カビだらけの風呂とカビが生えていない風呂ならどっちがいいかなぁと考えてみました。
カビが生えていない風呂の圧勝だったので、予防に尽力してみた結果をまとめます。
100円ショップでワイパー購入
浴室内の水分を切るためにワイパーを買いました。
こちらです。100円ショップで見つけました。浴室グッズコーナーにあったので、用途はまちがっていないと思います。
風呂上がりに水を切る
お風呂から上がったら、体を拭いて服を着ます。で、ワイパーを持って再入場します(体が濡れた状態でやると自分から滴る水で床が濡れます。経験済み)。
まずワイパーをこうして構えます。
壁に押し当てたまま下へスライドさせます。※横へスライドさせてもなにも起こりません。
ワイパーが通過して水分を取り除きます。
(写真を3枚も使うほどの内容ではなかった)
こうしてお風呂の壁すべての水分を切ります。そしたら最後に、ワイパーを使って床の水を排水溝へと流します。これで完了。
カラッと乾いた浴室ならカビの心配はありません。
慣れてくると5分程度でできるようになります。
検証結果:ワイパーで水切り
手間をかけて水を切ったところで、カビが生えてしまっては意味がありません。実際のところはどうだったのでしょうか(※2ヶ月ほど続けてみました)。
予防効果はある
まず、ハッキリと予防効果がありました。
水を切らずに放置していたころに比べ、明らかにカビが発生していません。湿気はカビの大好物ですからね。やった甲斐があるってもんです。
絶妙な面倒くささ
一見すると面倒に思えるかもしれませんが、そうでもありません。
熱帯魚のエサやりよりは面倒だけど、水槽の掃除ほど面倒じゃない。スクワットよりは面倒だけど、プールへ泳ぎに行くほど面倒でもない。そんなイメージでしょうか。
ちょっとわかりにくいですかね。ま、やってみればすぐにわかります。
「本当だわね。さいの目切りよりは面倒だけど、みじん切りほど面倒じゃないって感じだわね」って。そんな絶妙な面倒くささです。ギリギリ継続できます。
運動不足解消
ワイパーを使った水切りは全身をダイナミックに使います。いい運動になります。
最初はカビ防止のために始めた水切りですが、いつの間にか運動へと比重が移っていきました。いまでは風呂上がりの体操的な位置づけです。
「カビだらけの浴室を見たくない」という明確な動機がありますので、飽きずに続けることができます。あなたもぜひ、カビ除けスーパーハイパーワイパーエクササイズを生活に取り入れてみては?
安心感が芽生える
毎日ワイパーを駆使していると安心感が芽生えます。どういう安心感かというと、今の仕事をクビになっても大丈夫だ、という安心感です(まさかの「これでカビが生えないぞ」ではなく)。
「これならビルの窓清掃に応募するときに履歴書に書けるな」って思うんです。なんなら、面接の場で実演することだってできます。浴室の水切りで培った、ムダのないスピーディかつダイナミックな動きを。
そうした意味で、風呂場の水切りは「潰しがきく家事」だといえます。
風呂のタイルの模様に詳しくなれる
毎日見ているせいか、もれなく風呂場のタイルの模様に詳しくなれます。
家族に「あれ?うちのお風呂の壁ってどんな模様だったっけ?」と聞かれても即答できますので、即答できますので……即答できます。
つまり即答できるんです。それ以上でも以下でもありません。即答できるったらできるんです。
結論:それでもカビは生える
(カビの話ばかりで恐縮なので、自然の写真でリフレッシュ。さぁ、あと少し。想像力のスイッチを切って頑張りましょう)
最後に残念なお知らせです。……ワイパーを使ってもカビは生えます(号泣)。発生を遅らせることはできますが、完全に抑えるのは難しい。
それはタイルの凸凹した部分であったり、ワイパーを当てにくい箇所であったり、ゴムパッキンであったり。
どんなに健康にいい食べ物も永遠の命を授けてくれるわけではありません。同様に、どんなに一生懸命ワイパーを振り回したところで、永遠のカビなし状態を約束してくれるわけではない。
それでも私は、ワイパーで水を切る価値はじゅうぶんにあると考えます。
カビの発生をやや遅らせ、運動不足をほんのちょっとだけ解消し、転職のハードルをほんのちょっとだけ下げ、タイルの模様にはめっぽう強くしてくれる。そんなかけがえのない行為ですから。
換気扇をぶん回すだけではカビに太刀打ちできませんし、壁をタオルで拭くのは洗濯物が増えて大変。それに浴室を拭いたタオルってなんか汚い。
カビを見ながら入浴するのは気分が良くないから、カビが生えてから掃除をしてるようじゃ遅い。そんなワガママな我々にはもう、ワイパーしかないんです。
浴室を救ってくれるのはいつだってワイパーです。
浴室救世主と書いて、これはもう……
「よくしつきゅうせいしゅ」と読みます。
「そこはワイパーじゃないんかい!」の鋭いツッコミありがとうございました。それでは、そろそろワイパーの時間なのでこのへんで。