この記事では「スポーツカーは他の車よりも維持費が高いのか」を書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
私は後期型のトヨタ86に乗っていたことがあります。
結局のところ、スポーツカーの維持費は高いのか?
まず結論を書いてしまうと、スポーツカーの維持費はけっして高くありません。
多くの人が抱く「スポーツカーの所有にはお金がかかる」という認識は、正しくないといえます。
燃料代(ハイオク)は高い
たいていのスポーツカーは燃料にハイオクを指定していますね。
ハイオクはレギュラーガソリンよりも単価が高いので、こうした点で「スポーツカーは維持が大変」と感じる方がいるのでしょう。
ですが、レギュラーとハイオクの価格差などたいした問題ではありません。
スポーツカーを趣味だとすれば、一般的な趣味(映画や旅行)にかかる出費と比較して、けっして高いわけではないのです。
レギュラーガソリンとの差額は月々1000円
ちなみに、ハイオクとレギュラーガソリンの1ヶ月の価格差はたったの1000円です(走行距離を1000km/月として)。
細かい計算は別記事で行なっています。
「妻を説得してスポーツカーを買いたい」と考えている方にはとくに参考になるので、ぜひ読んでみてください。
月にプラス1000円の出費なら、映画を1回観に行くよりも安く済みますよね。
(ただしスポーツカーは燃費が悪い)
スポーツカーの任意保険料は安い
車種にもよりますが、スポーツカーの任意保険料は安いといえます。
同時期に所有していたコンパクトカーよりも、86のほうが月々2000円ほど低料金でした。
担当者に理由を尋ねたところ「86は事故率が低いんです。事故率が低い車種は保険料も下がります」とのこと。
86のオーナーはあまり事故を起こさない(つまり保険会社にとってはありがたい)ため、低い料金設定となっているのです。
86オーナーの年齢層や運転スキルを考えてみても、確かに事故は少ないだろうなと感じます。
事故率の低さは86に限らず、たいていのスポーツカーにいえるのではないでしょうか。
他の維持費は大差ない
ガソリン代と保険料以外の維持費に関しては、スポーツカーであれふつうの車であれ大差はありません。
駐車場代はスポーツカーでもSUVでもミニバンでも一緒です。
車検費用だってスポーツカーだけが特別高いわけではありません。
挙げるとすればタイヤ代
強いていえばタイヤ代くらいでしょうか。
スポーツカーはタイヤの径が大きいこともありますし、また性能を活かすためには高性能タイヤを履かせる必要があることから、どうしても料金が余計にかかってしまいます。
とはいえ、「タイヤ代が払えないからスポーツカーを手放す」なんてことにはならないと思いますが。
まとめ
スポーツカーの維持費は(他の車に比べて)けっして高くはない、といえます。
「スポーツカーはお金がかかる」などとよくいいますが、おかしな改造やチューニングをせず、ふつうに乗っているぶんにはべつにふつうです。
オジサンの意見は無視
質問サイトを覗いてみると、「スポーツカーを買いたい」若者の希望を打ち砕くのが趣味としか思えないオジサンたちの回答が散見されます。
でも、あれを真に受ける必要はありません。
回答を読む限りでは、「今現在なんらかの事情でスポーツカーに乗れない(家庭的、経済的事情)」状況にあるオジサンたちが、僻みや妬みの感情で若者の夢を潰そうとしているようにしか見えません。
現実はこんなにも厳しいのだ、やめておきなさい。
スポーツカーを買おうなどと馬鹿なことを考えず、オジサンとおなじ軽自動車にしておきなさい、みたいな。
ときには「ほとんどのお金をスポーツカーに吸い取られて生活に困るだろう」とか、預言者みたいなことをいったりもしています。
まぁ、庶民がフェラーリを見て「すぐ故障するし運転しにくいし実用性もないからあんな車いらないよ」といっているのと、ほとんどおなじ構図ですね。
個人的には「買ってから判断すれば?」といいたい。 もちろん、スポーツカーを買おうか考えあぐねているあなたにも。
(この記事は悪魔の声にたいする天使の声みたいなものだと思ってください)
ポンコツはやめておこう
ただ、オジサンの意見はある意味で正しかったりします。
というのも、中古で買ったポンコツのスポーツカーは、たぶんあちこちにガタがくるからです。
もし「スクラップ寸前のスポーツカー」みたいな車を買ってしまうと、修理に次ぐ修理が待っているかもしれません(そしてスポーツカーの部品代は比較的高い)。
まぁこれは、スポーツカーの維持費が高いというよりは、「ポンコツの中古車を買うと大変」という話のような気もしますが。
以上、結局スポーツカーはお金がかかるのか、でした。
(所有にお金がかからないとされている)86の維持費を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。