フィアット500を買って後悔する5つのリスク。欠点は維持費と乗り心地

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フィアット500チンクエチェントの長所は、ルックスがキュートで個性的であること、それだけです。

 

見た目に惹かれて国産車のような感覚で購入してしまうと、維持費や振動や変速ショックやらを目の当たりにして「こんなハズでは……」と後悔するかもしれません。

後悔を避けるために重要なのは、事前の情報収集です。

 

フィアット500はイタリア製の自動車で、いわゆる外車・輸入車というやつです。

ゆえに、私たちが慣れ親しんでいる国産車とはさまざまな点で異なります。

 

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ではフィアット500には、いったいどんなマイナス面があるのでしょうか。

 

この記事では、

  • 部品代や修理費用の高さ
  • レギュラーではなくハイオク
  • デュアロジック変速時の不快さ

など、「フィアット500を買って後悔するリスク」をわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

フィアット500を買って後悔する5つのリスク

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フィアット500の内外装はお洒落ですが、見た目だけで購入を決めてはいけません

美しい薔薇には棘があるように、可愛らしいフィアット500にも短所があります。

 

いざ納車されてから「え……フィアット500ってこんなクルマなの……」とショックを受けないよう、あらかじめ特徴を知っておきましょう。

 

フィアット500の欠点としては、

  1. 維持費・修理費の高さ
  2. デュアロジックの振動
  3. エンジン音のうるささ
  4. 後席への乗降性の悪さ
  5. 下取り・買取価格の安さ

これら5つが挙げられます。

それぞれの詳細と、私たちにオーナーできる短所への対処法を見ていきましょう。

 

1. 維持費・修理費が高い

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フィアット500に限らず、輸入車はどれも国産車よりランニングコストがかかります。

 

「なぜ外車は高いの?」

そう疑問に思うかもしれません。

 

そこで、天然水をイメージしてみてください。

国内で採れた天然水よりも、外国産の天然水(たとえばフランス産のボルヴィック)のほうがスーパーで高く売られています。

 

自動車も似たようなもので、海外から車両を持ってきたり、部品を輸送したりするぶんだけコストがかかります。

たとえば、フィアット500の部品代や工賃は、国産車のおよそ2〜3倍です。

 

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したがって、国産車なら工賃含め1万円で済む部品交換があったとして、フィアット500の場合には2〜3万円近くかかる計算になります。

 

ちょうどルイヴィトンのバッグを買うのとおなじで、フィアット500に乗ってセンスや個性をアピールするにはお金がかかる、とお考えください。

そう、ファッションでも自動車でもお洒落や差別化をするにはお金がかかるのです。

 

ちなみに、フィアット500はオートマでもマニュアルでもなく、セミオートマのトランスミッションを採用しています(AT限定免許でOK)。

名称をデュアロジックといい、ダイレクトな走りを楽しめる反面、しばしば故障やトラブルが発生することで知られています。

 

ちなみに、デュアロジックの修理や交換には20万円近い費用がかかります。

これを負担するのは大変ですので、フィアット500はできるだけ新車で買いましょう。

 

というのも、新車で購入すれば「3年間のメーカー基本保証」が全車標準でついてくるからです。

 

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新車保証に加入していれば、万が一フィアット500のデュアロジックに不具合が生じたとしても、ディーラーにて無料で対応してもらえます。

私たちオーナーにかかる負担はありません。

 

したがって、パーツが壊れたらすべて自己負担となる中古車を買うのは避けたほうが良いでしょう。

 

「いや、フィアット500は中古のほうが断然安くてお得だから」

そう思うかもしれませんが、上のような故障のリスクを孕んでいるからこそ、安いのです。

つまり、安さの裏にはワケがある(あまり欲しがる人がいない)、ということです。

 

もし中古で買うとしても、ディーラーで試乗車として使われていた「新古車(新車保証継承)」を選ぶことをおすすめします。

保証無しで乗っていてフィアット500に不具合が生じた場合、渡された請求書を見て顔が真っ青になるかもしれません。

 

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それから最後に、輸入車の例に漏れずフィアット500の燃料はハイオク指定です。

レギュラーガソリンでも軽油でもなく、もっとも単価が高いハイオク(1リットルあたりレギュラープラス10円ほど)で走ります。

 

ですので、フィアット500を買うならガソリン代の安さには期待できません。

ちなみに国産車の場合、一部の高級車やスポーツカーがハイオク指定となっており、フィアット500はこれらと同類の"贅沢な仕様"です。

 

 

