忙しい日々を過ごしていると、つい風呂に入らずにそのまま寝てしまうこともあるでしょう。
たとえば、
- 風呂に入る時間がない
- 風呂に入るのが面倒くさい
- 風呂に入る必要性を感じない
といった具合です。
とはいえ、入浴をサボることがもたらす影響は気になるのではないでしょうか。
風呂に入らないと体臭がキツくなるのか、病気になるのか、周囲にバレるのか……など、そんなあなたの疑問にお答えします。
この記事では、「風呂に入らないメリット・デメリット」をわかりやすく解説します。
入浴する/しないの判断材料としてお役立てください。
風呂に入らないメリット・デメリット3選
世の中には「風呂に入らない人 死亡」とGoogle検索する人がいます。
が、入浴をサボったことが原因で命を落とすリスクはまずありません。
反対に、風呂に入ったせいで死亡する事例は多々あります。
いわゆるヒートショック現象(急激な温度変化によって体温調節機能が乱れ、血圧が急激に下がって失神や心臓麻痺を引き起こす)です。
2022年には、"世界でもっとも汚い男"と呼ばれたイラン人男性がおよそ60年ぶりに入浴し、直後に体調を崩して死亡しました。
60年以上、まったく風呂に入らなくても元気だったわけなので、「3日連続で風呂に入らなかった……そろそろ死んじゃうかも」などとたかだか数日で怯えることはありません。
風呂(シャワー含む)に入らないメリットはつぎのとおりです。
- 時間を節約できる
- 水道代や電気代を節約できる
- 肌トラブルが改善されることがある
たいして、デメリットは以下のとおりです。
- 体臭がキツくなる
- 周囲に迷惑がかかる
- 衣服や寝具が汚れる
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
風呂に入らないメリット
まずは、風呂に入らない(シャワーも浴びない)メリットです。
1. 時間を節約できる
入浴をやめれば、
- 湯船に浸かる
- シャンプーする
- 体を洗う
- 体を拭く
- 髪をドライヤーで乾かす
これらにかかる計20〜60分程度の時間をほかの活動に充てられます。
つまり、時間の節約になります。
忙しい人にとって、自由に使える20〜60分は貴重だといえるでしょう。
浮いた時間で勉強をすることも、ゲームをして遊ぶことも、早めに布団に入って睡眠時間をいつもより長く確保することもできます。
2. 水道代や電気代を節約できる
入浴をサボることで、水道代や電気代、ガス代を節約できます。
一般的な家庭の場合、1回の入浴にかかるコストは以下のとおりです。
- 水道代:約30〜50円
- お湯を沸かす電気代:約30〜50円
費用は使用状況や地域によって異なるため、実際にはもっと高い場合もあれば、低い場合もあります。
おおよそのイメージとして「1回風呂をサボれば100円近く節約できる」くらいに捉えていれば良いでしょう。
毎日風呂に入れば月に3,000円かかるところ、1日おきにすれば半額の1,500円で済みます。
じつは入浴にはそれなりのコストがかかっているため、どうしても衛生面が気になる際には、(湯船にお湯を張らず)シャワーだけで済ませるのもおすすめです。
3. 肌トラブルが改善されることがある
一般的には、風呂に入らないと肌の汚れが落ちにくく、過剰に皮脂が蓄積されるため、しばしば肌トラブルの原因になります。
がしかし、入浴が乾燥肌やかゆみなどの肌トラブルに繋がるケースもあります。
たとえば、
- 石鹸やシャンプーが過剰に肌を刺激している
- 入浴後の保湿ケアを怠っている
ご覧の状況では、入浴を控えることで、かえって肌の状態が改善される場合があるのです。
個人差があるので、ぜひご自身に合った入浴頻度を探してみてください。
入浴を1日おきにしたほうが肌の調子が良いなら、無理して毎日入る必要はないでしょう。
風呂に入らないデメリット
つづいて、風呂に入らないデメリットです。
1. 体臭がキツくなる
風呂に入らないデメリットは、体臭がキツくなることです。
そもそも体臭は、汗や皮脂などの分泌物に細菌が増殖して、分解されることで発生します。
風呂に入らないと、皮脂や汗が肌表面に残留し、細菌の繁殖が活発になります。
たとえるなら、歯磨きをサボったとき、歯に付着した食べカスを餌にして虫歯菌が繁殖するようなものだとお考えください。
とりわけ、汗をかきやすい人や皮脂の分泌が多い人は気をつけたほうが良いでしょう。
