IMAXレーザーとは、カナダのIMAX社が開発した映写システムのことをいいます。
あなたが映画ファンであれば、専用の劇場でIMAXを体感したほうが良いでしょう。
むしろ、IMAXを知らないのは損でしかありません。
なぜならIMAXデジタルシアターは、映画作品への尋常でない没入感を観客に与えてくれるからです。
この記事では、
- IMAXデジタルシアターで『ダークナイト』 を鑑賞した感想
- なぜIMAXがおすすめなのか
など、「IMAXデジタルシアターの凄さ」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
IMAXデジタルシアターの凄さ3つ
IMAXデジタルシアターにて映画『ダークナイト』を鑑賞しました。
期間限定の特別上映。
これまでブルーレイで3回観た経験がバカバカしく思えるほど、IMAXで体感する『ダークナイト』は異次元だったといえます。
- 『ダークナイト』を自宅テレビで観た人
- 『ダークナイト』をIMAXで鑑賞した人
両者は雲泥の差です。
軽自動車しか運転したことがない人と、ポルシェを運転したことのある人が、ともに「運転って楽しいよね」と語ったとして、その楽しさの質に差があるようなものです。
IMAXデジタルシアターは、特別な映画体験を観客に与えてくれます。
1. 音響が恐ろしい
IMAXデジタルシアターは、12chサウンドシステムを採用しています。
一般的な劇場はデジタル7.1chであることがほとんどですので、12chがどれだけ「立体的な音響か」がおわかりいただけるはずです。
12chサウンドシステムは、まるで映画の世界に入りこんだかのような臨場感を観客にもたらしてくれます。
左右上下、それから後方、あらゆるところから音が響くIMAXの立体感たるや、テレビでDVDを再生するソレの比ではありません。
音響についてさらに凄いのは、その迫力です。
たとえばビルの爆破シーンでは、実際に爆破の振動がカラダにドーンと伝わってきます。
ヘリコプターが飛ぶシーンでは、プロペラの音が振動となってカラダに伝わってきます。
音が体にぶつかってくる
IMAXデジタルシアターで映画を鑑賞する場合、音を「耳で感じる」のではなく、体で音を感じます。
とはいえ、ただ単に爆音だというわけではありません。
カラダに響くずっしりとした重量感が音に宿っており、まるで物体のごとく音が体にぶつかってくるのです。
『ダークナイト』でジョーカーが病院を爆破するシーン、バットモービルが爆走するシーンなどは、思わず顔をしかめてしまうほど凄まじい迫力がありました。
2. スクリーンのデカさが異常
IMAXデジタルシアターは、スクリーンのサイズが尋常ではありません。
床から天井まで壁すべてがスクリーンで、「スクリーン以外のもの」が観客の視界に入る余地がいっさいないのです。
「大きすぎる」と感じるほど、スクリーンが巨大でした。
視界のすべてをスクリーンに占領されるため、上映中は映画だけに集中できます。
- 前にいる客がドリンクを飲んだ
- 隣の客が足を組み替えた
といったことで気が散らないのは、あなたが想像している以上に快適です。
一度IMAXのスクリーンを体験してしまうと、通常の映画館にあるスクリーンが「自宅のテレビ」くらいの大きさに感じられます。
これはIMAXの迫力を知ってしまうデメリットだといえるでしょう。
最高級の寿司を食べたせいで、回転寿司に満足できなくなる、みたいな。
3. 「観る」のではなく「体感」する
音響の迫力とスクリーンの大きさだけがIMAXデジタルシアターの魅力ではありません。
映像の美しさ、精細さ、明るさも、通常のシアターを凌駕しています。
この映像美こそ、IMAX最大の特徴であるといえるでしょう。
『ダークナイト』シリーズをつくったクリストファー・ノーラン監督は、IMAXカメラを使った撮影にとことんこだわることで有名な人物です。
したがって、彼がIMAXカメラを使って一部撮影した『ダークナイト』は、IMAXデジタルシアターで鑑賞するのにぴったりだというわけです。
彼の作品『ダンケルク』は全編にわたりIMAXカメラで撮影。
暗い夜のシーンが多い『ダークナイト』には、黒をはっきり表現できるIMAXが合っているのかもしれません。
IMAXデジタルシアターで観た『ダークナイト』については、観たというより「体感した」といったほうが良さそうです。
まとめ
一般的な映画館のレベルを100とした場合、
- スマホ:1
- 自宅のテレビ:20
- IMAXデジタルシアター:500
このように比較できます。
映画を鑑賞するうえで、IMAXデジタルシアターほど素晴らしい環境を私はほかに知りません。
音響、迫力、映像美、すべてにおいてIMAXは圧倒的です。
映画好きにとって、IMAXデジタルシアターは最高の贅沢でしょう。
IMAXを鑑賞するには多少の特別料金を払う必要がありますが、映画ファンなら喜んで余分に支払うはずです。
なぜなら、特別料金を支払うだけの価値がIMAXにはあるからです。
いっぽうで4Dにプラス1000円払う価値はない。
家のテレビで『ダークナイト』を30回繰りかえし観たことのある人物がいるとします。
この人物よりも、IMAXデジタルシアターで1回だけ観た(体感した)人物のほうが、間違いなくほんとうの意味で『ダークナイト』の世界に触れたといえるでしょう。
クリストファー・ノーラン監督はこれを見せたかったのか、ってなもんです。
IMAXデジタルシアターが存在しない都道府県も少なくありません。
そうした地域にお住まいの方は、IMAXデジタルシアターを体感するために県外へ出かけてみてください。
IMAXにはそれだけの価値があります。
以上、IMAXデジタルシアターの凄さ3つでした。
結論。『ダークナイト』の世界に152分間入れた。傍観じゃなくて体感。観るんじゃなくて、自分がその場にいる。それがIMAX。
鑑賞を妨げる迷惑な客に、あなたはどう対応しますか?
応援上映って何なんですか?