【なぜ】N-BOXの「燃費が悪い原因」は1トン近い車両重量にあった

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ホンダN-BOXは、お世辞にも"燃費が良い軽自動車"であるとはいえません。

むしろその燃費は「悪い」部類に入ります。

 

なぜなら、N-BOXの車体は重たいからです。

ズッシリと重たいボディを動かすためには、たくさんのパワーが要ります。

だからN-BOXは多くのガソリンを消費します。

 

N-BOXのカタログ燃費を見てみると、グレードによって燃費が異なっていることがわかります。

 

具体的には【19.0〜21.2km/L】左の通りです。

燃費に差があるのは、グレードごとに車両重量が違うからです(重量が軽いほど燃費は良い)。

 

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ところでタントやスペーシアなどのライバル車と比べても、N-BOXの燃費はイマイチなのでしょうか。

FFよりもさらに燃費が悪い4WDは選ばないほうが良いのでしょうか。

 

この記事では、

  • N-BOXの車両重量は約1トン
  • どのグレードが低燃費なのか?

など、「N-BOXの燃費が悪い原因」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

N-BOXの燃費が悪い原因は1トン近いヘビーな車両重量

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まずはじめに、燃費が優れている軽自動車とN-BOXを比較してみましょう。

たとえばスズキアルトの燃費は27.7km/L、ダイハツミライースの燃費は25.0km/Lです。

 

いっぽうホンダN-BOXは、もっとも低燃費のモデルで21.2km/L、もっとも燃費が悪いモデルだと19.0km/Lです。

具体的には、

  • FFで自然吸気:21.2km/L
  • 4WDでターボエンジン:19.0km/L

ご覧のとおりです。

 

「あれ、そんなに大した差じゃないな……」

と思ったかもしれませんが、その"ちょっとの差"が侮れません

 

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例として、

  • N-BOXカスタムターボ:20.2km/L
  • ミライース:25.0km/L

この2台で100km先の目的地を目指すとします。

 

100km走って4Lのガソリンを消費するミライースにたいし、N-BOXは5Lの燃料を消費します。

1リットルあたりのレギュラーガソリン価格を160円とするなら、おなじ距離の移動に160円の差額が生じる計算です。

 

途中でコンビニに寄ってコーヒーや肉まんが買える金額……そう考えるとバカにできないのではないでしょうか。

N-BOXはまるでチャリンチャリンと小銭を落としながら走っているようなものです。

 

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ちなみにN-BOXはミライースよりも1.25倍のガソリンを消費しますので、ミライースで月5,000円のガソリン代がかかるなら、N-BOXは(おなじ走行距離で)5,000円の1.25倍、すなわち月6,250円かかる計算になります。

経済性に優れているとはいえません。

 

これほどN-BOXの燃費が悪いのは、車両重量が重たいからです。

 

車両重量1,000kgがネック

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ご存じの通りN-BOXのボディは大きく、軽自動車のなかでも室内スペースが広々としています。

がしかし、N-BOXは「車内の広さ」と引き換えに「車重の軽さ」を失っています

 

ボディがデカいから重い……当然といえば当然の話です。

私たち人間でたとえるなら、力士の体重が重たいようなものです。

 

ちなみに先ほどご紹介した低燃費の軽自動車は、

  • スズキ アルト:680kg
  • ダイハツ ミライース:670kg

ご覧の重量となっています。

 

それにたいしてホンダN-BOXは、

  • 一番軽いグレード:890kg
  • 一番重いグレード:1,020kg

こちらの車両重量で、明らかに重たいことがわかります(福祉車両のスロープ仕様モデルは除く)。

 

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だいたい体重80kgの大人(かなり大柄)4人分の差です。

だから、ヘビーな車体を動かすのにN-BOXが余分なガソリンを消費するのは仕方ありません。

 

よく「燃費を良くするためには(重くなるので)車内に余計な荷物を載せないほうが良い」などといいますが、N-BOXはそもそも重く、そんなレベルの話ではありません。

 

N-BOX内で比較してみると、FFと4WDでは4WDのほうが60kg重たく、燃費も1.2〜1.4km/Lほど劣ります

四駆のほうが重たいのは、四輪を駆動させるためにシャフトという大きな棒状の金属部品が追加されるからです。

 

