- 夏こそオープンカーの季節じゃないの?
- 晴れているのになぜ屋根を開けて走らないのか
- 夏の昼間もオープンで走りたい
という人に向けてこの記事を書きました。
真夏の昼間に屋根を開けないまま走ってるオープンカーを見ると「開ければいいのに。意味ないじゃん」って思いますよね。
私もずっと思ってました。自分がオープンカーを買うまでは。買ってみてわかったのは、「夏の昼間に開けると地獄」ってことでした。
夏にオープンカーの屋根を開けられない理由から、どうしても開けたい人向けの対策までを書いていきます。
オープンカーは夏の昼間が苦手
オープンカーといえば夏!というイメージの方も多いかと思います。
でも、それは誤解なんです。うなぎの旬が夏じゃなくて冬なのと同様に、オープンカーの季節もじつは冬だったりします。
夏にオープンカーを楽しめない理由はいくつかあります。
屋根を開けると暑すぎる
まずひとつめは、暑すぎるってこと。
「屋根を開ければ風が入ってきて涼しそうなのに」って思いますよね。
実際に乗ってみるとわかるんですが、これっぽっちも涼しくありません。驚異的な暑さです。
とくに過酷なのが信号待ち。
周囲からは「涼しそうでいいなぁ!」なんて思われていても、意外と本人は必死で。頭のなかにあるのは「開けなきゃ良かった」その9文字だけだったりします。
屋根を開けると焼けまくる
暑さを気合いで乗り切ったとしても、まだ問題があります。夏は日差しが強く紫外線が多いので、とにかく肌が焼けてしまうんです。
「焼けてて健康的だね!」なんて状態はあっという間に通り越します。
健康的な焼け具合をとおり越して「大丈夫?お風呂入るときとか痛くない?」って心配されますし、実際のところ痛いです。
そして、「日焼け=海水浴」というイメージが根強いため、周囲にはかならず「どこの海行ってきたの?」と聞かれます。
ですが、どこの海にも行ってません。だからちょっと恥ずかしくなるっていう。「この日焼け?これはオープンカーで走り回ってただけだよ?」って。
屋根を開けると疲れる
真夏に屋根を開けると疲れます。暑さで体力を消耗してしまうためです。
精神的にも暑くてキツいものがあって疲れますので、身体面・精神面ともに削られるといえます。
オープンカーの暑さ/日差し対策
夏のオープンカーはデメリットばかりですが、それでも開けたくなってしまうんですね。自分でも狂気だと思います。
「せっかくオープンカーを買ったんだから開けなきゃ損!」というケチ根性なのか、「真夏にオープンカーは気持ちいいだろうなぁ」という周囲の期待に応えたいサービス精神に溢れているのかは謎ですが、とにかく屋根を開けたくなるんです。
しかし、対策をしなければただ日差しの餌食になってしまうだけなので、ここからは具体的な暑さ対策について書いていきます。
帽子を被る
帽子は必須です。日射病や熱中症の予防になりますし、目に入る紫外線を減らす効果もあります。
それから、夏に受けた紫外線のダメージは秋口になって現れはじめます。抜け毛が増えるんです。シャンプーをしていて、両手にまとわりついた髪の毛たちを見て、「なんじゃこりゃ!」って。
強い紫外線を浴びるのは頭皮にとって過酷な状況だ、ということを忘れないでください。かならず帽子で守りましょう。
※絶望的に帽子が似合わない私は一度たりとも被りませんでした。で、秋になってから洗髪中に絶望するっていう。
サングラスをかける
紫外線から目を守るためにサングラスも重要です。
「オープンカーでサングラスってなんか気取ってるみたいで抵抗がある」という人は、色なしタイプをおすすめします。
私の場合は、愛用しているブルーライトカットメガネにUVカット機能もついていたので、そのままサングラスとして使用していました。クリアレンズなので普通のメガネにしか見えないのが利点です。
サングラス特有の「視界が暗くなる」こともありませんから、運転がしやすくて気に入ってました。
日焼け止めを塗る
紫外線から肌を守るために日焼け止めを塗りましょう。液体タイプが面倒なら、スプレーで吹きつけるタイプがおすすめです。手間が省けて時短になります。
スプレータイプのなかには「頭皮への使用OK」という商品もありますので、帽子が絶望的に似合わない私のような人は、頭にサッと使っておきましょう。
秋になって戦慄しないためにも(さもなくば、オープンカーなんてもう乗らない!と凹みます)。
こまめな水分補給
オープンカーに乗ったせいで日射病/熱中症を発症したなんてカッコ悪い。そんな失態を避けるためにも、こまめな休憩と水分補給を行いましょう。
それから、水分だけでなく塩分も摂取するのが大切。塩飴を常備しておけば完璧です。
まとめ
真夏の昼間にオープンカーに乗ってもあまりいいことはありません。
暑くて、焼けて、疲れるだけです。そこに爽快感は一切ありません。あるのは徒労感のみ。
それでも不思議なもので、オープンカーを所有すると季節関係なく「開けたい!」と思ってしまうのもまた事実。
だから私はいつも開けてましたし、これから購入する予定の人、もうすでに持っている人にも開けて欲しいと思っています。
乗っている本人は地獄でも、周囲からしてみれば「おぉ!夏って感じでいいねぇ!」となりますので。風物詩として頑張っちゃいましょう。