼している相手にしか話せない内容です。
家族の話というのは、こうした"ヘビーな内容"でしたか？
ヘビー級のテーマなら、信頼されていることは間違いなく、どうじに「愛情」も感じられます。
つまり、高い確率で向こうには好意があるだろう、ということです。いわゆる脈ありです。
「こんな深刻な話ができるくらいあなたを信頼していると気づいて。この気持ちに気づいて」という婉曲的な(トリッキーな)愛情表現なのかもしれません。
もし「誰にも言わないで欲しいんだけど……」という前置きがあって、家族にまつわる重たいエピソードが始まったら、99%脈ありです。
好きな人は「秘密を共有した2人は親密な関係になれる」という情報を、恋愛指南書か何かで読んだのかもしれません。
秘密を共有した2人は親密な関係になれる……これ、私たちも使えるテクニックです。
まとめ
家族の話題が出た、脈ありだ、と喜ぶのは早計でナンセンスです。
なぜなら、上っ面しか見ていないからです。
大切なのは、家族の話が出るかどうかではなく、どんな理由でその話をしたのか、つまりお相手の心理です。
考えられる可能性として、
- 面白いエピソードだから
- ほかに話題が見つからないから
- 心を許していると伝えたいから
これら3つをチェックしてきました。
上から順に、ほぼ脈なし、脈なし、脈ありです。
もっとも好意が感じられるのは「家族にまつわる深刻な話」を聞かされたときだといって良いでしょう。
みんなの前ではできない話をこっそり聞かされたなら、打ち明けられたなら、お相手はこちらと親密になることを望んでいます。
すなわち、脈ありです。
もし確信が持てなければ、ほかの「脈あり診断」も試してみてください。
リンクは記事の最後に張っておきます。
家族の話がライトでポップでチャーミングだったからといって、脈なしかもしれない……と落ち込むことはありません。
好きな人のほかの言動に注目すれば、「あれ、もしかして？」と思える気づきが見つかる可能性もあります。
というのも、全員が全員、好きな人に「家族のヘビーなお話」をするわけではないからです。
家族の話部門ではダメだったとしても、
- おやすみ部門
- デートの誘い部門
など、脈ありトーナメントにはたくさんの部門があります。
希望がありそうな有利なところからエントリーしてみてください。
以上、好きな人が家族の話をしてくれたら脈ありなのか、でした。
【結論】肝心なのは、動機。オモシロエピソードだから、たぶん脈なし。ほかに話題がないから、とことん脈なし。2人だけの秘密を共有したいから、脈あり。
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