20%オフや半額など、スーパーで値下げされた商品を買うことに抵抗を覚えていませんか?
たとえばほかの客から、
- ケチだと思われそう
- 貧乏人に見られそう
- 内心で笑われていそう
- セコいとバカにされそう
という具合です。
「値下げ品をカゴに入れたら損をする(恥をかく)のではないか……」
そんな心配があるとしたら、捨てましょう。
というのも、「恥ずかしい」なんてプライドや見栄だけで値下げ品を避けていたら、差額を損することになるからです。
240円の値下げ品を買いたいけど、恥ずかしいから定価の300円で買おう……これで60円をムダにしました。
ところが残念なことに、誰も他人の買い物カゴなどチェックしていません。
誰も見ていないので、「値下げ品ばかり選んでいてダサい」とバカにされることもなければ、反対に「定価で買っていてお金持ち」なんて称えられることもないのです。
われわれの買い物カゴの中身など誰も気にしていない……だったら遠慮なく値下げ品を買ったほうがお得だと思いませんか?
この記事では、
- 値下げ品を避けて失うもの
- 値下げ品はセコい買い物ではない
- 食品ロスの削減に貢献している
など、「スーパーで値下げ品を買う恥ずかしさの克服法」をわかりやすく解説します。
安くなっている食材や惣菜を堂々と買うため、ぜひ参考にしてみてください。
スーパーで値下げ品を買う恥ずかしさの克服法
値下げシールが貼られた食品を買うのは、恥ずかしい行為ではありません。
ほんとうに恥ずかしいのは、買った商品を袋詰めする台にある「無料のビニール袋」を何枚ももぎ取っていく人です。
あるいは、格安のラクトアイスを買っているのに、アイスコーナーにある「ハーゲンダッツ用の立派なスプーン」を持ち帰るような人です。
こうした非常識な行動をする客にくらべたら、値下げ品を買うくらい、何てことありません。
たしかに世の中には、「そんなに見切り品ばかり買って恥ずかしくないんですか?」と見ず知らずのお客から声をかけられた経験をもつ人がいます。
がしかし、これは例外で(失礼にも程がある)、他人の買い物カゴを細かくチェックする客は"ツチノコくらい珍しい"と考えて良いでしょう。
事実、あなただって、わざわざ人のカゴを覗いてまわる趣味など持っていないはずです。
だから、
- ケチだと思われそう
- 貧乏人だと見下されそう
- セコい奴だと嗤われそう
こんな余計な心配をする必要はありません。
たとえ定価で買ったところで、お客やレジの店員から拍手喝采を浴びるわけではないのです。
恥ずかしくて値下げ品に手を出せずにストレスを溜めるくらいなら、プライドでも見栄でもなく、節約を優先しましょう。
「なりふり構わず恥を承知で節約するわけ?」
そう考えている方がいるかもしれません。
そもそも、見切り品を買うのは、ほんとうにセコくて恥ずかしい行為なのでしょうか。
食品ロスの削減に貢献している
値下げ品の購入を「賞味期限や消費期限が迫った鮮度の悪い食べ物を安く買っている」と解釈していませんか?
この考えでは羞恥心が芽生えて当然です。
というのも、周囲のみんなが新車を買っているなか、自分だけがポンコツの中古車を買っているようなものだからです。
そこで値下げ品の購入を「食品ロスの削減に貢献している」と再解釈してみてください。
30円をケチるために買うんじゃない、食品の廃棄を減らすために消費期限が近い値下げ品を買うんだ、ってなもんです。
あるいは、自分のためじゃない、世のため人のためだ、という具合です。
こんな正義感や貢献感を胸に抱いていれば、値下げ品の購入に恥ずかしさを覚えたりはしないはずです。
他人の目を気にせず、20%オフのシールが貼られた鮭に手を伸ばせることでしょう。
たとえば、ペットショップでは、生後6ヶ月の売れ残った犬が「半額」で売られていることがあります。
このまま飼い主が見つからなければ……というところであなたが迎え入れたとしたら、あなたはどんな気持ちになるでしょうか。
まさか「値下げされた犬を買っちゃって恥ずかしい」なんて思わないはずです。
むしろ「私に/俺に飼ってもらえて良かったね」といった満足感や貢献感を覚えるのではないでしょうか。
これとおなじ感覚で、売れ残って値下げされた肉や魚、乳製品、漬物、弁当、惣菜を手に取ってみてください。
