ライブ後の耳鳴りが10年以上ずっと消えない私が思うこと

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  • ライブに行ってから耳鳴りがする
  • ずっと耳鳴りがしてる
  • 耳鳴りが治らなくて不安

こんな悩みを抱えていませんか?

私もその一人です。

 

某ロックバンドのライブに行ってから耳鳴りに襲われ、かれこれ10年以上耳鳴りが続いています

24時間ずっとキーンと鳴っているんです(しかも両耳)。

 

耳鼻科で治療をし、落ちていた聴力は回復したものの、耳鳴りは固定化してしまいました。

どうやら一生消えないんだとか(音響外傷というやつです)。

 

そんな私からお伝えしたいのは、「耳鳴りも案外慣れるから大丈夫」ってこと。

耳鳴りで悩んでいるのはあなただけではありません。

少なくともここに私がいます。

 

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この記事を読んだあなたの不安がほんのすこしでも和らげば幸いです。

 

 

一日中耳鳴りがするということ

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一時的な耳鳴りであれば、経験したことのある人も多いかと思います。

キーンという嫌な音が響くアレです。

 

それが年中無休で24時間続いているのが私です。

ご飯を食べてるときも、お風呂に入ってるときも、散歩中も、仕事中も、それから寝る前も。ずっと耳鳴りがしてます。

 

耳鳴りによって静寂を失ってしまった

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某ロックバンドのライブ鑑賞後に耳鳴りが発症したときは、とにかく不安でした。たしか15歳のときです。

静かな空間にいると「キーン」が聞こえるので、それが嫌で、なるべくにぎやかな場所にいるようにしていました。

 

進学校に通っていた私にとって、とくにしんどかったのが勉強時間です

ずっと耳鳴りがしてると不安ですし、気が散りますし、大きなストレスにもなります。

「勉強なんてするかーい!」と荒んだ時期もありました。

 

それから私は読書が好きなので、"完全な静寂"を失ってしまったこともショックでした。

キーンがうるさいのです。静かな空間で本を読むのが好きだったのに……。

 

大丈夫、耳鳴りは慣れる

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あなたがどんな状況なのかわかりませんが、もし私のように「これ一生消えませんね」宣言をされているとしても大丈夫です。いつかは慣れます

 

当初は発狂しそうになっていた私ですら慣れたんですから、安心してください。

 

とはいえ、すぐに「耳鳴り一生消えないのか。まぁ仕方ないね、うん」と納得できたわけではありません。

 

そこでここからは、どんなステップで耳鳴りを受け入れていったのかをご紹介します。

 

 

耳鳴りを受け入れるまでのステップ

ライブで耳鳴りを発症してからすっかり慣れた現在に至るまで、いくつかのステージがありました。

 

めちゃくちゃ落ちこみ期

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まずは落ちこみます。世界で一番不幸なんじゃないか、くらい落ちこみます。

いかんせん「一生」っていう言葉のパンチ力が強烈なので。

 

「ずっと耳鳴りがしてる人間なんて私だけだ。このツラさはどうせ誰にもわかるまい!」と凹んでいました。

これが15歳の春です。

 

効果があるものぜんぶ試す期

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とことん落ちこむと今度は、「絶対に治してやる!」という謎のパワーが湧いてきます。

 

私は発症して1ヶ月くらい経ったころから、耳鳴りに効くとされているものを片っ端から試していきました。

なかには怪しい情報も多々ありましたが、藁にもすがる思いで手を伸ばしていきます。

 

血行を良くする高価なサプリメントだったり、謎のストレッチだったり、退屈なミュージックだったり。

悲しいかな、どれも効果はありませんでした

 

いま思えば「お金も時間もムダにしたな」と思いますが、あきらめるためには必要だったのかもしれません。

 

現実を受け入れる期

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あれだけ試してダメなんだから、もうダメなんだろう。

医者の言うとおり耳鳴りは消えない。そう確信します。

 

こうして読むとなんだか絶望してしまいそうですが、意外とすんなり受け入れられるんですよね。

 

たぶん耳鳴りの発症から時間が経っているからだと思います。

ようするに、慣れです。

治療法を探して奔走している間にじつは耳鳴りのある生活に慣れていたんです。

 

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耳鳴りは治らなくても、心の傷は時間が癒してくれます

 

そういえば耳鳴りあったな期

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15歳で耳鳴りを発症してから10年以上が経ちました。

いまの私は「あぁ、そういえば耳鳴りあったな」という段階にきています。

 

これはけっして耳鳴りが治ったわけでも、キーンのボリュームが下がったわけでもなく、ただ慣れただけ。

ずっと耳鳴りがしてることが普通で、もう違和感がありません。

こうして記事を書いているいまもキーンと鳴っていますが、いたって自然です。

 

もはや耳鳴りがないほうが違和感があるでしょうね。

きっと「超静か!なんだこれ!」って。

 

あなたもやがてこの段階に達します。だから心配無用です。

サプリメントはまったく効きませんが、「耳鳴りを受け入れる心」を作るうえでは役立つかもしれません。

 

耳鳴りとともに生きていく

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この記事を読んで「耳鳴りに慣れるだなんてウソだ」とあなたは思ったかもしれません。

その気持ちはよくわかります。でも本当なんです。

 

発症して間もないころは、耳鳴りに意識を向けすぎています。一日中耳鳴りのことばっかり考えてる。

それでは耳鳴りが"消える"ことはありません。

 

でも、とことん落ちこんで、あらゆる手を尽くして、あきらめて受け入れると、耳鳴りは意識から消えていきます。

意識から消えると音も消えます

 

もちろん実際に耳鳴りが止むわけではありませんが、気にならなくなります。大丈夫。

 

ポジティブに!

どうせなら、無料のBGMゲットだぜ!くらいに思ってやりましょう!

(あいにく選曲はできませんが)

 

耳の細胞は消耗品です

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幸いにも、固定化した耳鳴りが大きくなるようなこともなく、10年以上おなじボリュームで続いています。

 

耳の細胞は消耗品なのだそうです(つまりトイレットペーパーみたいなもの)。

あなたもこれ以上耳の細胞を傷つけないよう、じゅうぶん注意してください。

 

もしアーティストのライブに行くなら、耳栓は必須です。

音響外傷に気をつけましょう

(耳鳴り発症後も耳栓をつけてときどきライブに行ったりしていますよ。耳栓があれば問題ありません。15歳の自分に教えてやりたいものですが……) 

 

耳鳴り・難聴を自力で治す最強事典 (名医・名治療家が24の極意を伝授!)

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以上、耳鳴りが10年以上消えずに続いている私が思うこと、でした。

あなたの気持ちがすこしでも軽くなれば幸いです。