この記事では「耳鳴りがしていても映画館に行って大丈夫なのか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
私は15歳で音響外傷による耳鳴りを発症し、以来10年以上ずっと耳鳴りが続いています(詳細は以下の記事にまとめてあります)。
耳鳴りがするけど映画館へ
ライブの爆音で耳の細胞を痛めてしまい(音響外傷)、耳鳴りが固定化してしまいました。
おなじ症状に悩んでいる方もいるでしょう。
「なるべく大きな音は聞かないようにしよう」と注意して生活しているかと思います。
(私は大きな音を聞くと耳の奥が痛くなります)
そこで気になるのが「映画館は大丈夫なのだろうか」ということではないでしょうか?
映画館はスピーカーから大きな音が流れますよね。
音響外傷で耳鳴りが固定化してしまった者にとって、映画館の音量は耳に悪いのではないか、と。
私の場合は大丈夫
私の場合は大丈夫です。映画館で2時間鑑賞しても、耳が痛くなったり、耳鳴りが悪化するようなことはありません。
耳鳴りを発症したばかりのころは映画館の音響が怖くて、(それでも映画が好きなので)耳栓をつけて映画を観ていました。
誘ってくれた友人が私の耳を見て「知らなかった。なんかゴメン」と謝ってきたことも……。
ただ、当然ながら耳栓のせいで映画の迫力が半減してしまうんですよね。
これがとても切なくて、「もう二度と大迫力で映画を楽しめないのか」とひどく落ち込んだものです。
それからしばらくして耳栓なしで鑑賞してみたところ、「あれ平気かも」と気づきました。
それ以来、映画館では耳栓を使わずに映画を観れています。
サインは耳が痛くなるかどうか
耳にとって大きな負荷かどうかは、痛みでわかります。
車内で音楽を流していて耳が痛くなったら、「ボリュームが大きい」という耳からのサインです。よって、音量を下げます。
高校の授業でオーケストラの演奏を聴いたときもダメでした。
なぜか最前列になってしまって、案の定途中で耳が痛くなり、終わるまでずっと耳を塞いでいました。
最前列で耳を塞ぐとはなかなか失礼な話ですが。
カラオケは絶対に無理ですね。
あくまでも私の場合ですが、映画館では不思議と痛くなりません。
2時間の映画を観ても、タランティーノの3時間近い映画を観ても、『ボヘミアン・ラプソディ』のような音楽映画を観ても、耳が痛くならないのです。
これを「耳にとって問題ない」と解釈し、耳栓なしで鑑賞しています。
耳の細胞は消耗品である
音響外傷で通院した際に、医師から「耳の細胞は消耗品だからね」といわれました。
爆音で音楽を聴いたりすれば、細胞はどんどん傷ついて壊れていってしまうと。
おそらく、映画館でも少なからずダメージを受けているかと思います。
もし心配であれば、耳鳴りがしている方もそうでない方も、耳栓をつけて鑑賞するのがいいでしょう。
(耳鳴りはしていないがいつも映画館では耳栓をつける、という人を知っています)
映画館の迫力を楽しみたいので耳栓はつけませんが、今後もし痛みなどの異変を感じたときには、耳栓をつけて鑑賞しようと思っています。
まとめ
「耳鳴りがある人が映画館へ行く」という私のケースとはちがい、「映画館に行くと耳鳴りがする」人もいるでしょう。
そんな人は黄色信号です。
音響外傷により耳鳴りが固定化する危険性もあるので、耳栓をするか、映画鑑賞を控えるかしたほうがいいでしょう。
(音響外傷には個人差があります。おなじ音量で平気な人もいれば、耳の細胞を傷めてしまう人も)
神経質になりすぎない
とはいえ、あまり神経質になりすぎるのもストレスが溜まります。
私は耳栓をつけて映画を観ることにストレスを覚え、「えいやっ」と外してしまいましたし。
音響外傷による耳鳴りや聴力低下であれば、ふたたび相当大きな音を聞かない限り悪化することはありません。
もちろん日頃から注意するに越したことはありませんが、あまり神経質になりすぎず、自分の許容範囲を探ってみてもいいのではないかと思います。
以上、耳鳴りがあっても映画館へ行って大丈夫なのか、でした。
個人差がありますので、無理をしない範囲で確かめてみてください。
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