グラビアアイドルとは、具体的にどんな人のことを指すのでしょうか。
たとえば、
- 写真集を1冊以上出している
- 週刊誌で水着姿を披露したことがある
といった"満たすべき基準"がどこかに存在するのでしょうか。
答えはノーです。
バストサイズ「Dカップ」の定義なら明確で、トップバストとアンダーバストの差が17.5cmであること、と決まっています。
それにたいし、グラビアアイドルにこうした統一の基準はありません。
つまり、グラビアアイドルの定義は曖昧だ、ということです。
ちょうど、ハンバーガーの定義がぼんやりしていて、挟んであるのがチキンでもフィッシュでもカニでも豆腐でも、すべて「ハンバーガー」になってしまうようなものです。
この記事では、
- グラビアってなに?
- グラビアアイドルを英語に訳すと?
など、「グラビアアイドルの定義」についてわかりやすく解説します。
知的好奇心を満たすため、ぜひ参考にしてみてください。
グラビアアイドルの定義って何?
ところで、「グラビア」とは何でしょう。
グラビア(gravure)とは、写真製版による凹版印刷の一種です。
これが転じて、グラビア印刷された雑誌の巻頭ページ、巻末ページも指すようになりました。
つまりグラビアとは、「雑誌の巻頭・巻末などにある写真ページ」のことだとお考えください。
このグラビア(雑誌の写真ページ)に登場するアイドルこそが、グラビアアイドルです。
グラビアという単語自体に、
- 水着姿
- セクシー
- グラマー
- 露出が多め
といった意味はありません。
グラビアとは、凹版印刷の一種、これによって印刷された雑誌の写真ページのこと、です。
英語ではcover girl
グラビアアイドルは和製英語です。
英語ではcover girlがグラビアアイドルに相当します。
カバー(cover)とは表紙のことで、cover girlを日本語にすると「雑誌の表紙を飾る女性」となります。
英語でもやはり、水着だとかビキニだとかの意味はありません。
では、雑誌(おもに青年向け週刊誌)の表紙に出た経験がなければ、自らを「グラビアアイドル」だと名乗ることはできないのでしょうか。
こうした実績がなくてもグラビアアイドルは名乗れます。
たとえば、
- モデルとして撮影会に参加している
- デジタル写真集をリリースしている
- イメージDVDを発売している
といった活動歴があれば、立派なグラビアアイドルだといって良いでしょう。
ただし、いずれも水着姿を披露していることが大前提です。
セクシーさを売りにしていなければ、一般的に、グラビアアイドルとは認識されません。
それはただのアイドルないしタレント、モデルです。
かといって、露出や行為があまりに過激すぎてもグラビアアイドルの範疇から外れてしまいます。
とことんまでいったらそれはセクシー女優です。
- 写真集
- 撮影会
- イメージDVD
などを介して自らの性的魅力を売る職業、それがグラビアアイドルだといえるでしょう。
ヌードを披露した場合はどうなる?
「もしヌードを披露したらどうなのか?」
そう疑問に思う方もいるでしょう。
ヌードを解禁したとしても、肩書きはグラビアアイドルのままです。
"ヌードアイドル"に変わったりはしません。
ただ、こうした過激なグラビアアイドルが週刊誌の表紙を飾ることはほとんどありません。
週刊誌は書店やコンビニに並ぶことが多く、老若男女の目に触れるため、表紙には「裸体」を売りにしていないグラビアアイドル(cover girl)が選ばれます。
それから、マガジン、ヤングマガジン、スピリッツ、アクション、ヤングジャンプ、ヤングガンガンといったコミック誌は青年をターゲット読者としているので、「ヌード写真が満載」ではマズいといえます。
フライデーの袋とじならともかく、です。
近ごろは女優やアイドルなども水着写真集をリリースすることが増えていますが、彼女らの肩書きは女優ないしアイドルのままで、「グラビアアイドル」が加わることはありません。
グラビアアイドルとは、
- 写真集
- イメージDVD
- ファンによる撮影会
といった活動に軸足を置いて収入を得ている女性を指します。
つまり、水着姿を披露したら自動的にグラビアアイドルになるわけではない、ということです。
まとめ
グラビアアイドルの定義は曖昧です。
グラビアとは凹版印刷のこと、凹版印刷された巻頭・巻末カラーページのことを指しますが、雑誌に出たことがないグラビアアイドルもたくさんいます。
週刊誌の表紙というのは、高校野球の甲子園のようなもので、滅多に出れるものではありません。
週刊誌のグラビアページに登場している女性は「一握りの選ばれしトップグラビアアイドル」であって、
- 撮影会
- デジタル写真集
などのもっとハードルが低い活動をしているグラビアアイドルがほとんどです。
ちなみに、コスプレがメインの場合はコスプレイヤーです。
ハンバーガーにたいするホットドッグのようなもので、コスプレイヤーは、グラビアアイドルとはまた違います(両者を一緒にすることもある)。
グラビアアイドルの定義をまとめると、
- 作品をリリースしている
- 水着姿を披露している
- 成人向け動画には出ていない
- エロではなくセクシーで勝負している
- 巻頭グラビアの経験は不要
- 上にも下にも年齢制限はない
といったところです。
定義というのはけっこう難しく、曖昧で、たとえば「人間」を定義するのも一苦労です。
- 二足歩行する:赤ちゃんは?
- 言葉を喋れる:赤ちゃんは?
- 火を扱える:赤ちゃんは?
- 四肢がある:事故で失ったら?
このように考えると、「グラビアアイドルとは何なのか」とはどこか哲学的な問いなのかもしれません。
以上、グラビアアイドルの定義とは何なのか、でした。
【結論】直訳すれば、雑誌の巻頭・巻末の写真ページを飾る女性。実態は、胸やお尻など身体的特徴を武器に、おもに水着姿で人々(とくに男性)を喜ばせる女性。週刊誌のほか、写真集、イメージ映像、撮影会といった活躍の場がある。タレントとしてテレビ出演したり、自身のYouTubeチャンネルで稼ぐことも(規制があるので水着姿にはならない)。
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