誰かが買わなければ廃棄になる食べ物たち……だったら私が/俺が率先して買おうじゃないか、という具合です。
どうせ値下げ品を買うなら、自分を卑下して恥じるのではなく、気持ち良く買いましょう。
結局のところ、値下げ品の購入をどう感じるかは、私たちの解釈しだいです。
値下げ品を諦めるデメリット
恥ずかしさを理由にして値下げ品の購入を諦めるたび、私たちは2つの"被害"を受けます。
- 金銭的損失
- 精神的ストレス
まず、「20%オフ」のシールが恥ずかしくて値下げ品を敬遠した瞬間、20%分のお金をプライドに換金したことになります。
自分ではお金を払って世間体を守ったつもりでいますが、先述のとおり、誰も私たちの買い物など気にしていません。
だから、意味のないまやかしの自己満足のためにお金(差額)を捨てたことになります。
賢い買い物だとはいえないでしょう。
もちろんレジの店員も「値下げ品だよオイオイ」なんていちいち嘲笑していませんし、気になるなら、セルフレジを利用すれば済む話です。
もしスーパーの店内を回っている間に他人から見られたくないなら、ゲットした値下げ品はカゴの下のほうに隠しておくと良いでしょう。
値下げ品の購入を恥ずかしがって躊躇する必要はありません。
他店よりも1パック30円安い生卵に喜び、安過ぎる豚肉に恥ずかしさを覚えるのは、矛盾しているのではないでしょうか。
安く買いたいのか、多くお金を出したいのか、どっちなんだかわかりません。
それから、恥ずかしさを理由に値下げ品をスルーしていたら、お金は貯まらず精神的ストレスばかりが溜まります。
それも、勘違いや過剰な自意識のせいで、です。
誰も私たちの買い物など見ていませんし、インターネットで生中継されて「おっと、またしても値下げ品を手に取りました」なんて実況されているわけでもないのです。
安くなっている肉や魚を見つけたら、ササッと手に取り、ササッと野菜の下にでも隠しておきましょう。
これなら精神的ストレスは溜まらず、おまけに数十〜数百円を節約できて得した気分になれます。
値下げ品を買う/買わないは人それぞれの自由ですが、ほんとうは欲しいのに我慢するなら、
- 金銭的損失(見栄への支払い)
- 精神的ストレス
こうした"被害"を受ける点にご注意ください。
スーパーで売っている食料品に限らず、クルマや洋服、腕時計など、見栄にお金を払っていたらお金はもの凄いスピードで失われていきます。
見栄への出費は控えるに限ります。
スーパーで買い物をする際、見栄で値下げ品を避け、隣にある「消費期限が1日違う定価の鶏肉」に見栄で手を伸ばすのはやめましょう。
その見栄、ナンセンスです。
まとめ
スーパーで値下げ品を買うのは、恥ずかしい行為ではありません。
ほんとうに恥ずかしいのは、賞味期限が1日でも長いヨーグルトを求めて棚の奥に手を突っこんでいる客です。
あるいは、値下げシールが貼られるのを待って(ほかのお客の動線を妨げながら)惣菜コーナーに陣取っている客です。
こうした精神性は「さもしい」といえますが、たまたま発見した値下げ品をカゴに入れるくらい、何てことありません。
だから恥ずかしがるのではなく、値下げ品をゲットできたらラッキーだと喜びましょう。
もしくは、食品ロスの削減に貢献しているのだと胸を張りましょう。
スーパーで堂々と値下げ品を買うポイントは、
- 誰も見ていないと知る(自意識を捨てる)
- 食品ロスへの貢献だと考える
この2点です。
さらにくわえて、
- カゴの下のほうへ隠す
- セルフレジを選ぶ
などの工夫をすれば、もっと自分に素直になって値下げ品に手を伸ばせるはずです。
事実、消費期限が近い食材の購入は、食品ロスの削減に役立っています。
- スーパーで見切り品を買う客
- レストランで料理を残す客
ほんとうに恥ずかしいのはどっちでしょう?
期限切れになった食べ物を捨てないために、ナンセンスな羞恥心を捨てませんか?
以上、スーパーで値下げ品を買う恥ずかしさの克服法でした。
【結論】誰も注目していない。食品ロスの削減に貢献できる。だから値下げ品の購入を恥ずかしがる必要はない。それでも気になるなら、カゴの下のほうへ隠したり、セルフレジを使ったりすれば人目に触れなくて済む。値下げ品を買おう。自分のためでなく、食べ物を無駄にしないために。
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