入浴をサボると体臭が強くなりやすいからです。
以下でお伝えするように、体臭がキツくなると、人間関係に悪影響が及ぶ恐れがあります。
人に嫌われたくないなら、清潔感は欠かせません。
2. 周囲に迷惑がかかる
学校や職場など、社会的な場で清潔感を欠くと、人間関係や職場での評価に悪影響を与える可能性があります。
たとえば、
- 周囲から不潔だと思われる
- 上司や同僚に注意される
- 陰口を叩かれる
- 避けられる
といった具合です。
上のような事実を知り、自己嫌悪や自信喪失につながるかもしれません。
「1日くらい風呂に入らなくてもバレないのでは?」
と思うかもしれませんが、入浴をサボったことは周囲にバレます。
皮脂のせいで肌や髪がテカテカするからです(ニオイでバレることも)。
もし翌日が休みで、誰とも会う予定がない、どこにも出かける予定がないなら、入浴をサボっても問題ないでしょう。
翌日に誰かと会う予定があるなら、面倒でも風呂に入っておくのが無難です。
風呂に入る時間がなければ、せめて洗顔だけでもしておきましょう。
顔のテカリを抑えられます。
頭髪のテカリを抑えるには、ドライシャンプーがおすすめです。
ドライシャンプーは、水を使わずに頭皮の余分な油分や汚れを吸収するシャンプーです。
時間がないときや外出先でのリフレッシュに最適で、手軽に使えるのが特徴です。
液体のシャンプーとは異なり、水を使わずに頭皮や髪の毛の汚れを取り除くことができるため、洗い流す必要はありません。
髪の毛に直接スプレーするだけで、手軽に清潔な髪の毛を保てます。
と同時に、あなたの社会的評価や評判も保ってくれます。
3. 衣服や寝具が汚れる
風呂に入っていない状態でパジャマに着替えたり、布団に入ったりすると、カラダについた汗や皮脂が衣類/寝具にうつります。
これはお世辞にも「衛生的」とはいえません。
たとえば、汗で湿った服をそのまま放置すると、雑菌やカビが繁殖し、臭いや汚れの原因になります。
同様に、枕やシーツ、シャツに付着した汗や皮脂も、放置しておくと不快な臭いや汚れの原因となるのです。
したがって入浴をサボるなら、その代わりに衣類や寝具をこまめに洗濯する必要があります。
「カラダがちょっと不潔」なだけでなく、衣服や寝具にまで伝播する点にご注意ください。
たとえるなら、タッチされるとどんどん鬼の数が増えていく鬼ごっこみたいなものです。
風呂に入っていないカラダが触れたもの、たとえば衣類、帽子、ソファ、ベッド、枕などが、皮脂や汗で汚れてしまいかねません。
まとめ
入浴のメリットは多く存在します。
しかし、入浴しない(シャワーも浴びない)ことにメリットがあるのも事実です。
たとえば、入浴を控えることで時間やお金を節約できます。
乾燥肌であれば、肌のトラブルが改善される場合もあります。
いっぽうで、風呂に入らないことで体臭や皮脂汚れが衣服に移り、周囲の人から嫌われる可能性があるもの事実です。
健康面でのリスクも考慮しなければなりません。
結局のところ、大切なのは、自分に合った入浴頻度を見つけることです。
「翌日に何も予定がなく、誰とも会わない場合に限り入浴をサボっても良い」「21時過ぎまで残業をした日は風呂に入らなくて良い」など、独自のルールを決めておくと良いでしょう。
入浴をサボったからといって、命を落としたりはしません。
ただ、「不潔なヤツ」だとレッテルを貼られ、社会的に"死亡"するリスクがあります。
- 病気にならないか
- 肌が荒れないか
- ハゲないか
などの健康面はもちろん、周囲からどう思われるかも気にしておく必要があります。
ちなみに不潔な環境や不潔な生活を送っていると、痔のリスクが高まるとされています。
肛門周辺の細菌や雑菌が増殖するからです。
- トイレでウォシュレットを使わない
- 風呂に入らないことがある
両者に該当する方は、痔にお気をつけください。
ウォシュレットを利用する、ないし毎日入浴をすれば、痔のリスクを下げられます。
以上、風呂に入らないメリットとデメリットでした。
【結論】風呂に入らないことで時間を節約できたり、肌トラブルが改善される場合がある。いっぽうで体臭や汚れが衣服に移る、病気のリスクが高まるなどのデメリットもある。もちろん風呂に入るかどうかは個人の自由。大切なのは、メリットとデメリットを正しく理解し、自分にとっての適切な入浴頻度を決めること。
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