豪雪地域に住んでいる方を除き、ヘビーな四駆を買う必要はないでしょう。

ガソリン代と車両価格を考えたら、二駆のFFでじゅうぶんです。

もちろん、FFでも雪道は走れます。

 

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N-BOXはボディがデカいから車重が重い、車重が重いから燃費が悪い……したがって燃費の良い軽自動車が欲しいなら、なるべくボディが小さいクルマを選ぶことです。

 

  1. 広い車内(でも燃費はイマイチ)
  2. 低燃費(でもスペースはそれなり)

私たちはいずれか片方を選択しなければなりません

 

 

タントやスペーシアと比較

N-BOXのライバルとして挙げられるのが、

  1. ダイハツ タント
  2. スズキ スペーシア

これらの2車種およびカスタムグレードです。

 

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タントやスペーシアに比べて、N-BOXの燃費だけが特に悪い、などということはありません。

これら3車種の燃費はすべて20km/L前後で、ほぼ互角です。

 

というのも、ボディサイズや車両重量がいずれもほとんど変わらないからです。

似たようなボディに、似たような性能のエンジンを積んでいるわけで、燃費に差が出ないのは当然でしょう。

 

このなかでは唯一、全車にハイブリッドを搭載しているスペーシア/スペーシアカスタムの燃費がわずかに良いくらいです(本当にわずか)。

 

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ちなみにN-BOXやタントのボディ形状は「スーパーハイト系」と呼ばれます。

 

既に出てきた車のほかにはウェイクやルークスなど、スーパーハイト系に属する軽自動車は押しなべて燃費がイマイチです。

  1. 車両重量が重たいから
  2. 空気抵抗が大きいから

原因はこの2点です。

 

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ゆえに、もしN-BOX含むスーパーハイト系に絞って検討しているなら、どのメーカーのどの軽自動車を買っても燃費に大差はありません

  • デザイン
  • 乗り心地
  • 車両価格
  • 運転視界の良さ
  • 車内の使い勝手

このあたりの好みに応じてお選びください。

 

燃費が悪いのはスーパーハイト系に共通の弱点ですので、N-BOXを買ってその燃費に後悔することはないはずです。

タントやスペーシアカスタムのオーナーもこんな気持ちか……と納得できることでしょう。

 

まとめ

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結局のところ、何を重視するかが問題です。

 

広々とした室内スペースを優先させるなら、燃費の悪さは受け入れる必要があります。

 

ちょうどホテルでスイートルームに宿泊するとき、「料金の安さ」を諦めなければならないのとおなじです。

広くて安い部屋はありませんし、広くて燃費が良い軽自動車も存在しません

 

N-BOXの燃費の悪さは、"広い室内スペースに払っている費用"だとお考えください。

 

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大切なのは、自分のなかで「優先順位」をハッキリさせることです。

  • デザイン
  • 燃費の良さ(経済性)
  • 走りのパワー
  • 車内の広さ

など、「これだけは譲れないもの」はいったい何でしょうか。

 

デザインやパワー(ターボエンジン)を第一に考えるなら、N-BOXを買っても問題なさそうです。

きっと満足できることでしょう。

 

そうではなく燃費を重視するのであれば、N-BOXはやめておいたほうが良いかもしれません。

なぜなら貯金したい人が家賃の高いアパートに住むようなもので、燃費がイマイチなN-BOXは目的に適していないからです。

 

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燃費の良さで選ぶなら、ミライースやアルトなど、ボディの小さな軽自動車をおすすめします。

N-BOXよりもガソリン代を節約できるのは間違いありません。

 

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以上、N-BOXの燃費が悪い原因でした。

【結論】車両重量が重いから。空気抵抗が大きいから。だからN-BOXは燃費が悪い。N-BOXに限った話ではなく、スーパーハイト系の軽自動車すべてにいえること。「広くて低燃費」は存在しない。広くて燃費が悪いか、狭いけど燃費が良いか、その中間か、どれを選ぶかが問題。正解はない。ご自身の価値観や用途しだい。

 

www.shortshortshort.jp

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