2. デュアロジックの振動

先ほど、フィアット500のトランスミッションはATでもMTでもCVTでもなくデュアロジック(セミオートマ)だとお伝えしました。

 

デュアロジックの欠点は、耐久性の低さだけではありません。

デュアロジックが変速する際、車両にトンデモナイ振動が生じます

 

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たとえば、発進して1速から2速に切り替わるタイミングでガックン、2速から3速に変わるタイミングでガックン……ずっとこの調子です。

たとえるなら、初心者が運転するマニュアル車に乗っているかのような揺れ、が生じます。

 

お世辞にも"快適な乗り心地"とはいえません。

むしろ、国産車では考えられないくらい劣悪な乗り心地です。

変速ショックで乗員の頭が前後にぐわんぐわんと揺さぶられます。

 

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ですので、フィアット500の乗り心地を「国産の軽自動車やコンパクトカーと大差ない」などと考えないほうが良いでしょう。

 

購入前にかならずFIATのディーラーを訪れ、試乗車を運転してみてください

キュートな見た目に反して走りはガサツです。

 

フィアット500の走りはキビキビしており、運転していて楽しいことは間違いありません。

がしかし、快適かどうかは別の問題です。

 

もし自分ひとりではなくクルマに誰かを乗せて走る機会が多いなら、同乗者から「酔う」だとか「首が疲れる」だとかのクレームが出るかもしれません。

 

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国産の軽自動車やコンパクトカーのほうが、フィアット500よりよほど振動や揺れが少なく、快適です。

フィアット500を買うために必要なのは、お洒落さと引き換えに快適さを手放す「覚悟」だといえるでしょう。

 

3. エンジン音がうるさい

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フィアット500のエンジン音を聞いたことはありますか?

フィアット500は、可愛らしいルックスに似合わないワイルドな音を出します。

 

排気音もそうですし、車内にまで伝わってくるエンジン音もそうです。

早い話が、静粛性が低い、ということです。

 

もしエンジン音のやかましさが気になる場合には、直列4気筒1.2Lの自然吸気モデルを選ぶのが良いでしょう。

気筒の数が多いほど、エンジンは静かに滑らかに回ります。

 

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TWINAIR(ツインエアー)というターボモデルは直列2気筒というバイクみたいなエンジンを搭載しており、これは車の内外になかなかの騒音を響かせます。

パワーがあるのはツインエアーですが、エンジン音が騒々しいのもツインエアー……ターボにするかどうか悩ましいところです。

 

「そんなにうるさい?大袈裟なのでは?」

そう思っている方がいるかもしれません。

もちろん、味の好みが違うように、音の感じ方も人それぞれです。

ですので、ぜひディーラーの試乗車に触れて自らの耳でエンジン音をご確認ください

 

「これくらいなら許容範囲だ……」と思えたなら、エンジン音に関しては問題ない(買っても後悔しない)といえるでしょう。

 

4. 後席への乗降性が悪い

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フィアット500チンクエチェントの乗車定員は4名ですが、3ドアです。

ゆえに、後部座席に人を乗せる場合には、前席シートの背もたれを倒さなければなりません

 

これがたとえば国産コンパクトカー(たとえばヤリスなど)であれば、後席の両サイドにもドアがついており、乗員はラクに乗り降りできます。

わざわざ前席のシートを倒す必要はありません。

 

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それからコンパクトカーの乗車定員はたいてい5名ですが、おなじ普通車でも、フィアット500の定員は4名です。

4人乗りで後席は乗り降りがしにくい……フィアット500は利便性が低いといえるでしょう。

 

少なくともフィアット500は3〜4人で乗るような自動車ではありません。

快適に乗れる人数は1〜2人です。

 

ちなみに、おなじく輸入車のMINIクーパーには3ドアモデルと5ドアモデルが存在しますが、フィアット500は3ドアモデルのみの設定となっています。

 

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もし後席に人を乗せる機会が多いなら、フィアット500チンクエチェントではなく、FIATの500XあるいはPANDAを買うのが良いでしょう。

いずれのモデルも5ドアで、リアシートにアクセスしやすいのが特徴です。

 

たいていのオーナーは、フィアット500の後部座席を"荷物置き場"として使っています。

 

 

5. 下取り・買取価格が安い

私たち日本人の多くは、外車にたいしてどこかネガティブなイメージを抱いています。

 

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たとえば、

  • 故障が多そう
  • 維持費が高そう
  • メンテナンスが大変そう
  • 近くにディーラーがなくて不便
  • ウインカーとワイパーのレバーが逆で面倒

といった具合です。

というのも、国産車(日本車)の耐久性や信頼性が世界トップクラスだからです。

 

