- ジェットコースターに慣れる方法を知りたい
- 絶叫マシンが苦手なのを克服したい
という悩みを抱える人にむけてこの記事を書きました。
結論からいうと、絶叫マシンに慣れるのはムリです。
……ちょっと待って!まだページを閉じないでください。
そもそもジェットコースターに乗れなくても困りませんし、ジェットコースターに乗れなくても幸せに生きている人はたくさんいます。無理に訓練してまで乗る必要なんてあるんでしょうか。
そこのところをいっしょに考えてみませんか?
ジェットコースターに乗れなくても困らない
ジェットコースターに乗れないからといって落ちこむことはありません。大丈夫。
私の友人にもいましたよ。待ち列に並んでいるだけで、怖すぎて鼻血を出しちゃう人が。
彼も含めて4人でよく遊園地へ出かけましたが、彼は絶叫マシンに乗ることなく、園内をぶらぶらしていました。
「さすがにそれはツマラナイ」と感じるなら、行かなければいいだけ。あなたがジェットコースターに乗る必要性もなければ義務もないのです。
ジェットコースターで通勤/通学してるの?
電車に乗れない、バスに乗れない、車に乗れない。これは日常生活に支障が出るので困ります。なにかと不便でしょう。
でも、ジェットコースターに乗れない。これは大丈夫。
ジェットコースターに乗らなきゃ学校にたどり着けないわけじゃありませんし、会社までの交通手段がジェットコースターしかないわけでもない。だからとくに不自由することもないわけで。
乗ったところで、5分後に到着するのは出発地点ですからね。
移動もせずにただただ怖いという、なんの生産性もない乗り物なのです。ジェットコースターってやつは。
乗りたい人だけが乗ってればいいじゃないですか。
ジェットコースターに乗れなくても困らない。せいぜい「ツマンナイやつだな」とか言われるくらい。……勝手に言わせておこう!
ジェットコースター克服法はウソだ
ジェットコースターの克服法について調べると、100%といっていいほどこの方法が出てきませんか?
「まずは小さなコースターで慣れるんだ。そして徐々に大きな規模のコースターに挑め。以上!」
……ん?
これって本当に効果あるんですか。私はないと思います。
まず、そういうコメントを書いている人ってたいてい"絶叫マシン大好き人間"じゃないですか。つまり、別世界の人たちなんです。
それってたとえば、泳げない人に向かって魚が「まぁ、浅いプールで練習してれば最終的に海で泳げるようになるんじゃない?」といってるのといっしょ。あくまで憶測。
でも、「小さなコースターで慣れろ」理論にはもうひとつ限界があると思っています。
ですが、その説明をはじめる前に、アイツを想像してみてもらえますか?
ガサガサという不気味な音を立てて家に出没する、真っ黒のアイツです。
ゴキブリに慣れるところを想像する
苦手な人にとって、ジェットコースターは「とにかく怖い」んです。
内臓の浮く感じがどうこうとか、高いところが怖いとかいろんな理由をつけていますが、ようするに「怖い」。理屈じゃなくて怖いものは怖い。
それって虫が苦手なのといっしょだと思っていて。
「ゴキブリが気持ち悪いので克服したい」と悩んでいる人にはどんなアドバイスも無意味だと思いません?気持ち悪いものは気持ち悪いじゃないですか。
そんな人に向かって「まずは小さなゴキブリや幼虫から見てみよう。そうすれば、徐々に大きなゴキブリも平気になるよ」なんて助言、意味あります?
「ふざけてんの?」って思いません?
もともと虫をなんとも思わない人がいて、一方で鳥肌が立つくらい苦手な人がいる。
パイナップルを大好きな人がいて、パイナップルが苦手な人もいる。
ジェットコースターを愛するヤツらがいて、苦手な人たちがいる。
ただそれだけ。じつにシンプルな話だと思います。
どうやったって虫は気持ち悪いし、どうやったってパイナップルは美味しくないし、どうやったってジェットコースターは怖い。
それなのに、どうしても克服しないとダメなんでしょうか?
苦手なものは苦手でいい。DNAが「ダメだ!やめておけ!」と叫んでいるんだから素直に従うべき。
まとめ
ジェットコースターに乗れないのも個性のうち。
わざわざ高いお金を払って入園し、時間を使って長い待ち列にならび、身の危険を感じながら絶叫する。
ジェットコースターに乗るっていうのは、つまりそういうことです。
船酔いするから船はムリって人は、周囲に「まぁ仕方ないか」といわれるのに、ジェットコースターが苦手って人はバカにされる。そんなのおかしいですよね。
どう考えても船よりジェットコースターの方がヤバい乗り物だろ!と。
からかわれたら、そうやって反論してやりましょう。
苦手でも落ちこむことありませんよ。乗ったところで、前の人の唾液スプラッシュを浴びるだけなんで。
もっと極端なことをいうと、無理して乗って気絶しちゃう人、失神しちゃう人もいます。
あなたはそのうちの一人になりたいですか?
乗れなくても気にするな!