ポルシェが欲しい。意欲はあるけどお金がない20代男がポルシェのディーラーへ。
「試乗できたらラッキーだな」くらいの軽い気持ちで行ってみました。
でも、まったく相手にされませんでした。
この記事では、20代夫婦がポルシェのディーラーへ行った感想や営業スタッフの対応について書いていきます。
(ちなみに予約や連絡などは一切していません。これが原因かも)
冷やかしでポルシェのディーラーへ行ってみた
新型ポルシェ911(タイプ992)の発売に合わせて、全国のディーラーで新型911デビューフェアなるものを開催していました。
フェアだったら冷やかしで行っても大丈夫だろうと思い、訪れてみたわけです。
ポルシェは憧れの高級スポーツカー。なかなか近くで見るチャンスもありません。
「行くなら今しかない!試乗できたらラッキー」
そう意気込んで初めてポルシェのディーラーへ。
駐車場が満車でも案内されず
いざディーラーへ到着したはいいものの、駐車場が満車のため、車を止めるスペースがありませんでした。
整備士のお兄さんや受付っぽい女性がうろちょろしていますが、案内してもらえません。
この時点で、いっさい歓迎されていないことはすぐにわかりました。
車で判断された模様
トヨタ86を見るやいなや「冷やかし」認定をしたのでしょう。
「こいつは買う見込みナシ」って(買う気はあるがお金がないんだッ!)。
車から降りて女性スタッフに声をかけ、ひとまず誘導してもらえました。
でも86を止めて降りたときには、もう女性スタッフの姿はどこにも見当たらず。
(国産車のディーラーなら100%「ご用件は?」って訊いてくれますが)
到着して2分で帰りたくなりましたが、勇気を出してショールームへ入ります。
入店しても相手にされず
店内には2組の先客がいて、営業スタッフはそれぞれの接客を行っていました。
2組の客はどちらも「お金ありまっせ〜」みたいな、どうやったらそれ出るの?っていう雰囲気を漂わせています。
私たち夫婦は、
「誰でもいいから声かけてきて〜!しんどい〜!ポルシェ見てていいの?ねぇ!どうしたらいいの〜?」
という雰囲気を醸しながら、ひたすらそわそわするばかりです。
念願のポルシェを前にして考えていたのは、カッコイイでも素敵でもなく、帰りたい。ただそれだけでした。
新型911デビューフェアっていうからもっと賑やかなお祭りっぽい空気感を想像していたのですが、ひたすらに厳かで、来たことを後悔しました。
ようやくスタッフに声をかけられる
「どうされましたか?」
ようやく40代くらいの男性スタッフに声をかけられました。
でも、
「こんな場違いなところに迷いこんできてどうしたの。出口はあっちだよ坊や」
といわれてるようにしか聞こえません。
「デビューフェアをやってるって聞いて…」
そう伝えると、男性スタッフはササッと新型911の説明をし、ササッと立ち去ってしまいました。
彼が、私のつけていた某衝撃に強いコスパ最強腕時計をチラッと見たことと、この対応は、無関係ではないでしょう。
(つまり金のない客に用はないってこと)
そして放置される
放置プレイのスタートです。私たち夫婦は路頭に迷いました。
国産車ディーラーなら「お飲み物は何になさいますか?」の質問を受け、ココアをぐびぐび飲んでいる頃合いです。
でもここはポルシェ。国産車ディーラーの常識が通用する相手ではありません。
冷やかし客の我々はココアの代わりに生唾を吞みこみながら、1千万円以上する精密機器の隙間をうろちょろするのが精一杯です。
ポルシェに試乗できるはずもなく
国産車ディーラーならあるはずの「試乗してみますか?」 の提案は、ポルシェには存在せず。
もちろん買う気満々お金の匂いプンプンのおじさんなら話は別でしょうが、某衝撃に強いコスパ最強腕時計をつけた20代男です。相手にされないのも当然でしょう。
試乗できるかも、なんてのは甘い考えでした。
本気度を示さなければポルシェには乗らせてもらえません。
911オリジナルコースターもらえず
スタッフは何名かいましたが、だれも私たち夫婦に近寄ろうとしないんですね。
むしろ「いつ帰るねん!」みたいなオーラを感じます(たぶん気のせいではない)。
でも、我々には帰れない事情がありました。
なぜなら、新型911デビューフェアに足を運べばもらえるはずの911オリジナルコースターを、まだもらっていないからです。
「来場記念品プレゼント」ってネットで見たんです。
だからといって「コースターください。ウェブサイトで見ました」なんていえません。
ただでさえ場違いな空間で恥ずかしい思いをしているのに、さらに記念品まで要求するだなんて、恥の上塗りもいいところ。
「コースター欲しいなぁ」と念じてみましたが、結局もらえず。
(引き寄せの法則はウソでした)
まとめ:ポルシェのディーラーは冷やかしで行くようなところじゃない
ふだん富裕層を相手にしているポルシェスタッフにとって、「ポルシェに手が届かない庶民」を嗅ぎ分けるのは朝飯前なのでしょう。
車、靴、腕時計、バッグ、服装、雰囲気で簡単にバレます。
そして「ポルシェに手が届かない庶民」だと見破られてしまったが最後、無言の帰れコールとともに放置プレイがスタートします。
試乗なんて夢のまた夢。ハンドルを握るどころか、車体に指一本触れることすらできません。
無料でポルシェを運転できたらラッキーだよな、なんて卑しい考えは捨てましょう。
911がダメでも最悪ケイマンを運転できたらいっか、だなんて戯言もいいところ。
堂々とポルシェのディーラーに入りたければ方法は2つしかありません。
- 金持ちになる
- ディーラーに就職する
できれば前者がいいですね。
ポルシェでココアを飲めるようお互いに頑張りましょう。
以上、20代夫婦が冷やかしでポルシェのディーラーに行ってみた感想でした。
冷やかしで行っても恥ずかしい思いをするだけなのでご注意ください。
(ディーラーにいるだけで悪いことをしている気分になりました。一応、法律的にはOKです)