新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部のスーパーでは営業時間を2〜3時間ほど短縮しています。
ですが、スーパーが時短営業をしたところで、感染防止につながるのでしょうか?
答えはノーです。
効果がないどころか、むしろ感染リスクを高める恐れすらあります。
この記事では、「スーパーの時短営業は新型コロナウイルス対策に有効なのか」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
スーパーの時短営業は新型コロナウイルス対策に有効なのか
通常であれば21時まで営業しているスーパーがあるとします。
このスーパーは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、営業時間を短縮し、19時閉店としました。
営業時間の短縮がコロナ対策として有効かどうかといえば、有効ではないでしょう。
なぜなら、スーパーでの買い物は「不要不急の外出」にはあたらない、欠かせないものだから。
新型コロナウイルスが拡散していてもお腹は空くので、食材を買わねばなりません。
新型コロナウイルスが拡散していても便は出るので、トイレットペーパーを買わねばなりません。
カラオケや映画館、スポーツジムの利用は控えられても、スーパーの利用は控えられないのが現実です。
スーパーは生きていく上で欠かせない。映画館は欠かせるけれど。
時短営業で密度が高まる
人々の生活に欠かせないスーパーが、「コロナ対策のため」といって時短営業をスタート。
するとどうなるか。
短い営業時間のなかに、従来のお客がギュッと凝縮されます。
つまり人が密集します。
これを感染対策として行っているとしたら、逆効果だといわざるをえません。
ふだん土曜日の20時に買い物をしていた人が18時に来るだけ。スーパーの時短営業はむしろ密度を高めることになる。
スーパー店内では「レジに並ぶ際には間隔を空けてください」と呼びかけています。
飛沫感染を防ぐ狙いです。
営業時間を短縮して人々が密集するよう働きかけたかと思えば、「くっつかずに並べ。離れろ離れろ」って。
言動が矛盾しています。
営業時間を伸ばすべきでは?
スーパー店内で新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、人が集まらないようにしなければなりません。
買い物客の密度が高まるほど、リスクが高まるからです。
とすれば対策の正解は、営業時間を伸ばすことだといえます。
21時までの営業時間を23時までに延長する。
10時開店を8時開店に早める、など。
そうして従来のお客を広く薄く分散させれば、スーパー店内における飛沫感染リスクは下げられます。
ところがどういうわけか一部のスーパーは、時短営業を行っているのが現状です。
「お化けが怖い。幽霊が怖い」といいながら夜の廃病院へ出かけるようなもの。どういうつもりなのか、何を考えているのか。意味不明。
まとめ
スーパーの時短営業についてお伝えしてきました。
新型コロナウイルス対策として行っているようですが、逆効果です。
遊園地や飲食店の営業自粛を受けて、「スーパーが休業するわけにはいかない。だが、営業時間の短縮ならできる。よし、これで世間に合わせよう」と経営者が考えているのだとしたら。
悪意なき悪行。
優しきすっとこどっこい。
善意はありがたいのですが、行為がまちがっています。
「痛いの痛いの飛んでけ〜」といいながら他人の傷口をグリグリ押しているような。
どうかこの声が、新型コロナウイルス対策として時短営業を行っているスーパーの関係者に届きますように。
営業時間短縮という短絡的発想から抜け出せますように。
冷静もとい賢明なご判断を。
どうせやるなら、営業時間延長でお願いします。
あるいはなにもしないか。
食料品をはじめ生活必需品を販売するスーパーが営業時間をゼロに近づける必要はない。
以上、スーパーの時短営業は新型コロナウイルス対策に有効なのかでした。
結論。消費者のためを想って営業時間を短縮しているスーパーは、優しきすっとこどっこい。
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