文章に句点をつけないブロガーが失うもの

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句点(。これ)を使わないブロガーがいます

彼らは句点を入力できない呪いにかけられたのかもしれませんし、句点の存在を知らないのかもしれない。

あるいは「句点など汚らわしいわ」という珍しい美意識の持ち主なのかもしれません。

 

いずれにしても、損をしていることだけは確かです。句点を使わないのは損です。

「三害あって一利なし」って感じです(さすがに百個も害はない)。

 

この記事では「句点を忘れたブロガー達が失うもの」について書いていきます。

 

 

句点を排除するメリットなし

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句点を打たないメリットを考えてみました。が、見つかりませんでした。

 

悪く思われがちな薄毛でさえも「お風呂上がりにすぐ乾く」だとか「シャンプーの減りを抑えられて経済的」だとかのメリットがあります。

短足でさえも「相撲めっちゃ強い」というメリットがあります。

それなのに、句点を打たない文章には、何ひとつメリットがありません。何ひとつです。もはや奇跡といっていいでしょう。

 

箸置きが無いよりもあったほうがいいのと同様に、句点も無いよりはあったほうがいいのです。

 

句点のない文章のダメなところ

句点がない文章はこうなります。

 

一文が長くなりがち

まず、句点がない文章は一文が長くなりがちです。もし句点を使わずに文章を短くしてしまうと、改行だらけになっておかしいからです。

 

彼女が来た。私の頬を叩いた。去っていった。

 

という切ない文章があるとします。

句点を使わないとどうなるでしょう。

 

彼女が来た

私の頬を叩いた

去っていった

 

こうなっちゃいます。ずっとこのペースで改行しますか?読みにくいと思いませんか?

 

たぶん書いている本人は「読みにくい」と気づいています。

だからなるべく一文を長くして、彼女が来て私の頬を叩いて去っていった、と書くんです。

センテンスは短いほうが理解しやすいのだとすれば、これはただ自分の首を締めているだけ。

不可解なマイルールで苦しむことはありません。どうぞ句点を使ってください。

 

頭が悪そうに見える

句点を使わない文章は頭が悪そうに見えます。

 

改行が多くて空白だらけになってしまい、中身がないように見えること。

句点の代わりにエクスクラメーションマーク(!これ)を多用するようになり、勢いだけで押し切ろうとしているように見えること。これらが原因です。

 

内容が素敵なのに「頭悪そう」と思われたらもったいない。「読むのやめておこう」と思われたら損です。

句点を使わないのは、車線変更の際にウインカーを使用しないのと似ています。「えぇぇ〜」って感じです。「なんで使わないの〜?使おうよ〜」って。

 

文書が頭に入ってこない

なぜ句点を使わないのかが気になってしまい、肝心の内容が頭に入ってきません。

「次はどうだろう……あぁ〜やっぱりないか。でもさすがに次は……ない!ここもない!」と。句点のない違和感に意識の9割を持っていかれてしまうんです

 

句点がない文章はゴマ塩がない赤飯も同然です。明らかに足りていません。

 

句点の排除は個性なんかじゃない

句点を使わない某ブロガーが他のウェブサイトに寄稿をしていました。

句点使ってました

びっくりしすぎてアゴが外れました(両手で力をこめて戻しました)。

どうやら句点の存在は知っていたようです。知りながら、あえて使わずにいた、と。

 

たぶんそれって、個性の演出だと思います。

句点がない文章で他のブロガーと差別化を図っていたんでしょう。たしかに句点を使わないブロガーはほとんどいませんから(私の知る限り2名)、差別化にはなるでしょう。

 

でも、それが個性なのかといえば微妙です。

文章の個性は着眼点や切り口で表現すべきであって、句点の有無は本質から逸れている。逸れているだけならまだしも、頭が悪そうに見えたり内容がわかりにくくなったりしますので、むしろマイナスです。

 

ピンク色のひらがな

句点を使わないことが個性の表現だとするならば、いっそのことひらがなだけを使って文字色はすべてピンクにしたらいいでしょう。唯一無二のスタイルが手に入ります。

個性をアピールする術は無数にあります。無数にあるなかから、句点を捨てる、を選ぶことはありません。句点はもっと大事にしてください。

 

長すぎるまとめ

もしも某有名ブロガーのマネをして、「よっしゃ!とりあえず句点とは決別じゃー!」と考えている読者がいるのなら、どうか思いとどまってください。

句点を使わない文章にメリットはひとつもありません。むしろ足枷です。ハンデです。某有名ブロガーはハンデを背負って成功したのです。

 

たとえるなら、そうですね、裸足で登山みたいな。

包丁を使わずに料理みたいな。ゴーグルを使わずに水泳みたいな。チョークを使わずに授業みたいな。クラッカーを使わずにバースデーサプライズみたいな。麻酔を使わずに手術みたいな。カーナビを使わずに旅行みたいな。目的地を書いたボードを使わずにヒッチハイクみたいな。サングラスを使わずにオープンカーみたいな。母国語を使わずに口説くみたいな。ドライヤーを使わずに髪を乾かすみたいな。高級ホテルでベッドを使わずにソファで寝るみたいな。フチを使わずに卵を割るみたいな。シェービングフォームを使わずに髭を剃るみたいな。2速以上を使わずにマニュアル車を運転するみたいな(【検証】MT車でずっと1速のまま走ったらどうなるのか?)。歯磨き粉を使わずに歯を磨くみたいな。ファストパスを使わずに某遊園地で楽しもうとするみたいな。マイクを使わずにカラオケで熱唱するみたいな。山椒を使わずにうな重を食べるみたいな。スプーンを使わずにプリンを食べるみたいな。リフトを使わずにスキーを楽しむみたいな。醤油を使わずに寿司を食べるみたいな。ハンガーを使わずに洗濯物を干すみたいな。指を使わずに鼻をほじるみたいな。ウォシュレットを使わずに頑張るみたいな。車のトランクを使わずに引越しをするみたいな。ワイパーを使わずに雨の中を走行するみたいな。オペラグラスを使わずにオペラ鑑賞みたいな。鞍を使わずに馬に乗るみたいな。競馬新聞を買わずに頑張るみたいな。ムチを入れずに最後の直線みたいな。武豊みたいな。

そんな感じですね。句点を使わずにブログを書くっていうのは。

 

以上……使えよ!って話でした。

ムチもオペラグラスも、それから句点もね。