この記事では「塾講師アルバイトの志望動機、自己PRの内容」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
私は塾講師アルバイトおよび正社員としての勤務経験があります。
塾講師アルバイトの志望動機・自己PR
塾講師アルバイトの志望動機で多いのが「子供が好きです」というものです。
これはやめておきましょう。
なぜなら、「子供が好き=塾講師に向いている」ではないからです。
塾講師に向いているのは、コミュニケーション能力が高く、学力があり、説明が明快で、清潔感あふれる人間です。
子供が好きかどうかは、たいした問題ではありません。
私は「子供が好き」なわけではない
私はべつに「子供が好き」ではありませんでしたが、上記の条件を(そこそこ)満たしていると自負していたため、塾講師を選びました。
むしろこれらの能力等がないと、塾講師として働くのは厳しいかもしれません。
「子供大好きです」とアピールして入社した社員も数名いましたが、適性がないと感じたらしく、2名ほどがすぐに辞めていってしまいました。
「子供大好きです」アピールはほぼ意味がないといえます。
大事なのは適性があるか否かです。
妹や弟に勉強を教えていた
これは妹や弟がいる人に限られてしまいますが、兄弟に勉強を教えていて「分かりやすいといわれた」といった経験は、志望動機や自己PRになります。
ここから展開して、勉強を教えた妹or弟がテストでいい点数を取って来ると嬉しかった。
「ありがとう」といわれて教えることに喜びを覚えた、などと続けてはいかがでしょう。
塾講師アルバイトを志願する流れとして自然ですし、さりげなく指導実績もアピールできますよ。
さすがに存在しない架空の妹や弟をでっちあげるのはNGですが、もし下に兄弟がいれば、(たとえロクに教えたことがなくても)この志望動機や自己PRは有効です。
ぜひご活用ください。
友人に教えたエピソードでもいい
妹や弟がいなければ、上記のエピソードを(勉強のできない)友人に置き換えても大丈夫です。あるいは部活の後輩など。
とにかく重要なのは、誰かに勉強を教えた経験と、そこから得られた喜びを伝えること。
教えるのが好きで、分かりやすく教える能力があれば、塾講師として申し分ないわけですからね。たとえ子供がそんなに好きでなくとも。
塾に通っていたエピソード
もし塾に通っていた経験があれば、志望動機に取り入れましょう。
「塾がどんなところか」を分かっているアピールになりますし、「塾に感謝している。自分も子供たちに教えたい」などと志望理由を話すこともできます。
少なくとも「塾で教わった経験ゼロ」よりも「塾に5年間通っていた」ほうが、採用後も話は早いかと思います(授業や教え方のイメージができているので)。
勉強をすれば選択肢が増える
個人的に、勉強をするほど選択肢は増えると考えています。
学年トップの成績を誇る中学3年生は、医者を目指すことも可能ですし、弁護士を目指すこともできますし、会計士になることだってできるかもしれません。
もちろん、小説家、ブロガー、イラストレイター、プロレスラーだって目指せます。
ただ、学力テスト最下位の中学3年生が医者や弁護士を目指すのは……ちょっと難しいでしょう。
何にでもなれる
前置きが長くなりましたが、勉強をすることで、選択肢を広く持っておくことができます。
だから「将来何にでもなれるように」勉強をしておくべきだ、と。
いまはとくになりたい職業がなくても、いつ医者になりたいと思うかわからない。だったら、勉強をして、選択肢に残しておこう。
そんなメッセージを生徒に伝えたい、と熱く自己PRしてはいかがでしょう(だから塾講師になるのだと)。
「将来の夢がある人はもちろん、ない人こそ勉強をしよう!」と熱弁をふるうのです。
(これは私が正社員の採用面接で語った内容です)
もし「それいいね」と思ったら、どうぞパクってください。
こうしてブログを見ていただけたのも何かの縁ですし。
まとめ
志望動機や自己PRの内容について書いてきました。
なんにせよ、履歴書に「子供が好きです!」なんて書くのだけはやめましょう。スペースとインクの無駄です。
塾講師は「教えるのが得意な人」がなる職業であって、「子供が好きな人」はNHKの教育番組でも見て、元気に走り回る子供たちを眺めていたらいいのです。
これはお菓子メーカーの採用面接で「おたくのビスケットが大好きで10年以上食べ続けているんです!」と猛アピールするのといっしょです。
「じゃあ今後もたくさん買ってたくさん食べてください。弊社をよろしくどうぞ」でおしまいなんです。
どうか自己PRにもなっていない自己PRをしないようにご注意ください。
以上、塾講師アルバイトの志望動機や自己PRはどうすればいいのか、でした。