この記事では吉田覚著『働かないふたり』という漫画をご紹介します。
読むとほぼ確実に勤労意欲が削がれてしまう恐ろしい作品です。
興味のある方は、覚悟を持ってお読みください。
ただし仕事が嫌になってしまっても責任は取れませんので悪しからず。
漫画『働かないふたり』とは?
タイトルのとおり、主人公である兄妹は仕事をしていません。
ふたり揃ってニートで、実家で親のスネをかじって生活しています。
兄妹は家でゲームばかりしていて、とくに悪びれる様子もありません。
清々しいほどのニートっぷりです。
夜中までゲームをして昼まで寝る。そんなふたりの日常を描いた、ほのぼのとした物語です。
仕事をしていない読者
『働かないふたり』の熱心な読者は、主人公とおなじく働いていない人が多いのだとか。
単行本4巻の後書きに作者がそう綴っていました。
ニートの共感を呼ぶマンガなのか。
あるいはこのマンガに触発されて仕事を辞めてしまったのか。
因果関係はよくわかりませんが、なんにせよ、読んでいて働く意欲が失せることだけはまちがいありません。
彼らを見ていると「こんな自由な生活を送りたいなぁ」と羨ましくなります。
ハマってしまったら、あなたも無職になるかも?
どんな内容なのか
ニート兄妹がひたすらダラダラする様が描かれています。
ゲームをしたり、くだらない会話をしたり、おやつのケーキを落としそうになったり、妹がダイエットを始めたり。
まぁふたりとも家に引きこもっているニートなので、 これといった事件は起こりません。
1話がかなり短く、1冊にたくさんのストーリーが収録されています。
ちょっとした空き時間やトイレの中などで2〜3話をサクッと読めます。
「好きなことをして生きる」の究極系
書店に行くと「好きなことで生きていこう」系の本がたくさん並んでいますね。
「好きなことしかやらない」というのがブームのようです。
ですが、そうした自己啓発本も結局は「好きなことで稼ぐ」ことを推奨しており、1日中ゲームをしていればいいよ、とは書かれていません。
あくまでも働くことが前提です。
いっぽう『働かないふたり』には好きなことだけで生きていくライフスタイルの究極系が描かれています。
嫌いなことはいっさいやらず、ひたすらゲームをやり、テレビを見る。
これこそが本当の「好きなことだけで生きていく」姿です。
好きなことがお金になるだなんて、ちょっと都合が良すぎるので。
好きなことだけやっていたら、大多数の人がたぶんこの兄妹のようになります。
ニート気分を味わう
ほとんどの社会人は「仕事を辞めて暮らす」ことなどできません。
生活のために働いてお金を稼ぐ必要がありますからね。
だからこそ、『働かないふたり』を読んでニート気分に浸ってみてはいかがでしょう。
実際には叶えられない夢を見させてくれます(宝くじにでも当選すれば話はべつですが)。
ただし、ニート気分に浸り過ぎてしまうと勤労意欲がゼロになるのでご注意ください。
確実に会社へ行きたくなくなります。
まとめ
漫画『働かないふたり』をご紹介してきました。
ニート兄妹がツラい思いをしていたり、お金に困っていれば「おれはしっかり働こう」という気になれるのですが、無職なのになんとも幸せな日々を送っているんですよね。
そこがまた厄介で。ただただ羨むことしかできません。両親も甘いし。
とはいえ、あくまでもマンガの世界の話です。
『働かないふたり』を読んで会社を辞め、『アフロ田中』を読んでアフロにし、『ONEPIECE』を読んで大航海に出ていては、身が持ちません。
ですから我々は、堅実に現実に生きるとしましょう。
以上、読んだら仕事を辞めたくなる漫画『働かないふたり』の感想でした。
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