わざわざ高いお金を出してまで不安な輸入車を買うこともない……そう考える人が多く、事実、中古の輸入車はさほど人気がありません

中古の輸入車に「すぐ壊れそう」という印象を抱いているのでしょう。

 

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だからこそ輸入車の下取・買取価格は国産車にくらべて低めです。

高いお金を出して買い、手放す時には安く買い叩かれてしまう……いちど誰かの手に渡った輸入車は資産価値がグッと下がってしまいます。

 

したがって、リセールバリュー(売却額)を気にする人には輸入車は向きません。

  • お金は気にしていない
  • 廃車寸前になるまで乗り続ける

フィアット500は、このようにお金か愛のあるオーナーに適した車です。

 

まとめ

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フィアット500の欠点は、

  1. 維持費・修理費の高さ
  2. デュアロジックの振動
  3. エンジン音のうるささ
  4. 後席への乗降性の悪さ
  5. 下取り・買取価格の安さ

これら5つです。

このうち維持費や買取価格は「お金」の問題、デュアロジックとエンジン音、それから乗降性は「快適さ」の問題だといえます。

 

金銭面については、家計に相談すれば「買っても大丈夫そうかどうか」はわかります。

ただし、乗り心地や快適さに関しては、ネット上で情報を集めるだけではわかりません

 

ちょうど食べたことのない料理の味とおなじで、想像だけではどうにもならないからです。

したがって、ひとまずお近くにあるFIATのディーラーを訪れてみてください。

 

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フィアット500の展示車を隅々までチェックしたり、試乗車に乗って公道をドライブしてみたりすれば、「買っても後悔しないかどうか」を自らの感性で判断できるでしょう。

 

ひと目でフィアット500だとわかるあの個性的なデザインに惚れたなら、大好きな恋人の短所に目が行かないように、欠点などさほど気にならないかもしれません。

 

試乗予約はFIATのウェブサイトにて可能です。

歯医者や美容院のように、あらかじめディーラーに試乗の予約を入れておけば当日はスムーズに対応してもらえます。

 

「やっぱり買うのはやめよう……」もしそう決めるとしても、ひとまず試乗してからで遅くはないはずです(運転してみたらどうしても欲しくなるかもしれない)。

 

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くわえてFIATのウェブサイトでは「ローンシュミレーター」を無料で試せます

 

購入を考えているモデルに希望のオプションを付けると総額いくらになるのか、月々何万円ほど返済することになるのか、ボーナス月の支払いはどうするか……など、ぜひ具体的な返済プランを考えてみてはいかがでしょう。

 

クルマの下取り・売却で損をしないためのポイント

クルマの下取りや売却で損をしないために大切なのは、一社ではなく、複数の買取業者に査定してもらうことです。

実際、私がコペンローブを売却した際には、業者によって査定額に31万円の差がありました。

 

想定を超える査定額が出たら、

  • グレードを上げる
  • 高価なオプションを付ける

など、つぎのクルマ選びで贅沢ができるかもしれません。

査定=売却確定ではないので、気軽に愛車の価値をチェックしてみてはいかがでしょう。

 

一括査定:電話ラッシュを避けるには?

クルマを1万円でも高く売るなら一括査定がおすすめです。

 

たとえるなら、複数の企業から内定をもらい、条件が良いところに就職を決めるようなものだとお考えください。

比較して選べることに価値があります(安く買い叩かれずに済む)。

 

「一括査定はたくさん電話がかかってくるのでは?」

と不安な方がいるかもしれません。

 

たしかに一括査定に営業電話はつきものですが、イカプラは違います。

複数の買取店とのやり取りをイカプラが行うため、われわれは最高額を出した一社とだけ連絡を取ればOKです。

 

一括査定にありがりな"電話ラッシュ"とは無縁です。

  • 煩わしい電話対応ナシ
  • 比較して最高額で売却

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迷ったら一括査定を選んでおけば間違いありません。

 

以上、フィアット500を買って後悔するリスクでした。

【結論】維持費や修理費用が国産車よりも高い。デュアロジックの変速ショックが大きい。エンジン音が騒々しい。後席への乗降性が悪い(快適に乗れるのは2人まで)。下取・買取価格が安い。これらを許容できるならフィアット500を愛車にしても悔いはないはず。諸々を許容できるかどうか、ディーラーで実車を確認しよう。

 

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電気自動車フィアット500eの販売方法に関して、当サイトにはこんな記事があります。

 

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デュアロジックの交換……23万円、クラッチディスクの交換……10万円、このあたりの事情についてご存知ですか?

 

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