- 親知らずを抜くことになった
- 親知らずの抜歯って痛いの?
そんな不安を抱える人にむけて、親知らずを2本抜いた私の感想を書きます。
痛いか痛くないかだけ先にお伝えするなら、「そこそこ痛い」って感じですね。
痛みよりも、出血が止まらず大変な思いをしました。
抜歯当日の様子を詳しく紹介していきますので、ぜひこの記事を読んで心の準備をしましょう。
親知らずを抜歯した感想
私が抜いた親知らずは2本とも"上"でした。これは不幸中の幸いです。
なぜなら、親知らずの抜歯は"下"のほうが痛いからです。
ちなみに抜歯の理由は「伸びたら将来悪さをするから」とのこと。
親知らずが虫歯になっているわけでも、炎症を起こしているわけでもありませんでしたが、「手前の歯を守るため」に抜くことになったわけです。
おなじ日に2本抜いたわけではなく、1ヶ月ほど空けて1本ずつ抜きました。
親知らずの抜歯当日
「親知らずを抜く=痛い」というイメージがあり、正直かなりビビってました。
映画『パレード』で、親知らずを抜いた藤原竜也が痛がっているシーンがあるんですよね。その印象が強くて。
抜歯の瞬間が痛いかといえば、そんなことはありません。麻酔をしますからね。
チクッという注射針の痛みさえ我慢すれば、あとはなにも感じません。
抜歯の瞬間
親知らず付近の歯茎に3ヶ所ほど麻酔を打ちます。
あとはよくわからない器具でゴリゴリされてグイグイされました。
ところがそう簡単には抜けません。歯茎が腐っているわけでも、生えかわるわけでもありませんからね。
ふつうに生えてる歯を抜くのって、相当大変なんです。
映画とかで死体の歯を抜くシーンを観たことありませんか?
被害者の身元がバレないように、手がかりとなる歯を抜いてしまうアレです。
物騒なたとえですが、歯をグイグイされてる最中は、あの死体になったような気分でした(つまりけっして良い気分ではない)。
麻酔をしていても歯が抜かれる感覚はわかるんですよね。それが気持ち悪かったです(あ、歯が動いてる、って感じで)。
抜歯の所要時間は15分くらいだったと思います。グイグイしてた時間は2〜3分でしょうか。
ちなみに、麻酔が効いているため痛みはありません。
出血が止まらず薬局へ
抜歯の傷口が大きかったらしく、縫ってもらいました。
傷口を縫うことはほとんどないそうなので、一般的な抜歯よりはハードだったといえます。
「ガーゼを噛み続けていれば出血は止まる」とのことだったので、指示どおりに噛みました。たしかに出血量は減りましたが、それでも完全には止まりません。
家に戻ってもまだ出血が止まりません。洗面所でペッと唾を出すと、真っ赤な唾液が出てきます。それが1時間くらい続きました。
口のなかに血が溜まる。吐き出す。溜まる。吐き出す。これを1時間です。
それでも止まる気配がなかったので、近所の薬局へガーゼを買いに行きました。
歩いている間も出血がつづいています。薬局のトイレでペッと出しますが、ガーゼを探していると、もう口のなかが血まみれに。
出血は夜になっても止まりませんでした。
寝るときに「このまま寝たら血が喉に溜まって窒息するんじゃないか?」と不安になりましたね(それでも爆睡しましたが)。
抜歯翌日は会社を休む
出血のことばかり書いてきましたが、夜には麻酔が切れて、痛みも出てきました。
激痛というほどではないものの、痛いといえば痛いです(無理やり引っこ抜いたんだから当然ですね)。
とはいえ、処方された痛み止めを飲むほどではありませんでした。
ただ、翌日はけっこう痛かったですね。
おまけに傷口からは血が出ていたので出社はせず、痛み止めを飲んでずっと寝てました(腫れなどの症状はナシ)。
抜歯後の苦労
出血は抜歯翌日の昼過ぎくらいまで続きました。正直、痛みよりも厄介でしたね。
抜歯後にはいくつかの注意点があります。
- 強く口をゆすがないこと
- 食べ物を当てないこと
- 歯ブラシを当てないこと
硬い食べ物が当たると傷口が開いてしまうので、なるべく柔らかいものを食べるのが良いです。
ちなみに私はニンジンを傷口に当ててしまい、絶叫しました。
※抜歯後はこんな生活が1ヶ月ほど続きます。
(柔らかい食べ物のリストです。どうぞ参考にしてください)
親知らずの抜歯まとめ
1本目の抜歯は苦労しましたが、2本目の抜歯は余裕でした。
出血もすぐに止まりましたし、痛みも1本目ほどではない。
翌日には問題なく出勤できました(抜かれる際のゴリゴリされる感覚には慣れませんが)。
ただ、私が抜いたのは2本とも上の親知らずです。
下のほうが(圧倒的に)痛いそうなので、もし下の親知らずを抜く人がいれば、「頑張れ」としかいいようがありません。
上のみなさんは怖がる必要ありません。気楽にいきましょう。
ただし、抜歯後にドライソケットという状態になってしまうと、激痛に襲われます。これは上下問わずです。
(ドライソケットについては後ほど詳しい記事をご紹介します)
正直痛い。でも大丈夫。
抜歯は痛いです(感じ方には個人差があります)。
本当は「全然痛くなんかないよ。安心してね」といいたいところなんですが、ごめんなさい、正直痛いです。
ふつうに生えてる歯をゴリゴリやって抜くわけですからね。歯茎にポッカリ穴があいて痛くないわけがありません。
怖くなるようなことを書いてしまってすみません。でも痛いんです、本当に。
とはいえ、こんな小心者の私にも耐えられたんですから、あなたも大丈夫。
全身麻酔で抜歯をしてほしい!と本気で思ってました。
(さぁ、心の準備はできましたか?)
激痛を避けるためにも、ドライソケットについては必ず理解しておきましょう。